今日は「MS-06 ザクⅡの開発時期」について、です。
「ファーストガンダム史」上は、
「UC.0077 ザクⅡ YMS-06 ロールアウト」
となってます。
しかし、「オリジン」に登場するこのモビルスーツには、以下の解説が公式HPで付されています。
『モビルスーツ ザクⅠシャア専用機 (MS-05S)』 ※公式HPより抜粋
『MS-05 ザクⅠの問題点を洗い出し、急ピッチで開発されていた発展型であるMS-06 ザクⅡ用を想定し開発された「MS-05 ザクⅠ」の改善機。
MS-06 ザクⅡの本格的な量産が開始される直前にジオン独立戦争が開戦してしまったため、一部のMS-05 ザクⅠにはこれらのMS-06 ザクⅡ用の装備を取り付けた特別機が戦場に投入され、そのうちの1機をシャアが愛機として使用していた。』
この設定コメントを見る限り、『ザクⅠシャア専用機(MS-05S)』登場時には『ザクⅡ(MS-06)』の本格的量産が開始されていなかった事になります。
映像で確認できるのは
『UC.0079年1月3日 ジオン公国軍 宣戦布告』
その後にキシリア配下の親衛隊『ザクⅠ(MS-05)』が、グラナダ制圧。
『モビルスーツ ザクⅠ キシリア部隊機(MS-05)』
同時期に、くだんの「シャア専用ザクⅠS」が登場する。
(この時期の主力MSは「MS-05」という描写)
「ブリティッシュ作戦」はコミック版「オリジン」によると、「UC.0079年1月15日」。
「コロニー落とし」であるこの作戦前の地ならしの戦闘で、既に「ザクⅡ MS-06」が多数散見される事から、
「ジオン軍は「宣戦布告」時は「ザクⅠ(MS-05)」を主力MSとし、その後の数日のうちに新量産機「ザクⅡ(MS-06)」を急増」
させた事になります。
しかし、「ククルスドアンの島(2巻)」に、以下の事が描かれています。
(※『機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD ククルス・ドアンの島(2巻)』(カドカワ)おおのじゅじ・著。オリジン世界の一年戦争をサイドストーリーとして見事に描いています。)
『UC.0079年12月25日 Y-02小隊「ザクⅡR-1A」テスト運用』
つまり、シャアが「UC.0079年1月3日 ザクⅠS型」を実戦で運用していた時点で、「ザクⅡ (MS-06)」は開発済。
その発展型である「高機動型ザクⅡ (MS-06R-1A)」も開発済で、テスト運用していた。
ただし、「公式HP」のコメントもあるので、
「ザクⅡは(とっくに完成・先行量産し高機動型まで開発していたものの)、本格的量産が(急ピッチで製造していたにもかかわらず)開戦時には間に合わなかった。」
といったところでしょうか。
まあ、先行量産していた「ザクⅡ」は「MS-06 A型」でしょうから、実戦に参加したのは左肩に盾・右肩にスパイク装備の実戦装備した「MS-05S」の方が優先されたんでしょうね。
(この当たりの話は、また後日記事にします。)
まとめると、
『UC.0079年12月25日以前から、ザクⅡ (MS-06)の本格的量産を開始していたが、UC.0079年1月3日開戦には、本格的量産の完成品は間に合わず、導入できなかった。』
といったところでしょう。
但し、流石に「ザクⅡ MS-06F」開発の必要性は無い為、スケジュールから見ても(開発自体はしていても)「南極条約」を受けて本格量産開始したってところだと思います。
これらを考慮すれば、「MS-06 ザク」の開発時期は以下のイメージに変更するしかないでしょうか。
このスケジュールなら、様々な問題が解決します。
もちろん、以前記事にした「スミス海の虐殺(MS-05の実戦)」時点でも「MS-06」は開発されてない事になりますし、開戦直後の「グラナダ制圧」時も「MS-06」の本格的な量産は完了していない事になります。
しかも、開戦前から「MS-06」は開発完了し、先行量産はしていた事になります。
いろいろと「オリジン」「ファーストガンダム」共存としての辻褄が合うわけです。
「ファーストガンダム」設定を上塗りし塗りつぶすのは気が引けますが、「ファーストガンダム」と「オリジン」の共存の為の被害と考えると「止む無し」という思いです。
(個人的には、このくらいの変更なら、過去の外伝やらでやってるでしょうし。)
改変年表には解説不足の点も多々ありますが、(「国家総動員」とか、「MS-06S」「MS-06R-1A」開発改変とか)別の記事で詳細を説明していきますので、ご安心下さい。
以上で「MS-06開発時期について」は終わりです。
ただ、ここ数日の記事は「MS開発」に関わるテーマなので、モビルスーツ開発当初から考えるべき内容でもあります。
という訳で、次回は「「MS-01 クラブマン」と「MW-01 モビルワーカー」について、です。
「ファーストガンダム史」上は、
「UC.0077 ザクⅡ YMS-06 ロールアウト」
となってます。
しかし、「オリジン」に登場するこのモビルスーツには、以下の解説が公式HPで付されています。
『モビルスーツ ザクⅠシャア専用機 (MS-05S)』 ※公式HPより抜粋
『MS-05 ザクⅠの問題点を洗い出し、急ピッチで開発されていた発展型であるMS-06 ザクⅡ用を想定し開発された「MS-05 ザクⅠ」の改善機。
MS-06 ザクⅡの本格的な量産が開始される直前にジオン独立戦争が開戦してしまったため、一部のMS-05 ザクⅠにはこれらのMS-06 ザクⅡ用の装備を取り付けた特別機が戦場に投入され、そのうちの1機をシャアが愛機として使用していた。』
この設定コメントを見る限り、『ザクⅠシャア専用機(MS-05S)』登場時には『ザクⅡ(MS-06)』の本格的量産が開始されていなかった事になります。
映像で確認できるのは
『UC.0079年1月3日 ジオン公国軍 宣戦布告』
その後にキシリア配下の親衛隊『ザクⅠ(MS-05)』が、グラナダ制圧。
『モビルスーツ ザクⅠ キシリア部隊機(MS-05)』
同時期に、くだんの「シャア専用ザクⅠS」が登場する。
(この時期の主力MSは「MS-05」という描写)
「ブリティッシュ作戦」はコミック版「オリジン」によると、「UC.0079年1月15日」。
「コロニー落とし」であるこの作戦前の地ならしの戦闘で、既に「ザクⅡ MS-06」が多数散見される事から、
「ジオン軍は「宣戦布告」時は「ザクⅠ(MS-05)」を主力MSとし、その後の数日のうちに新量産機「ザクⅡ(MS-06)」を急増」
させた事になります。
しかし、「ククルスドアンの島(2巻)」に、以下の事が描かれています。
(※『機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD ククルス・ドアンの島(2巻)』(カドカワ)おおのじゅじ・著。オリジン世界の一年戦争をサイドストーリーとして見事に描いています。)
『UC.0079年12月25日 Y-02小隊「ザクⅡR-1A」テスト運用』
つまり、シャアが「UC.0079年1月3日 ザクⅠS型」を実戦で運用していた時点で、「ザクⅡ (MS-06)」は開発済。
その発展型である「高機動型ザクⅡ (MS-06R-1A)」も開発済で、テスト運用していた。
ただし、「公式HP」のコメントもあるので、
「ザクⅡは(とっくに完成・先行量産し高機動型まで開発していたものの)、本格的量産が(急ピッチで製造していたにもかかわらず)開戦時には間に合わなかった。」
といったところでしょうか。
まあ、先行量産していた「ザクⅡ」は「MS-06 A型」でしょうから、実戦に参加したのは左肩に盾・右肩にスパイク装備の実戦装備した「MS-05S」の方が優先されたんでしょうね。
(この当たりの話は、また後日記事にします。)
まとめると、
『UC.0079年12月25日以前から、ザクⅡ (MS-06)の本格的量産を開始していたが、UC.0079年1月3日開戦には、本格的量産の完成品は間に合わず、導入できなかった。』
といったところでしょう。
但し、流石に「ザクⅡ MS-06F」開発の必要性は無い為、スケジュールから見ても(開発自体はしていても)「南極条約」を受けて本格量産開始したってところだと思います。
これらを考慮すれば、「MS-06 ザク」の開発時期は以下のイメージに変更するしかないでしょうか。
このスケジュールなら、様々な問題が解決します。
もちろん、以前記事にした「スミス海の虐殺(MS-05の実戦)」時点でも「MS-06」は開発されてない事になりますし、開戦直後の「グラナダ制圧」時も「MS-06」の本格的な量産は完了していない事になります。
しかも、開戦前から「MS-06」は開発完了し、先行量産はしていた事になります。
いろいろと「オリジン」「ファーストガンダム」共存としての辻褄が合うわけです。
「ファーストガンダム」設定を上塗りし塗りつぶすのは気が引けますが、「ファーストガンダム」と「オリジン」の共存の為の被害と考えると「止む無し」という思いです。
(個人的には、このくらいの変更なら、過去の外伝やらでやってるでしょうし。)
改変年表には解説不足の点も多々ありますが、(「国家総動員」とか、「MS-06S」「MS-06R-1A」開発改変とか)別の記事で詳細を説明していきますので、ご安心下さい。
以上で「MS-06開発時期について」は終わりです。
ただ、ここ数日の記事は「MS開発」に関わるテーマなので、モビルスーツ開発当初から考えるべき内容でもあります。
という訳で、次回は「「MS-01 クラブマン」と「MW-01 モビルワーカー」について、です。