御茶ノ水の駿河台に明治大学があり、明治大学博物館がある。阿久悠記念館はその博物館の中にある。
明治大学博物館には大学創設者や卒業生の元内閣総理大臣の三木武夫氏など限られた人物が掲示されているが、その大人物に並んで阿久悠がいて、その中に阿久悠個人の記念館があり同学の中でも破格の評価を受けている。
阿久悠は淡路島、兵庫県津名郡鮎原村(現在の洲本市五色町)の出身で県立洲本高校から明治大学文学部に進んだ。五色町はボクが生まれた富島に随分と近い。少年から成人に到る過程は瀬戸内少年野球団ほかいくつかの自伝的小説になっている。阿久悠のこの小説は1980年代の作品で、彼はかなり年上であるがボクと共通し共感するところも多く、同氏の小説を最近読み始めたばかりだ。
ところで阿久悠といえば歌謡曲の作詞家で5000曲以上の作詞を手掛けたそうだ。レコード大賞5回とは恐れ入る。スター誕生という番組で森昌子、桜田淳子、山口百恵とボクでも知っている歌手の登竜門となる番組の企画を担当した。今から思えばポップス界の天才ですね。阿久悠記念館には伊豆宇佐美の自宅仕事場が再現されていて、ここで仕事をしていたのかと現実感が身に迫る。そういえば、一世を風靡したピンクレディーのUFOもレコード大賞だったのだ。
さて、御茶ノ水の明治大学のタワーの向かい側にそば屋がある。阿久悠記念館に行った帰りに大学前のそば屋でカツカレー丼を注文した。出てきた丼はボリューム満点で食べきれないくらいの量だった。ああ、これが学生街のそば屋、青春そのものだ!と思いながら胃袋に詰め込んだ。
UFO
阿久悠作詞 都倉俊一作曲 ピンク・レディー唄
手をあわせて見つめるだけで
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地球の男に飽きたところよ