社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

狂信者は異文化への恐怖を招く

2013-01-21 00:01:05 | 外交と防衛

 狂信者の論理は同じ宗門の方々にも受け入れ難い。まして人種や民族が異なる場合その傾向が強まる。先日アルジェリア軍が人質救出に強行突入した。イスラム原理主義者はフランスのマリ北東部を占領したイスラム原理主義への攻撃を中止するため宗教的に無関係の日本人を人質に採った。「アラーのためならば許される」と言う論理で。

 狂信者に話が通じるか?宗教的に無関係の日本人を狙ったと言う事は、活動資金のための身代金が目的であろうか?日本人を人質にしてフランス軍がマリ攻撃をやめるだろうか?また日本が身代金を支払うと「テロに屈した」と言うことで世界中から非難をあびることになる。更に「日本人は身代金を払う」と言う事で摸倣犯が増加する。日本政府としても悩ましいことだ。

 これが国民の大多数が文盲で食事も満足にできない貧しいアフリカ諸国に勢力を伸ばしているイスラム原理主義の状況を具現化した一例だ。そして先進国(主にキリスト教国)の援助で生きながらえている人たちがより宗教の狂信者になる。先進国の援助で多くの乳幼児が助かった。しかし教育がない、仕事もない、そこに狂信的宗教が入り込む。先進国である日本でも先の不安から狂信者に洗脳されたのがオウム事件だ。先進国に受けた恩が大きすぎて返せないので仇で返している、それがこの姿である。

 先進国の援助方法にも問題がある。「日本の援助は良く有難い」と耳にする。しかし他の先進国の援助は仕事の技術(初歩的なやり方さえ)を教えない。資金を渡すだけのようだ。

先進国からの援助が止まればやっていけなくなる。先日カリブ海の国のテレビが日本に来た。一番興味をもったのが、町工場でつくるバケツだった。彼らにはその技術さえない。

 世界に数億いるイスラム教徒からすれば、この狂信者は迷惑な存在だ。しかし他所の国にいる以上その国の法律や慣習に合わせなければトラブルは多発する。フランスがブルカ(イスラムの女性が外出時に顔隠す布)を禁止したのも治安面からも当然である。イスラム過激派の爆弾テロ犯は未亡人と少年が多いためだ。これがフランスの法律であり、フランスにいるイスラム教徒は遵守したくなければ出国すれば良い。日本でも言えることである。日本の法律や慣習を遵守したくなければ、帰国すればよい。

カナダに移住したイスラム教徒の家族がいた。その娘がカナダの女性同様ヘソ出しファッションになり男と遊びまわっているので、「家族の名誉を守る」と言う理由で父親が殺した。当然逮捕され、娘が未成年だったため長期刑となった。この父親、カナダのイスラム教徒の社会では絶賛され英雄視されているそうだ。この様に文化や慣習が大きく異なる人間がその国(地域)に同化することは難しい。また大挙して押しかけられた場合受け入れ側の国(地域)の対応は困難である。前例から治安の悪化は避けられない。綺麗ごとを言われる方はその被害者の前で言ってみて欲しい。

 

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日本の常識は世界の非常識

2013-01-20 00:01:13 | マスコミ批判

 日本の常識と他国の常識は異なる。この事に異を唱える方はすくない。しかし事特亜三国の事象となると途端に日本の甘ちゃんの常識を持ち込むのはなぜであろうか?本来高学歴で優秀のハズの日本のマスコミが、なぜそんなバカなことを行うのであろうか?

 日本の甘ちゃんの常識と言うのは「誰が日本に攻め込むと言うのか?」「日本はアジアに謝罪すべきだ(この場合のアジアとは特亜三国が中心)」「集団的自衛権の行使に当たる」など左翼マスコミの常等手段である。

 この集団的自衛権が禁止であれば国連への加盟はできない。国連とは日本の常識でありUnited Nationsとは連合国と言うのが直訳だ。この連合国は第二次世界大戦の戦勝国のグループがこの連合国である。United Nationsを「国連」と翻訳するのは日本だけであり他の国は「連合国」と翻訳する国が大多数である。それが意味するところ軍事同盟であり、国連憲章第1条1項は「国際の平和及び安全を維持すること。そのために、平和に対する脅威の防止及び除去と侵略行為その他の平和の破壊の鎮圧とのため有効な集団的措置をとること並びに平和を破壊するに至る虞のある国際的の紛争又は事態の調整または解決を平和的手段によって且つ正義及び国際法の原則に従って実現すること」である。下線部の「集団的措置」とあるが、これをなぜ日本だけが無視できるのか?

