知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

障害者の事業所や施設って、お金だけじゃあ建てられない。

2019年12月25日 | Weblog
昨日の続きです・・・。


そう、タイトルにも挙げたように、障害者施設や事業所は、お金があるから建てよう・・・とはならないのが現実です。

なぜか?


それは世間の人々の不理解と、知らないが上の不安、恐怖、自身の範疇に入ってこられる迷惑感・・・ってのが、本音ではないでしょうか?


これが、老人施設だと、まだ自身の将来も想像出来るためか、ある意味前者に比べて許されるようですね。(それでも、大きな施設が出来ることに違和感を感じる方もいます)



A型やB型の事業所が、未だ障害者施設に比べて(規模は小さいですが)、比較的建ちやすいのは、世間の方が、あまり関心がないことと、何者?という感じもあるのかもしれません。

世間の方にとっては、A型?B型?って感じで、血液型?なんて思えるかもしれません・・・これは言い過ぎ?



先日も、地元社協に連絡したら、たまたまアルバイトの方が留守番していて、対応で「すみません・・・、私、A型とかB型って何か分かりませんので・・・」と言われたので、思い切り説明しました。(そんな意味の分からない人間を留守番・・・会議中だったようで・・・にするな!とも言いたいですが)


そんな感覚なので、設立されても、全く関係機関以外は、関心がない・・・というのが本当ですね。


逆に、障害者施設・・・っていうと、何か変わった人や変な行動をする人や、奇声を発する人が来るのか?という漠然とした悪い意味の勘違いをされます。


まあ、少しは当たってはいますが(笑)、そんなものが、自分の生活圏内に入ってこられたら・・・という感じなんでしょうね。




その意味でも、障害者施設がへき地や、山里深い場所や、山の中腹に建つことも・・・。街中の住宅街に建つことは、めったにないですね。


逆にA型やB型は、住宅街の中にあることも多いですね。(グループホーム等も同じですね)



最近は、「放課後デイ」なるものも、どんどん建っていますね。これは、まだわかりやすいためでしょうか?




今後も、障害者施設がどんどん建つ・・・ということは、ほとんど見かけられないとは思いますが、入所者が高齢化し、在籍人数が満杯になって、新たに受け入れも出来ない状態が続き、世間では支援学校の卒業生が、行き場を無くし、在宅になるか、わずかなA型やB型事業所を探し、それでも行く場所がないときは・・・。というパターンがどんどん出てきますね。




これからは、どんな流れになっていくのか? ある意味、興味があります。
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