藤圭子の「カスバの女」は凄みがあってなかなか感動ものだ。
歌詞の最後で・・・外人部隊の白い服・・・
とくるのはゾッとする。
昔のこと、管理職になる前に泊まり込みの全社社内研修を受けた。
グループの指導者は化学プラント系事業部の部長クラスだった。
その方は男ながら惚れ惚れする人格者だった。
ボクはその方から誘われた。
キミは現在の部署から離れてアラブの石油掘削リグで仕事をしないか?
休暇は45日?あるからパリでゆっくり骨休みができるよ!
ただそのときは些細な理由で断ってしまった。
あのときアラブへ行っていたならボクの人生は変わっていただろう。
・・・セーヌのたそがれ まぶたの都
・・・赤い風車の踊り子の
・・・明日はチェニスかモロッコか
この歌を聴くたびに、実現しなかったアラブでの仕事とパリの休暇に思いを馳せる。