社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

国民の程度が国会議員の程度

2010-12-10 00:02:08 | 社会常識と教育

 文章で理解できない方が意外に多いことに驚きを隠せない。単語でのみ理解するようだ。しかし我々の社会は文章で成り立っている。マスコミの単語だけ切り取る報道も問題である。小泉元総理の短い単語だけのフレーズが国民に分り易かったので支持率が高かったとしたら、「国民の程度(知性)が議員(知性)の程度」と言うことを如実に示している。

しかし、小泉元首相は拉致問題を顕在化した実績もある。それまで北朝鮮の友党と言っていた社会党が崩壊した。しかし、この問題も自民党政権下で時の警察庁長官が国会で答弁したにも関わらず何も出来なかった歴史がある。

社民党は未だに現実と自分たちの主張との乖離に気が付いていないようだ。村山元首相が神戸に自衛隊を出さずに何千人殺したことを国民は忘れない。この2つの事件で国民を守ることが社会党にできないことが国民に分ったのである。しかしその残党の社民党議員には理解できていないようだ。

インターネットが普及したことで、マスコミ各社の報道内容を比較できるようになった。時系列に比較することも容易になった。ここに既存マスコミ、特にテレビ局が不快な点がある。外電の場合そのソースが限られてくる。同じニュースソースがなぜ変化するのか、より顕在化し易くなった。環境的には国民の理性的な判断がし易くなったということであるが、国民の側は文章で理解する方より、単語でフレーズのみでしか理解できない方が増加したのではないか。若者言葉が普及することで日本語が崩壊し始めた。仕事現場のマニュアルが理解できない若者が増加したのである。日本の国力そのものを低下させている。

マスコミのこの部数を売らんがため、視聴率を取るためだけの流れを止めなければ益々文章で理解できない方々を量産することになる。引いては国力の低下を招くであろう。日本は資源のない国である。日本は知恵と技術で国際社会を泳いでいくほかは無い国である。

 

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