東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

神戸沖州会館

2023-08-04 | 淡路・神戸・明石・京都

神戸北野


神戸沖州会館は神戸市中央区にある
最寄り駅はJR灘駅と阪急王子公園駅だ
三宮からは市営バス上筒井4丁目が近い
北野までは自転車で15分


BEGIN/パーマ屋ゆんた


BEGINは石垣島の出身だ
沖永良部島の人も琉球出身という同じような意識はあると思う
 


自分が小学生のころに親父と祖父は新しい貨物船をつくった
神戸製鋼の鉄鋼製品を尼崎、大阪、岸和田などに運ぶのが仕事だった
ボクが高校2年3年のときは神戸市西舞子の借家に家族5人が住んでいた
大学は仙台に行ったので帰省するたびに帰る家の住所が違うことがあった
当初は景気が良かったのだろう
西宮に喫茶店を建てた
西宮戎神社の近くの一等地だ
西宮の商店街に新築の店舗を建てた
1階は喫茶店
2階は住居
仙台から帰省したときの自分のために部屋を確保してくれていた

しかし素人が始めた商売はうまくいかなかった
使用人のバーテンとウエイトレスが持ち逃げしたと後で聞いた
西宮の住居付き喫茶店は売却した

次の転居先は神戸市葺合区、今は中央区という
親父の船は神戸製鋼脇浜工場の近くの船溜まりに繋船していた
新しい家から脇浜まで自転車で下り10分ほどで着く
帰りは神戸の坂道なので自転車を押して登って帰る
自宅の立地条件は良かった
そこに両親は50年ほど住んだ

年末大晦日の紅白歌合戦が終わったころ
新年になると神戸港から大きな音が聞こえる
港に繋留している大型船が一斉に汽笛を鳴らす
「ボーーー」と大きな音が港のあちこちから聞こえる
「ああ新年なのだ」と新鮮な気持ちになった
もちろん眠くて直ぐに寝たが・・

この近くに住むようになったのは偶然だ
不動産屋からの紹介だ
親父の職場に近い所で決めたそうだ
帰省するたびに近くのビルから三味線のような音が聞こえた
沖縄の三線(さんしん)の音だ
「神戸沖州会館」が同じ通りの数軒先にあった
休日などは三線の音が響いてきた
買い物で大日商店街の行き帰りに沖州会館の前を通る
賑やかで宴会を開いているのがよくわかる


この沖州会館は沖縄内の各地の人が集まっているものと思い込んでいた
この沖州会館は沖永良部島の出身者が中心だそうだ
沖永良部島は奄美諸島の一つ
今は鹿児島県に含まれるが、もとは琉球を構成する一つだ


神戸沖州会


沖州会館がある付近には沖永良部島出身者が多く住んだ
沖縄の出身者は寄りっそって住むことが多いそうだ
同じ島の人が住んでいると心強い


神戸の自宅近くに床屋があった
若い頃にこの近くの床屋に行ったことがある
親しく話しかけられた思い出がある
床屋さんも沖縄からこられたのかなと当時は思った


この曲のオリジナルはBEGINだ
沖縄では人気があり、よく歌われているようだ。

余談だが、面識のあった東北大学の先生は定年を待たずに沖永良部島に移住したと伺った。
南の島はそれだけの魅力がある。
しかし若い人は都会へ行く。



 「♪パーマ屋ゆんた」(仲田かおり)<2018>with 渡慶次康之  






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