  条約の破棄は特別な手続きは必要ない。担当の大使か総理大臣が「破棄する」と発言すれば事足りる。松岡洋介全権大使が「脱退する」で国際連盟を脱退した。このような国際慣習を無視したマスコミが多い。単に無能なのか?それとも日本を罠に落としいれようとしているか?の何れかだ。彼らは前述の通り高学歴で優秀なハズだ。

 

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ヒットラーの予言

2013-01-19 00:01:25 | 社会常識と教育

 ヒットラーの予言なるものがあるそうだ。しかし普通の予言ではない。彼は為政者として幾つかの予言を自らの政策として実現している。「巨大なペニスが街を焼く」などICBMのことと想像できるし、その元祖はV2号ロケットである。ロンドンを焼いている。予言して自ら実行している。

 ヒットラーは良く「伍長殿が」と揶揄されているが、第一次大戦中の彼は伍長であった。しかも6度も表彰されている。権力を握る前の一般人の時代にだ。当時の戦友たちは彼を「不死身の男」と呼んでいた。彼自身の話では「あいつが」と告げるそうだ。憑依するそうだ。これが、彼がオカルト好きだったと言うことになるのであろう。

 「1989年人類社会には大きな変化がある」みたいなことを予言している。その年ベルリンの壁が崩壊した。これにはヒットラーは直接関与できない。1889年生まれの彼は生存して入れば100歳になっている。

 ヒットラー・ユダヤ人説なるモノを最初に聞いたとき、耳を疑った。しかしヒットラーの父はオーストリアの税務官吏=公務員である。当時の公務員(ハプスブルク家の家人)は身元の確認が厳しかった。しかしヒットラーの父は私生児だった。それなのに税務官吏になっている。ヒトラーの祖母がネイサン・ロスチャイルドの館の家政婦だったことはハッキリしている。ネイサン・ロスチャイルドはユダヤ資本の総本家の当主であり、いわばユダヤの王という立場だ。そしてその晩年は色狂いになり、だれこれ構わず女性に手を出した。ヒットラーの祖母がネイサンの屋敷にいた時代とネイサンが色狂いで名を馳せていた時代と重なるそうだ。故にヒットラーの父が私生児なのに税務官吏の職に就けたのではと疑える。さらにナチス政権を支えたクルップ財団はロスチャイルド財団の支流である。

現在ヒットラーの遺伝子なるものが幾つか残っているそうだ。「E1B1b」Yタイプの遺伝子だそうだ。この遺伝子の型は聖書で言うユタヤ人の型だそうだ。そうなるとヒットラーはユダヤの王、ネイサン・ロスチャイルドの直系の孫となる。

 ユダヤ人もアブラハムの子孫たるユダヤ人だけではない。ヨーロッパに多数いたのは「アシュケナージ・ユダヤ」と呼ばれるカスピ海北部にあったハザール帝国の末裔と言われる方々もいる。エチオピアのブラック・ユダヤもいる。ユダヤ教を信仰すればユダヤ人と現在されているが、アラブ人とユダヤ人は同じアブラハムを祖先とする。現在のイスラエルで権力を握るのはこのアシュケナージ・ユダヤ人だそうだ。

 ナチス・ドイツはどのように分類した未だに方法は解らないがこのアスケナージと純粋な(ステファラディ・ユダヤ)ユダヤ人と分別して、虐殺も行っていたそうだ。ただ第一次大戦後ロスチャイルド家は現在のイスラエルの土地にユダヤ人を帰還させる運動をしていたが全く振るわなかった。都市住民のユダヤ人に荒地の開発は向かなかった。同時期に旧ソ連が引き受けたユダヤ人も都市住民だったためかシベリア開発に適応できなくて、満州に約35000人が亡命する。1937年オールポール事件である。

ナチスの迫害がイスラエルに多くのユダヤ人を帰還させる結果となったのは偶然だろうか?

