東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

阿久悠記念館 明治大学

2019-03-27 | 淡路・神戸・明石・京都



御茶ノ水の駿河台に明治大学があり、明治大学博物館がある。阿久悠記念館はその博物館の中にある。

明治大学博物館には大学創設者や卒業生の元内閣総理大臣の三木武夫氏など限られた人物が掲示されているが、その大人物に並んで阿久悠がいて、その中に阿久悠個人の記念館があり同学の中でも破格の評価を受けている。
 阿久悠は淡路島、兵庫県津名郡鮎原村(現在の洲本市五色町)の出身で県立洲本高校から明治大学文学部に進んだ。五色町はボクが生まれた富島に随分と近い。少年から成人に到る過程は瀬戸内少年野球団ほかいくつかの自伝的小説になっている。阿久悠のこの小説は1980年代の作品で、彼はかなり年上であるがボクと共通し共感するところも多く、同氏の小説を最近読み始めたばかりだ。

 ところで阿久悠といえば歌謡曲の作詞家で5000曲以上の作詞を手掛けたそうだ。レコード大賞5回とは恐れ入る。スター誕生という番組で森昌子、桜田淳子、山口百恵とボクでも知っている歌手の登竜門となる番組の企画を担当した。今から思えばポップス界の天才ですね。阿久悠記念館には伊豆宇佐美の自宅仕事場が再現されていて、ここで仕事をしていたのかと現実感が身に迫る。そういえば、一世を風靡したピンクレディーのUFOもレコード大賞だったのだ。

 さて、御茶ノ水の明治大学のタワーの向かい側にそば屋がある。阿久悠記念館に行った帰りに大学前のそば屋でカツカレー丼を注文した。出てきた丼はボリューム満点で食べきれないくらいの量だった。ああ、これが学生街のそば屋、青春そのものだ!と思いながら胃袋に詰め込んだ。

UFO 
阿久悠作詞 都倉俊一作曲 ピンク・レディー唄
手をあわせて見つめるだけで
・・・・・
・・・・・
地球の男に飽きたところよ

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伊豆七島 直列

2019-03-21 | Weblog






伊豆大島の元町港より南方を望む。

南方には利島、鵜渡根島、新島、式根島、神津島らしき島が見えた。島々は見事に直列に連なっている。太平洋プレートがフィリピン海プレートに潜り込み、その境界から200〜300km西に潜ったあたりからマグマが上昇し島になっているらしい。この潜り込みは富士山まで繋がり、北へ押し込んでいるそうだ。

 伊豆大島の記念に元町でマウンテンバイクを借りて三原山まで登った。標高700mぐらいなので、蔵王の半分くらいの行程だ。足の状態を気にしながら少しあえいで我慢すれば登りは到着できた。御神火で有名な三原山の火口は深さ200mほどあるらしく荒涼感があり凄まじかった。

 椿咲く三原御神火怖くなり 


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水戸 セーラー服と機関銃

2019-03-20 | 横浜・東京・東海村


水戸と言えばセーラー服と機関銃
これは極めて個人的な理由によります。今年の原子力学会は水戸です。

 1980年代に私は企業から日本原子力研究所に出向となり、茨城県東海村に4年間住んだ。当時、たまには水戸駅前の本屋さんに行った。立ち読みをしていると、聞き慣れないが凄くテンポのいい曲が流れてきた。それが薬師丸ひろ子のセーラー服と機関銃だった。印象的なフレーズを下記に示す。
 あの時代にボクたちは何を探していたのだろう。前の時代の重苦しさをスカッと振り払い、次の来たるべき時代に踏み出したかったのかも知れない。その本屋は既に無くなっていた。

セーラー服と機関銃
(来生えつこ作詞)
さよならは別れの言葉じゃなくて
ふたたび逢うまでの遠い約束
・・・
愛した 男たちを かがやきにかえて
いつの日にか 僕のことを想い出すがいい
ただ心の 片隅にでも ちいさくメモして

https://www.youtube.com/watch?v=R2gf3OX8pn0

(私見 これぐらいの詩を書いてみたいね)

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中国の原子力 環境・経済・安全保障

2019-03-19 | 安全保障


 先日、大阪大学中之島センターで原子力学会の講演会があった。「中国における原子力開発の現状と展望」講師はキャノングローバル戦略研究所の段烽軍氏。阪大の中之島センターは阪大病院と医学部があった場所ですね。

 中国の原子炉の現状は商業運転45基(45.9GW) 、建設中12基 (12.7GW)、審査中26基(32.6GW)、計画92基(109.4GW)で50~150基の間だそうです。小型軽水炉ACP100は2016年建設開始で2019か2020に運転開始、高温ガス炉は2020から商業炉が運転開始予定、北京には高速増殖炉1基が運転中で、上海には2MWのトリウム溶融塩炉があり、もはや日本の優位性は崩れ去っている。

 ご講演のあと懇親会がありお話を伺ったところ、段烽軍さんはもともと環境系の研究者で、原子力の専門家ではありませんがと謙遜されていましたが、シンクタンクの方はスキルとして幅広い評価ができますね。ボクも退職前は環境でメシを食っていましたが、エネルギーの現状を見ると、とても原子力抜きでは成立しない。よく言われるのは3E+S(Energy security, Environment, Economy, Safety)だが、環境の側面からみれば温暖化対策には再生可能エネルギーでは間に合わない。作家の高島哲夫さんからSNSでコメントを頂いたことがありましたが、温暖化対策の環境の観点からは当分、原子力しかないと仰っていましたね。

 日本はマスコミによる風評被害と反対勢力の執拗な足かせで遅々として進まず、中国から見れば、いつまでもそうやって遊んでいなさいよ、アホやな、と言われそうです。日本は少しばかり豊かな時代を経て、一人当たりのGDPは20位以下になり、またもや12才の精神構造を持つ社会へと逆戻りしたのかも知れません。再生エネルギーの推進には、まずは国が豊かならねば進みません。

 気概を持つ若者よ、マイナス志向を乗り越えて前に進もう! まずは原子力を使って前進あるのみ!
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秋篠寺 古都の春

2019-03-17 | Weblog





秋しのや外山の里やしぐるらむ伊駒の岳に雲のかかれる
西行法師 新古今集より

秋篠宮家名称の由来を訪ねた。秋篠は歌枕に引用され霧や小雨、しぐれにかかることが多い。

秋篠寺は苔が美しく、また境内は春の香りがして心が落ち着きます。

秋篠寺は西大寺からほど近い位置にあり、近鉄で奈良公園に行く途中にあり、いつもは通過してしまうところです。



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