東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

LCA 南光台小学校 新宮城丸

2009-02-24 | Weblog
 大学は年間を大きく分けて前期と後期の講義の期間があり、その間は外部に出るには制約がある。後期が終わると入学試験のシーズンだ。もっと社会貢献をと、先週から今週にかけて外部の行事に参加した。

 ライフサイクルアセスメント(LCA)は製品などの製造・誕生から廃棄・リサイクルまで使用される全期間にわたり、環境影響を評価する手法だ。部分でなく全体を見る必要に迫られてLCAを学ぶ。食産業のカーボンフットプリントは目前の対象である。LCA環境教育研究会は教育系の先生方が中心になり、小中高生徒がライフサイクルの視点から判断できる教育手法を探る研究会だ。教育系の先生には独自の視点があり、人に教える大切さを学べる。

 この研究会の3日後に南光台小学校133名の6年生を対象に「地球温暖化と電気、再生可能エネルギー」の話をした。理科教育に興味がある知合いの東北大修士課程の学生と研究室の3年生と3人で行った。小学校の先生方の情熱を感じた。やさしい説明のつもりで「炭酸ガス」と話したが「二酸化炭素」「シーオーツー」と正確に話すべきことを学んだ。大変楽しかった。当日の朝は大雪で10数kmの道路を1時間30分も要し、気も動転し授業開始間際に到着した。少しあわてたので6年生への話を理解して頂いたか気になる。ただ雪道の大渋滞を抜け出す法則を発見したのも収穫だ。

 今日は県の調査船、新宮城丸を訪問し船内の会議室で卒論報告会をした。県の担当者と一緒に訪問し、研究室の4年学生が発表した。学生がサンマの漁獲とその加工をモデルケースとし水産業のLCAとカーボンフットプリントをまとめるため、新宮城丸や県の方々に大変お世話になった。水産業でどうすれば環境負荷が下がるか、多くの質問を受け大変参考になった。LCAは環境改善の道具として役立てること、および現場に行くべきことを悟った。

 その間に太陽光熱複合発電の研究会、エネルギー・環境研究会では森林、食糧、水の今年度の研究報告書作成と読み合せ、お客と技術対話があり、また学生の慰労会にも参加した。さて忙中閑あり、休日はちょっとついでに蔵王の上級?パラダイスコースで7、8本、地蔵岳頂上から黒姫までダウンヒル1本、いつものコースで心機一転、終了。仙台はスキー場が近くていい。次も頑張るぞ!

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