 そのヒットラーがオカルトに狂い予言したとされているのが前日の1989年の出来事である。彼は「これが変化の始まりである」としている。

*ネイサン・ロスチャイルド→×   レオポルド・フランケンベルガー→○

http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_hc/a6fhc616.html

アロイスの母マリア・アンナ・シックルグルーバーは、グラーツ市(オーストリア)のユダヤ人資産家フランケンベルガー家で家政婦として働き、その家の息子レオポルド・フランケンベルガーと肉体関係を持ち、赤子(アロイス)を生んだ。 フランケンベルガー家の戸主は、彼女と当時19歳であった息子レオポルドの為に、その赤子(アロイス)が14歳になるまで、彼女に養育料を支払っていた。 フランケンベルガー家と彼女の間には長年に渡って手紙の交換があった。 その手紙では彼女が養育料をもらう権利があるということが前提となっていた。 私生児は母の姓を名乗るという法律に従って、アロイスは40歳のころまでシックルグルーバー姓を名乗っていた」。 このハンス・フランクの記述は以後、多くの著書や論文のなかで紹介され

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歴史の評価はその時代の人間が行うもの

2013-01-18 00:03:29 | 社会常識と教育

 歴史的事実の評価(批判)はその時代の人間にしかできない。これが歴史を学ぶ上で最も重要な要素である。織田信長が比叡山を焼き討ちしたことを現代人が批判しても何の意味がある。当時により近い江戸時代の極初期(信長の死後約15年)、「信長公が比叡山を焼かねば徳川が行わねばならなくなっていただろう」と言う評価こそ、意味がある。

 その時代の社会風潮やその時代の考え方、常識で正義など180度入れ替わることが多々ある。特亜三国以外アジア諸国は日本の明治維新以降の研究に熱心だ。日本国内では明治期以降侵略の歴史として扱われている。だから特亜三国や他のアジア諸国に「謝罪しなければならない」と言う風潮をマスコミが作ってきた。これは特亜三国からの影響だけではない。GHQ(米国)が主体で作ってきた風潮だ。故に「米国からの真の独立」を口にされる右翼や左翼の方が多数入る。左翼の方の場合特亜三国の影響であるが、いずれにしろ日本の弱体化が目的である。米国はそれほど戦前の日本人の資質を恐れたのだ。

「戦後60年以上経過するのに」と良く耳にする。しかし世界史を良くみてほしい。敗戦国が戦勝国と対等になるには、1・戦勝国ともう一度戦争し今度は勝利(有利に停戦することも含む)、2・戦勝国が自滅する、3・200年待つか(オランダが英蘭戦争で敗北してから英国と同等に国際的地位を回復するのに200年を要した。これがそれまでの世界史上最短)の3つのパターンしかないそうだ。外務省OBで元タイ大使であった岡崎久彦氏の著書による。

この事からも日本とドイツとはとにかく頭を下げるしかない。これが故宮沢総理が言っていた「戦に負けると言う事だ」と言う発言からも窺い知れる。

  国際的な常識や慣習は、一般の日本人のそれとは大きく異なる。「日本の常識が世界の非常識」になるケースが多々ある。このような日本人のものの見方と、現在の常識で歴史的事実を見るとは、大きな過ちである。

例えば共産革命(レーニン革命)がヨーロッパに広がりつつあった1920年代、レーニンの手法はイスラム帝国の真似であった。「コーランか剣か」である、「マルクスか死か」であった。レーニンの行く地域では村単位でマルクスを拒否した村は皆殺しにされていた。それに恐れをなしたヨーロッパ諸国は対策をうつ。最初に動いたのは時の大英帝国であったそうだ。戦後悪名高い「特別高等警察制度(特高)」と「外事警察制度」をつくり運用を開始した。この制度を日本に持ち込んだ旧内務省の最初の英国留学生のご子息に当時の記録を見せていただいた。しかしこの「特別高等警察制度(特高)」は、戦時中反戦論者の摘発へと姿を代えて行く。戦争に反対する者は誰でも「アカ(共産主義者)」として摘発した、名目が合っていれば、合わなくともデッチ上げて「アカ(共産主義者)」として摘発した。本来共産主義者でない人間の方が多く摘発された。この名目さえ合えばと言う風潮は日本人の特徴かもしれない。

  歴史から学ぶことは多々ある。しかしその時代に生きていない人間が幾ら批判しても意味があるのか?帝国主義で植民地主義が世界の常識だった時代の出来事を現代人が当時の人間を批判して良いのか?

