社会科学上の不満

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武器輸出はダメだけれどテロのアイディア輸出国日本

2010-12-05 00:08:30 | 社会常識と教育

1995320日、オーム真理教による地下鉄サリン事件が起きる。日本は意外にテロのアイディアの輸出国だ。1972530日、岡本公三ら日本赤軍によるテルアビル空港無差別銃乱射事件。1974813日、和光晴生ら日本赤軍によるオランダハーグのフランス大使館占拠事件。1970331日、田宮高麿ら日本赤軍による「よど号」ハイジャック事件などその後の類似犯のモデルを輸出した。民間機のハイジャックや空港の無差別銃乱射、大使館の占拠、地下鉄での毒ガステロなど正に日本人の犯罪がオリジナルである。この中で特異なのがオーム真理教の朝憲紊乱罪(クーデター)である。日本政府はクーデターを認めずに殺人罪で対処している。何が特異かと言うとこの事件だけ狂信者たちの事件であるためだ。現代日本では珍しく「宗教が人殺しをさせる」という歴史や外電に於ける活字の中の出来事が現実化した事件でもあった。現実にオーム真理教は宗教法人であった。渋谷駅のハチ公前広場で毎朝踊るオーム真理教は不気味でもあった。この感覚がヨーロッパでブルカ禁止法を圧倒的多数が指示した心情だろう。極端に言えばオームもアルカイダも同じ狂信者である。

しかし狂信者と言う概念を大きく括れば日本赤軍もマルクス・レーニン主義と言うイデオロギーと言う名の宗教に狂った同じモノなのかもしれない。問題は、この日本赤軍に憧れをもっていた方やシンパシーの方が現在のマスコミの中枢部を固めていることだ。そこまでの根性がないから日本赤軍には参加しなかった。根性がないからニゲるのが得意、無責任である。いずれ時代と共に駆逐されるであろうがこういうダニは際限ない。

模倣犯の真似をされて被害にあっている国は日本政府の生ぬるさに憤慨している。なぜ未だにオーム真理教が存続しているのか。日本赤軍のシンパは自然消滅してきているのか?

コメント
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