日米合同軍事訓練がロシアの電子偵察機の侵入で中断した。ミサイルや射撃官制装置のレーダー波の周波数等を入手するためと考えられている。ミサイルのレーダー波など志向性が強い電波は接近しなければ入手できない。諜報活動の一環でもある。
しかし、ここまで堂々と行うとは、民主党の尖閣問題で露呈した「弱腰」が影響している。逆の場合ではどうだっただろうか?おそらくロシアは演習を邪魔した侵犯機を撃墜していたであろう。米国が中東で手一杯で極東に大きな兵力を割くゆとりがないことも原因だと思われる。いずれにしろ民主党の安全保障政策は「無能」と周辺国は見て取ったのであろう。いくら現場の自衛隊が奮闘してもシビリアンコントロールの政府が軍事的に無知であり「口だけの弱腰」と周辺国が見ている。
この状況を打開するには1000の言訳より1つの行動しかない。最早ハリコのトラは通用しないのだ。そして中、ロ、北朝鮮に近い社民党との連立模索。これでは国家の安全保障政策は困難となるのは当たり前である。政権の末期症状であるならば構わないが、国家の末期症状でないことを願うばかりだ。
孫子が言う戦闘が長引くのは下策であり、戦闘を行うのであれば短期であることが重要である。イスラエルがある意味このことを守っているようだ。