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中国から離れろ!!

2013-01-17 00:02:57 | 外交と防衛

 中国から技術者を総て撤退させフィリッピン、ベトナム、インドネシア、マレーシア、台湾に移管させては如何か?中国へは物の輸出だけにする。現在も技術者が軟禁されていると言う話を耳にする。そのための助成金を創設しては如何か、人口でも10億人近くなるのではないか?親日派の多い10億人のマーケット、こちらの方が魅力的ではないか。

 中国は日本に対して一歩も引く気はない。1985年の全人代で人民解放軍の劉司令官が「アリューシャンから香港まで中国の内海だ」と発言した。日本の国会と異なり発言には命がかかっている。中国の権力者の序列は共産党総書記、人民解放軍司令官、総理大臣となっている。新幹線の事故を首相が原因追求できなかったのは、鉄道が人民解放軍の隷下にあるためだ。行政府より上席なのだ。人民解放軍司令官の全人代での発言は、日本のマスコミが考えるより遥かに重い。

 中国人個人は日本に好意的な方も多い。しかし分母が13億人である。比率的には小さくなる。ノーベル平和賞の劉氏の家族も未だに軟禁されている。本人は米国留学という名目で厄介払いされたようだ。本人は亡命でもしたかったようだが。13億人の人口でノーベル賞は1人、北欧は中国人が世界に貢献したとは考えていないと言う事だ。

 中国と距離を採りながら付き合っていく他は無い。中国の立場なら今はロシアと仲良くすべきだが、「ウラジオストックは不平等条約で取られた」と言っているようだ。前述の劉司令官の表明に忠実な発言であった。その目標達成は2020年とされている。日本はこれだけ中国の海外進出の要素を掴んでいるが、しかし備えが後手に回っている。また責任を採ったことのない、左翼とマスコミが騒いでその備えを潰す。ここに何らかのメスを入れる必要がある。

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真面目も程度問題

2013-01-16 00:01:38 | 社会常識と教育

 軍隊での人事評価は、A真面目で優秀な人間、B不真面目で優秀な人間、C真面目で無能な人間、D不真面目で無能な人間に大別されるそうだ。そしてこの中で一番司令官などのトップに向くのが「B不真面目で優秀な人間」だそうだ。「A真面目で優秀な人間」は官僚やNo.2に向くそうだ。「D不真面目で無能な人間」は脅しと利益で動かせばよいそうだ。一番の問題は「C真面目で無能な人間」だそうだ。「A真面目で優秀な人間」と区別がつき辛いことに大きな問題がある。実際に現場で事に当たらせて見なければ解らないそうだ。ロンメル将軍やパンツァー・マイヤーやヨーヘン・ハイパーなどの優秀な人材は無謀な命令は無視している。しかし、アドルフ・アイッヒマンは真面目だけが取り得の人間だった。「ユダヤ人を処分しろ」との命令を忠実にそれも大々的に行った。「C真面目で無能な人間」が一番たちが悪い事例だ。TBSドラマの金字塔の「私は貝になりたい」も司令官が「捕虜を適切に処置しろ」と言う曖昧な命令を真面目で無能な管理職が現場の部下に押し付けて起きた事件だ。

 ナチス政権の中枢にもっと不真面目な人間が多かったらユダヤ人虐殺は起きなかったかもしれない、歴史のIFだ。この教訓は一般社会でも意外に大きいものだ。

 

