社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

したたかなTV朝日グループ

2010-10-14 23:35:59 | マスコミ批判
 チリの鉱山事故の救出劇に世界中が涙した。人間の「生存の憧れ」と言う琴線に触れたのであろう。また、TV朝日が中国の問題点をテレビで流した。報道としてではなく、バラエティー系の教養番組で放送した。さすがに尖閣問題で中国偏向を続けられなくなったのだろう。日中記者交換協定に抵触しないのだろうか、他人事ながら心配になる。しかしこのしたたかさがTV朝日なのかもしれない。あれほど北朝鮮を支持していたテレビ局でありながら、拉致事件が国会で警察庁長官が取り上げたにもかかわらず、政府が動かなくて、国民がおかしいと思い始めると大阪朝日放送の記者が活躍した。彼は出世できたのでしょうか?そして朝日新聞グループは北朝鮮をあれだけ支持しておきながら世論の非難をかわそうとする。鳥越キャスターが朝の番組で、自分たちが「『北朝鮮はこの世の楽園』とか報道し帰国事業を支援したことに後悔している」と述べた。
 しかし1ドル80円の円高のニュースに隠れてEUが中国に関税をかけると言うニュース(ニューズウィークより)を飛ばしている。やはり中国に都合が悪いニュースは極力放送しないようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文化は国防

2010-10-14 00:05:55 | 社会常識と教育
 世界中に移住しその勢力を拡大している華僑、しかし南北朝鮮には華僑が活躍していないと耳にした。華僑の方に聞くと住みにくいそうだ。
 プーチン元ロシア大統領が小泉元首相にG8でシベリアに移住してくる中国人問題を相談した。「文化が最大の武器だ」と言うようなことを答えたようだ。
 背広とネクタイはイギリスが世界に広め、家電やモータリゼーションはアメリカが映画を使って広めた。我々日本人でもアメリカ映画でナチスの軍服を見ると無意識に「悪者」と認識してしまう。現在の日本はマンガやアニメの国際的な影響力に国家として活用できていない。パリにあるマンガ喫茶は盛況だそうだ。日本に留学していたフランス人が始めた。日本が世界に発信すべき理念や国益などをマンガやアニメで伝えるということを国が力を入れても良いのではないか。1990年代(小平時代)の中国で大人気だったのがNHKの「おしん」である。「魯迅の阿Q正伝のように悪事を働か無くても『おしん』の様にまじめに悪いことをせずに頑張ればよいことがある、『おしん』を見習え。」と言う意味の発言をしたのが小平氏だった。
 何もお花やお茶だけが外国に出せる文化ではない。忍者の人気は日本人が想像できないほどである。これもアメリカ映画やアニメやマンガの影響によるところが大きい。
 このようなツールを使い日本の考えを世界中に伝えることができるのだが、肝心な日本の考え(国家戦略)がない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする