今日は「モビルスーツ ブグ」の(ファーストガンダム史も踏まえた)開発時期について、です。
(※『機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD ククルス・ドアンの島(2巻)』(カドカワ)おおのじゅじ・著。オリジン世界の一年戦争をサイドストーリーとして見事に描いています。)
コミック「ククルス・ドアンの島(2巻)」によると「UC.0077年6月」が「ブグがア・バオア・クー宙域でテスト運用」した時期のようです。
ここでガンダム年表です。
「MS-04ブグ」が、「MS-05A ザクⅠ」が開発された「UC.0074年8月」以前に開発されたとするなら、約3年も経過した「UC.0077年6月」にテスト運用するでしょうか?
1つの可能性として、「モビルスーツ兵器開発」を秘匿とするため、「テスト運用」は基本「ダークコロニー」内部限定で行っており、宙域での「テスト運用」していなかった為、「UC.0077年6月」に初めて「宙域テスト」をしたという考え。
ただ、この考えには2つ疑問が残ります。
①今まで「情報秘匿」としてきたのに、何故この時期に解禁したのか。
②テスト運用を最新型の「ザクⅠ」にせず、何故「ブグ」を使ったのか。
①は、
「ジオン軍が、開戦を意識して「情報秘匿」より「兵器運用」を優先するよう方針転換してきたから」
で説明がつきますね。
②は、
「MS-05」が「商業ベースの作業用MS」という「表」の顔のイメージダウンを懸念した事と、この時期に開発着手していた「YMS-06 ザクⅡ」と、ハイスペックな高コスト機である「ブグ」の
スペックが近い能力の為、「YMS-06」の仮想機として運用された。
と考えると妥当な感じもします。
『モビルスーツ ブグ(MS-04)』 ※公式HPより抜粋
『YMS-03 ヴァッフで集めたデータをもとに、兵器としての機動性や運動性、生産性などを考慮した設計を行うことで、初の本格的な戦闘にも対応可能な機体としてMS-04 ブグが完成する。
機動性の向上に直結する流体パルスシステムのエネルギー伝達用の動力パイプを装甲の外に配置し、四肢の関節駆動に使用するエネルギー量が多くなることで、高い運動性を獲得する。
しかし、高性能な試作機の開発時にありがちな話だが、生産性を度外視した設計により、機体の生産コストが高く量産に向いていないため、制式量産機の座は再設計によって誕生したMS-05 ザクⅠに譲ることになる。』
『ブグ』はコスト度返しの高性能機なんですよね。
それに対し『ザクⅠ』は量産の為、コスト重視したモデル。
ちょうど『ガンダム』と『ジム』の関係に似てます。
そして、この『ブグ』の解説にある
『機動性の向上に直結する流体パルスシステムのエネルギー伝達用の動力パイプを装甲の外に配置し、四肢の関節駆動に使用するエネルギー量が多くなることで、高い運動性を獲得する。』
は、正に「ザクⅠ(MS-05)の欠点を改善したザクⅡ(MS-06)」と同じコンセプトですし、開発中の「ザクⅡ(MS-06)」の仮想機として「ブグ(MS-04)」を利用するのは、現実的てすよね。
「ザクⅠ(MS-05)の欠点を改善したザクⅡ(MS-06)」については、こちらの書籍が詳しいです。
『マスターアーカイブ モビルスーツ MS-06 ザクII (マスターアーカイブシリーズ)GA Graphic・著』
しかし、この開発スケジュールで問題となるのが「UC.0078初頭 スミス海の虐殺(雨の海開戦)」です。
また、「スミス海の虐殺(雨の海開戦)」には「ファーストガンダム」との矛盾点もあります。
これについては次回とします。
次回更新は明日です。
「君は生き延びる事ができるか」 (故・永井一郎氏っぽく。)
(※『機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD ククルス・ドアンの島(2巻)』(カドカワ)おおのじゅじ・著。オリジン世界の一年戦争をサイドストーリーとして見事に描いています。)
コミック「ククルス・ドアンの島(2巻)」によると「UC.0077年6月」が「ブグがア・バオア・クー宙域でテスト運用」した時期のようです。
ここでガンダム年表です。
「MS-04ブグ」が、「MS-05A ザクⅠ」が開発された「UC.0074年8月」以前に開発されたとするなら、約3年も経過した「UC.0077年6月」にテスト運用するでしょうか?
1つの可能性として、「モビルスーツ兵器開発」を秘匿とするため、「テスト運用」は基本「ダークコロニー」内部限定で行っており、宙域での「テスト運用」していなかった為、「UC.0077年6月」に初めて「宙域テスト」をしたという考え。
ただ、この考えには2つ疑問が残ります。
①今まで「情報秘匿」としてきたのに、何故この時期に解禁したのか。
②テスト運用を最新型の「ザクⅠ」にせず、何故「ブグ」を使ったのか。
①は、
「ジオン軍が、開戦を意識して「情報秘匿」より「兵器運用」を優先するよう方針転換してきたから」
で説明がつきますね。
②は、
「MS-05」が「商業ベースの作業用MS」という「表」の顔のイメージダウンを懸念した事と、この時期に開発着手していた「YMS-06 ザクⅡ」と、ハイスペックな高コスト機である「ブグ」の
スペックが近い能力の為、「YMS-06」の仮想機として運用された。
と考えると妥当な感じもします。
『モビルスーツ ブグ(MS-04)』 ※公式HPより抜粋
『YMS-03 ヴァッフで集めたデータをもとに、兵器としての機動性や運動性、生産性などを考慮した設計を行うことで、初の本格的な戦闘にも対応可能な機体としてMS-04 ブグが完成する。
機動性の向上に直結する流体パルスシステムのエネルギー伝達用の動力パイプを装甲の外に配置し、四肢の関節駆動に使用するエネルギー量が多くなることで、高い運動性を獲得する。
しかし、高性能な試作機の開発時にありがちな話だが、生産性を度外視した設計により、機体の生産コストが高く量産に向いていないため、制式量産機の座は再設計によって誕生したMS-05 ザクⅠに譲ることになる。』
『ブグ』はコスト度返しの高性能機なんですよね。
それに対し『ザクⅠ』は量産の為、コスト重視したモデル。
ちょうど『ガンダム』と『ジム』の関係に似てます。
そして、この『ブグ』の解説にある
『機動性の向上に直結する流体パルスシステムのエネルギー伝達用の動力パイプを装甲の外に配置し、四肢の関節駆動に使用するエネルギー量が多くなることで、高い運動性を獲得する。』
は、正に「ザクⅠ(MS-05)の欠点を改善したザクⅡ(MS-06)」と同じコンセプトですし、開発中の「ザクⅡ(MS-06)」の仮想機として「ブグ(MS-04)」を利用するのは、現実的てすよね。
「ザクⅠ(MS-05)の欠点を改善したザクⅡ(MS-06)」については、こちらの書籍が詳しいです。
『マスターアーカイブ モビルスーツ MS-06 ザクII (マスターアーカイブシリーズ)GA Graphic・著』
しかし、この開発スケジュールで問題となるのが「UC.0078初頭 スミス海の虐殺(雨の海開戦)」です。
また、「スミス海の虐殺(雨の海開戦)」には「ファーストガンダム」との矛盾点もあります。
これについては次回とします。
次回更新は明日です。
「君は生き延びる事ができるか」 (故・永井一郎氏っぽく。)