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敗者の実態

2013-01-15 00:02:00 | 社会常識と教育

 前回、クローン技術についてナチス・ドイツの科学力(自然科学の分野)が人類社会で飛びぬけていたことを記載した。では社会科学の面ではどうであったのだろうか。

 現在日本は国民皆保険制度であり医療費の3割を負担する制度である。この制度や年金制度はナチス・ドイツが作った制度を日本が導入した。また一般女性の社会進出も参政権もナチス政権下で最初に実施された制度である。私も最初聞いたとき驚いた。そこでナチス政権下での政策を調べてみた。

 ナチス政権下では戦争が始まるまで、ナチス幹部は月に1度街頭募金に立たねばならかったそうだ。米国のフォードの技術支援によりフォルクス・ワーゲンの大量生産がはじまり、ワイマール共和国時代の天文的なインフレに苦しんだドイツ人は自動車を1家に1台所有できるようになった。この時カー・ローンが採用される。更にベルリンに移住者が増加する。ナチスの地方官がこの移住者から金銭を巻き上げようとする事件があった。その被害者は月1の街頭募金に出ていた、あの悪名高いアドルフ・アイヒマン(ユダヤ人虐殺の責任者)に窮状を訴えたそうだ。2週間後その労働者の家に来客があった。ヒットラー総統その人であったそうだ。ヒッラーはナチスの地方官の罪をこの家族に謝罪し、件の地方官を逮捕したことを伝えたそうだ。現代の我々には想像がつかないヒッラーのエピソードである。「なぜあの厳格なドイツ人がヒットラーを独裁者に選んだのか?」の疑問が、この時なんとなく氷解したような気がした。

 1938年フランスのエビアンにヨーロッパ諸国がユダヤ人問題で集まり会議を開いた。この会議は不調に終わり、ナチスによる「水晶の夜」と言う初期のユダヤ人排斥運動が起こる。このエビアン会議はヒッラーの呼びかで開催された。しかし他のヨーロッパ諸国の反対でユダヤ人問題は棚上げにされた。

 一般的に聞きかじっていたナチス・ドイツは実態と大きく異なっていた。日本の戦後史も同様である、宮沢元総理が「戦に負けるとはそういうことだ」との発言を思い出した。

 

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「ブラジルから来た少年」から

2013-01-14 00:01:41 | 社会常識と教育

 1976年にアメリカのアイラ・レヴィンが発表した小説、「ブラジルから来た少年」はヒットラーのクローンを取り扱った画期的なSF小説だ。日本ではハヤカワ文庫から出ていると思った。南米に逃げたナチス・ドイツの科学者メンゲル博士とナチス・ハンターのユダヤ人が主人公である。

 1976年と言うことは終戦から31年後と言うことである。小説を書くに当たり、調査等を行い、構想を纏めるのにどの位の時間を要したのだろうか?1~2年と言うことはないであろう。実際に南米にはメンゲル博士が逃亡したルート上にある村々に双子が異常に多い村々があるそうだ。双子が多い村々を選りすぐって逃亡したのか、メンゲル博士が何かしたのか解らない地域(ブラジルのカンディド・ゴドイ村)があるそうだ。メンゲル博士は1979年ブラジルにおいて海水浴中心臓発作で溺死した。

 この小説にはクローン技術で生まれた人間は遺伝子が同じだけの人間である。故にヒットラーの再来を望むならば、ヒットラーと同じ体験を経験させる必要があり、確か統計的に数百人に1人の割合でヒッラーのコピーが誕生するはずだとされていた。そのため年齢が24歳ほど離れた夫婦にヒッラーのクローンの赤ん坊を養子に出し、ヒットラーが父の死を体験した年齢に養父を殺害して行くという話だった、数百人の父親を。

 誰が殺すのか?ネオ・ナチがまた第4帝国(南米におけるナチスの亡命政権、存在すると言う噂)が実行犯であるとするものだった。時代が時代である。日本において「クローン」なる名称さえ知る人はいなかったころだ。この小説が「クローン」なる単語と技術を公にし、一般化した。

 最も私はヒットラーが南米に逃亡したという説を信じているが、いずれにしろ生存していれば最早120歳を超えている。それにドリー(クローン羊)のように生まれながらにして寿命を決定する(細胞分割の回数を決める)テロメアが短いわけであるから、オリジナルのヒットラーが細胞(遺伝子)を提供した年齢から、見た目は赤ん坊でも生物学的な人生がスタートする。

 現在の遺伝子学会の基礎が戦前のナチス・ドイツにあったということだ。その技術の恩恵が遺伝子治療であり、iPS細胞でもある。如何に当時のナチス・ドイツが人類史の上でも突出していたのか解る。ではナゼ、ナチス・ドイツだけ科学技術が突出したのだろうか?新たな疑問が生じてきた。

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毎年成人式に思うこと

2013-01-13 00:01:33 | マスコミ批判

 成人の日にマスコミが行うアンケートに「何歳から大人だと思いますか?」と言う問いがあるが意味があるのか?この問いは明らかに変な問いである。マスコミの無知を知らしめる問いである。おそらく20歳を中心にその返答のバラケ具合を表現しようとしているのだろうが、明らかに誤った問いである。大人の定義は?ここにも変数がある。「X+Y=5の時Xの値を求めよ」みたいな設問である。アンケートの設問は変数が1つで無ければ意味が無い。上記の設問は自然数ならば4通り、整数ならば10通りの解が出てくる。「20歳で成人として良いですか?」と言う問いならば統計的にも意味が出てくる。このような基本的なことが出来ないTV局が多いことに驚く。自分たちは視聴率と言う統計の中で食べているのではないか?このようなマスコミが行う世論調査である。受け手が設問文を吟味することが必要となる。

 漠然とTVや新聞の字面を見ていてはいけないということである。ネットにより最近はこの当たりの記事も他社と比較できる。受け手が注意しなければマスコミに言いように洗脳されるということだ。最近の事例としては「オスプレイ問題」がそれに当たる。事故率の数値は、他の機種に比較してどうなのかと言う解説がない。また殆どの事故の発生がヘリモードへの移行中に起きている。つまり空港内で起きているということである。しかも滑走路上で起きている。事故の映像と数値の正に字面だけ騒いで、防衛政策に楔を入れている。

 またデモの映像のウソを見破る簡単なポイントがある。画面が上から撮ったものか下から撮ったものかで解る。人数が少ないデモは下から撮っている。反戦デモに多い画角である。本当に参加人数が多ければ上から撮る。

 漠然とニュース番組を見ているとまるで洗脳されているかのように誘導される。しかしその大半はマスコミの無知で生じているのであろう。

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自衛官も日本国民だ!!

2013-01-12 00:01:01 | 外交と防衛

 尖閣への中国空軍機に対し空自のF15がスクランブルをかけた。通常スクランブルは2機1組が2組4機で対応する。緊急発進なのでエンジン全開アフター・バーナーも全開で離陸する。燃費が1機当たり約30万円の経費がかかっている。スクランブル1回約120万円を必要とする。通常離陸の4倍ものコストがかかる。これ国民の税金である。

 そして「F15J」1機120億円、パイロットの養育に10年以上の時間と1人当たりの教育費が航空機の数倍必要である。然るにこのパイロットの命を政府や左翼やマスコミは軽く考えている。基本的に自衛官も日本国民であり命の重さは他の国民と同じである。しかし左翼やマスコミは手足を縛り領空侵犯機にスクランブル発進させているのが実状だ。

 「そんなことはない」と反論される方もいるが、それではR.O.E.(交戦規定)の改訂が朝鮮戦争時からなされていないのはなぜだ?具体的には正当防衛しか認められていない。僚機が攻撃されても反撃できない。ドッグ・ファイト(銃撃戦)のみの時代から改訂されていない。現在はミサイルの時代である、発射されたらハズレることはない。撃墜されるということだ、これはパイロットの死を意味する。自衛官は死ぬのが仕事とでも言うのか。確かに自衛官は死ぬことも仕事であるが、政治的なくだらない見栄のためにナゼ死ななければならないのか。R.O.E.(交戦規定)改訂は法律ではない。政府で改訂できる、しかし左翼やマスコミが騒いで今まで潰してきた歴史がある。

 今回の安倍政権はこのR.O.E.(交戦規定)改訂を早急に行い、パイロット(自衛官:日本国民)の命も大切にして頂きたい。

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