クローズアップ現代で犯罪加害者の家族について取り上げていた。
は~。
気分が重くなる。
加害者家族を非難するのは筋違いな気がするし、非難するにしても、被害者が非難するなら
まだしも、無関係な人間がネットやマスコミで非難するのにはむかつく。
しかも、真っ当な?非難じゃないじゃん。
加害者家族に無言電話をかけるとか、自宅を荒らすとか、ネットに個人情報を晒すとか、
自分は正しい行動をしているつもりなのか。
反抗できない立場にある人を叩いて、単に自分の憂さを晴らしてるだけだと感じる。
犯罪者を生んだ親は死んで詫びろ、とか、犯罪者の子どもも犯罪者になるとか、
そういう言葉にはゾッとする。
ナチスみたいじゃん。
自分の家族が犯罪者になるかもしれないとは微塵も考えないもの?
家族が犯罪者になったら、どうするのか。
一番可能性があるのは交通事故だよね。あり得ないことじゃないよ。
過失の交通事故と故意の殺人は違うと言うのかもしれないけど、被害者や被害者家族からしたら、
あまり違わない。
自分もそうかもしれないけど、「もし自分がその立場になったら」ということを考えられない人が
多い気がする。
まあ、あまりそればかり考えると、人を批判することはできなくなっちゃうんだけど。
被害者や被害者家族はもっと大変なんだから、加害者や加害者家族なんかひどい目にあって
当然というのが一般的か…。
加害者はまだしも、加害者家族は、多くの場合責任はないと思うんだよね~。
道義的責任と法的責任を分けすぎて、法的責任の方に重点を置きすぎているらしい自分の感覚が
おかしいのでしょうね。
一般的には道義的責任の方が重視されることを忘れないようにしないといけない。