社会科学上の不満

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中国の空母「遼寧」の評価

2014-07-17 00:00:20 | 外交と防衛

2014/06/29(日)23:18:29 ID:RyR4g8fbN

「漢和防務評論」は25日、2年前にロシア海軍の造船専門家が「遼寧」の改造について、「ロシアと中国では鋼材の質、構成、比重が異なる。しかも20年間メンテナンスがされていなかったことから、特に溶接箇所で化学反応が起き、内部の鋼板が変形して船体が傾く可能性がある」とし、改造が成功したかどうかは「3-5年経過しないと分からない」と論じたことを紹介。
 そのうえで、このほど「遼寧」の中期的メンテナンスで公開された画像を見た英国の海軍専門家も同様の見解を示し、「変形や傾きなどが生じれば、船は廃棄となる。内部の状況ははっきりしないが、『遼寧』の改造ペースが速かったことは印象深い」と語ったことを伝えた。
 記事は一方、ロシアの専門家による予測から2年が経過した現在も、写真からは内部の変化や船体の傾きが発生した様子はないと分析。その理由について、「遼寧」に24機搭載される予定である戦闘機の「殲-15」(J-15)が現在まで6機程度しか生産されておらず、「遼寧」上の荷重がまだ軽いことにあるとした。
 そして、今後「殲-15」24機に加え、弾薬のストックが搭載された場合に、金属疲労が発生するリスクがあり、その結論が出るのは5年以内であるとの見解を示した。(編集担当:今関忠馬)
http://news.searchina.net/id/1536147

 遼寧

 大手製鉄会社OBの方から前々から聞いていたが、中国に空母に使える「鉄鋼」を生産出来る技術力はないそうだ。

 空母は、ローリングやギャザリングという「波」による横ゆれや縦ゆれで船体の歪みに対する強度の他に、30tもの艦載機の発艦や着艦による衝撃に耐えねばならない。着艦速度の約250km/h×30tもの衝撃を受ける。同様に発艦時はマイナスの力がかかる。

「これらの力に耐えうる鋼鈑を造る技術力はない」と断言されていた。

  未だに艦載機の着艦訓練はスムーズに行われていないようだ。このBLOGでも何度も「遼寧」は張子の虎であると記載してきたが、とうとうロシアや英国の公式な機関が発表し始めた。如何なる事情が裏にあるのか?

 また、この艦船はドックにいる期間も多い。余談だが未だ韓国の「独島」と言う燃える艦船よりましだが、こちらも長期にわたりドッグ入りしているようだが。

 中国の造船能力とは、このようなモノである。韓国同様、基礎技術に予算をかけない。コピーするだけである。故にノウハウが蓄積しない。見掛け倒しの技術である。

 ロシアの駆逐艦をコピーするもトップヘビーの改善もなしにそのままコピーする。海上でトップヘビーであることは重心が高く転覆の危険性が高いと言うことである。

  ソヴレメンヌイ級駆逐艦

 艦船の重心の重要性は韓国のフェリー事故でも実証されているので理解し易いと思われるが如何であろうか?

 これで海上自衛隊とやりあうつもりなのか?よほどお目出度い思考をするのが人民解放軍なのかな。

 さすがソマリア沖で海賊にボコられた唯一の海軍である。口だけでは海軍力はメッキが直に剥げる。技術力の裏づけが必要であるためだ。

 故に日本の技術が狙われているのである。中国の研修生や留学生は「国防動員法」により中国大使館からの命令によりスパイ活動を行わなければならない。

その対策に日本の中小企業は無防備である。意外に大企業と別の意味のノウハウの宝庫である。この中小企業(正確には東京大田区の町工場)に目をつけたのはマレーシアのマハティール元首相だった。

コメント (1)
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