先週「フルアーマーガンダム」の最近追加された設定についてご説明しました。
今日はそれを踏まえ、昨年末に発売されました『HG フルアーマーガンダムMSD』について、公開されている情報を見ていきます。
本キット、Ⅰ/144スケール公式ガンプラでは初の「アーマー着脱式」キット!
まあ、1/144スケール相当の完成品フィギュアは既発ですが、組立式ガンプラとして初キット化は嬉しいですし、意味があります。
ガンプラでしたら、色塗りがフィギュアよりは容易ですし、改造もしやすいですしね。
さて、上の写真をご覧頂いた方の中にはお気づきの方も多いでしょうが、よくみると「中の人(ガンダム)」の形状が通常とは違うんですよね。
特に目を引くのが「アンクルアーマー」。
これは、MSV『プロトタイプガンダム』と同じ形状!!!
以前の記事でご紹介したとおり「機動戦士ガンダムMSD」のベースとなる「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」では、「プロトタイプガンダム」は型式番号「RX-78-01」、見た目もカメラアイにバイザーがついたり、色も全身黄色と、MSV版「プロトタイプガンダム」とはまったく別物となります。
【ORIGIN版 プロトタイプガンダム】
つまり、この「フルアーマーガンダムの中の人(ガンダム)」は、「ORIGIN版 プロトタイプガンダム」とは別の「MSV版 プロトタイプガンダム」に酷似したMS。
言い換えれば、「ガンダム THE ORIGIN」の世界観に、「MSV版プロトタイプガンダム」と酷似したガンダムが存在している事になります。
この「MSV版プロトタイプガンダム」が、どういう立ち位置のMSなのかは、現時点では判明しません。
私が「過去の記事」で考察したような「コアブロック搭載のプロトタイプ」という設定なのか、「先週の記事」でご紹介した「FSWS計画の為に増産したガンダム」なのか、今後の公式発表が待たれるところです。
ただ、本商品の型式番号「FA-78-1」が、ORIGIN版ガンダムの型式番号「RX-78-02」のように、末尾番号が「01」では無く「1」と考えると、中の人の「MSV版プロトタイプガンダム」に似たガンダムの型式番号も「RX-78-1」と「01」では無い可能性が高いです。
そうなれば、中の人ガンダムは見た目も型式番号も「MSV版プロトタイプガンダム」と同じようになります。
「MSV版プロトタイプガンダム」が「ORIGIN」の世界観で黒歴史にならずに済むかもしれない!
当ブログとしては、歓喜すべき可能性です!
・・・と、「フルアーマーガンダムMSDの中のガンダムのORIGIN版との相違点」に話を元に戻します。
アンクルアーマー以外には以下の相違があります。
アンクルアーマー以外の「フルアーマーのガンダム」と「ORIGIN版ガンダム」の相違点をまとめると、
①肩(前期型と同じ?)
②胸の上オプション(前期型・中期型とも違う)
③前腕(前期型の右腕と同じ?)
といったところ。
残念ながら「MSV版プロトタイプガンダム」の特徴である「前腕の凹凸」「右腰のホルスター」等は、反映されてないようです。
バックパックも写真が「フルアーマーのガンダム」の写真が無いから判らないですね。
1/144ガンプラとすれば、旧キット以外にアレンジ多めの商品が(コチラも中の人として)出てますが、ORIGIN版ガンダムとして「MSV版プロトタイプガンダム」(に似たガンダム)が出る事に大いなる意義を感じますね。