白鳥や 渡り遅れし 秋は来ぬ
毎朝、モモコと散歩する。ハクチョウに会うのは朝の楽しみのひとつだ。
春先から気になっていたのだが、白鳥が北の国へ帰る気配がない。ゴールデンウイークを過ぎ、夏も過ぎ、ついに秋になってしまった。本来の本能である渡りの習性を忘れてしまったのか、少し気になった。
白鳥の家族について考えてみた。渡りが遅れた、あるいは忘れた理由を考えてみた。
1.白鳥の子供が十分に成育しなかったので、今年の北帰行はあきらめた。
2.白鳥の親の介護が必要になったため、北国へ帰ることをあきらめ、日本に残ることにした。
3.白鳥のリーダーが怠け者なので、今年一年ぐらいは渡りを止めようということでシベリアに帰るのを止めた。
4.地球が寒冷化するきざしが見えるので、日本が北限であるとリーダーの白鳥が考え実行した。
5.北に帰ってもあまりいいエサがないので、日本に滞在することにした。
6.日本には朝の散歩でご機嫌伺いにくる人がいるので、リクエストに答えて日本に残留することにした。
7.白鳥の家族が相談し多数決の結果、日本が気に入ったというハクチョウが多かったので、残留案が可決された。
8.・・・
多種多様、渡りをやめた理由は何なのだろう?