今回思いもかけず頂きましたのは新橋界隈の名物の「切腹最中」「景気上昇最中」でございます。
新橋界隈は会社に在籍のころからよく通っていましたが、あまり名物はないと思い込みがありました。切腹最中とはギョッとするネーミングですが、どうもいわれがありそうなので調べると案の定、田村という地名が出てきた。
元禄14年(1701年)播州赤穂藩主浅野内匠頭が江戸城松の廊下で怨念から吉良上野介に切りかかり、身柄お預けになったのが陸奥一ノ関藩の田村右京大夫の屋敷であり、浅野内匠頭は田村屋敷で即日切腹となった。新橋あたりはこの屋敷があった地域で、如何にもこの「切腹最中」を食するたびに忠臣蔵と東北のことを思い出さねばなるまい。
切腹最中と景気上昇最中が意味するところは何でしょうか。切腹とは 3.11の大震災の津波災害と原発事故のオトシマエをつけて次なる段階に移行させること、景気上昇は時節柄、ともすれば落ち込み気味の震災不景気に活を入れて振り払い、本品を食してまずはガンバローと気勢を上げ、風評や情緒に流されず安全で強固なシステムを構築して挽回しましょうということでしょうか。
★ かぜ薫る もなかふくしま みちのおく