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『つらいのだな、ジオンも。』(ビルダー小説)

2008-05-09 00:28:48 | アーケードゲーム ガンダムカードビルダー
ゴメンナサイ。
<(_ _)>

今日はお目汚しブログ更新です。

いつもそうですが、今日は

当社比3倍!

また、例によって

止せばいいのに

ビルダー小説です。

ダメな方はスルーお願いします。

それではどうぞ!


タイトル:

『巨大な敵を撃てよ撃てよ撃てよー!

宇宙世紀0079
ジオン公国は地球連邦に対し独立戦争を挑んだ。

ワシの名はヨハン・エイブラハム・レビル。
地球連邦軍の大将である。
ルウムでの先の戦役で敵・ジオンに捕まってしまったのだが、敵の新兵器・モビルスーツ『ザク』の強奪に成功!
今、敵基地カタパルトから発進するところだ。



この敵の新兵器『ザク』を持ち帰れれば、ワシが密かに推進している連邦軍モビルスーツ開発計画『V作戦』も飛躍的に進む。
一石二鳥!
これで、ジャブローのモグラどもも反対できまい。

追手も来ないようだ。
こんなにうまくいくとは、『ジオンに兵無し』だな。
おっいいな、このフレーズ。
今度演説に使っちゃおうかな。

む、あの戦艦は我が連邦のペガサス級!
しかもモビルスーツまで!

ティアンムめ、ワシのいない間に『V作戦』を推進したか!
しかも、ワシの迎えにモビルスーツをよこすとは、相変わらず優秀な奴。

むっ!

攻撃?!

味方じゃないのか!



『沈めー!!!』

そ、そうか、ワシのメカがジオンのものだから、敵と勘違いしてるんじゃな??

『ガトー!
聞こえているか?返事をしろ!!』

ガトーって誰?

『ガトー!
聞いているのか?・・582だ!』

お!
通信か!
その手があった!

これでワシが連邦の将官だと説明できる!

通信ボタンは・・・。

これかな?

ポチッ・・・と。



バルバルバルバルっ!
・・・って、バルカン発射しちゃったよ!
しかも、当たってるし。

『くっ、ガトー!』
だから、ワシは『ガトー』じゃないのよ。


『いやぁ!私のガンダムがぁ!』
むっ!新手?
女の声???
・・・戦艦からの通信か!


『ニナ?
ニンジンいらないよ!』
・・・ニンジン?
戦場でカップルがいちゃいちゃと。時代は変わったな。

そんなことより、今のうちに通信ボタンを・・・。

・・・これかな?
ポチっと。

あれっ、
サーベルの出力が上がっちゃってますけど・・。
これじゃ敵対心まる出しに!

『でやあああ!!!』
うわっ!
ま、間違い!
ワシは攻撃する気なんか無い!
そ、そんなにビームを撃ってくるな!

『ガトー!
お前が忘れても、俺は忘れはしない!』
だ・か・ら、ワシはガトーじゃない!
そ、そんなにサーベルを振り回すな!
あ、危な・・・。

あっ!

直撃!

押されていると言うのか?
防戦一方とはな…。
だが、まだ倒れる訳には行かんのだよ。

『ここで決着を…つける!』
げっ!
止めのサーベルですか?
まずい、避けられん!

・・・ここまでか。
諸君、後は頼んだぞ・・・。

???

敵の戦艦がワシの盾に!!!

『コウ、そういう事じゃないのよ・・。』
ってどういう事???
仲間割れですか???

『ガトー!
しっかりして!!』
ワシ、ガトーでも良いかも。

『止めてコウ!
もう戦う理由は無いハズよ!』
『どいてくれ!』
『私はあなた達の対決を見届けなければならなかった。
・・・どちらかが倒れるまで。
だから、こうならないよう祈ってたのに・・・!』
『ニナ、俺への気持ちは嘘だったのか!?』
・・・今度は戦場で痴話喧嘩か。本当に時代は変わったな。

『コウ、止めて。』
『ニナ!戻れ!来てくれー!』
まあ、なんにしても助かった。

・・・今のうちにバルカンをポチッと。

『しまった!致命傷か!』
ふっ、勝ったな。

・・・って、考えてみたら、彼は味方だった!


『それでもボクは、連邦の仕官なんだ!』
ワシ、連邦の将官なんだげど。

『どうして!何故!
この2人が戦わなければならないの?』
・・・って何でなんだろうね。
ワシが聞きたいよ・・。

そうだ!

ワシが
『連邦の将官で味方』
って事を伝える事ができれば、万事解決するんだった!

連絡をとって誤解さえ解ければ・・・。

と、とにかく、通信回線を開くボタンを!

この赤いボタン!

これか!!!




あっ・・!

・・・。

・・・・・・・。

次の瞬間、ワシの眼前は白い闇に包まれた。
モニターが復旧するのにいくつの時を刻んだろう。
悠久の時を越えたような、瞬きの間のような、そんな時間の後、ワシの眼前には残骸と化した敵のモビルスーツと戦艦が広がっていた。
それを見た時、私は全てを理解した。
このモビルスーツが核搭載の機体で、私はそれを発射してしまったのだと。

危機は去った。
多くの犠牲を払ったが、ワシは戦いに勝ったのだ!

こうしてワシは無事に地球に帰還した。

帰還後。早速『ジオン優遇の講和条約』となる『南極条約』を中止させた。
しかし、『NBC兵器や大質量兵器の使用禁止・捕虜交換などの交戦規定』に留めた内容で『南極条約』を調印させる。
その後、モビルスーツ開発計画である『V作戦』を強行に推し進め、地球連邦軍の大反抗が開始された。










・・・モビルスーツは良いけど、核はイカンよな、やっぱ。って事で。