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『ブグ MS-04』(「ブグ」開発時期)【設定】

2021-04-15 00:01:00 | 機動戦士ガンダム ジ オリジン
今日は「モビルスーツ ブグ」の(ファーストガンダム史も踏まえた)開発時期について、です。


(※『機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD ククルス・ドアンの島(2巻)』(カドカワ)おおのじゅじ・著。オリジン世界の一年戦争をサイドストーリーとして見事に描いています。)

コミック「ククルス・ドアンの島(2巻)」によると「UC.0077年6月」が「ブグがア・バオア・クー宙域でテスト運用」した時期のようです。

ここでガンダム年表です。



「MS-04ブグ」が、「MS-05A ザクⅠ」が開発された「UC.0074年8月」以前に開発されたとするなら、約3年も経過した「UC.0077年6月」にテスト運用するでしょうか?

1つの可能性として、「モビルスーツ兵器開発」を秘匿とするため、「テスト運用」は基本「ダークコロニー」内部限定で行っており、宙域での「テスト運用」していなかった為、「UC.0077年6月」に初めて「宙域テスト」をしたという考え。

ただ、この考えには2つ疑問が残ります。

①今まで「情報秘匿」としてきたのに、何故この時期に解禁したのか。
②テスト運用を最新型の「ザクⅠ」にせず、何故「ブグ」を使ったのか。


①は、
「ジオン軍が、開戦を意識して「情報秘匿」より「兵器運用」を優先するよう方針転換してきたから」
で説明がつきますね。
②は、
「MS-05」が「商業ベースの作業用MS」という「表」の顔のイメージダウンを懸念した事と、この時期に開発着手していた「YMS-06 ザクⅡ」と、ハイスペックな高コスト機である「ブグ」の
スペックが近い能力の為、「YMS-06」の仮想機として運用された。
と考えると妥当な感じもします。


『モビルスーツ ブグ(MS-04)』 ※公式HPより抜粋
『YMS-03 ヴァッフで集めたデータをもとに、兵器としての機動性や運動性、生産性などを考慮した設計を行うことで、初の本格的な戦闘にも対応可能な機体としてMS-04 ブグが完成する。
機動性の向上に直結する流体パルスシステムのエネルギー伝達用の動力パイプを装甲の外に配置し、四肢の関節駆動に使用するエネルギー量が多くなることで、高い運動性を獲得する。
しかし、高性能な試作機の開発時にありがちな話だが、生産性を度外視した設計により、機体の生産コストが高く量産に向いていないため、制式量産機の座は再設計によって誕生したMS-05 ザクⅠに譲ることになる。』

『ブグ』はコスト度返しの高性能機なんですよね。
それに対し『ザクⅠ』は量産の為、コスト重視したモデル。
ちょうど『ガンダム』と『ジム』の関係に似てます。
そして、この『ブグ』の解説にある
『機動性の向上に直結する流体パルスシステムのエネルギー伝達用の動力パイプを装甲の外に配置し、四肢の関節駆動に使用するエネルギー量が多くなることで、高い運動性を獲得する。』
は、正に「ザクⅠ(MS-05)の欠点を改善したザクⅡ(MS-06)」と同じコンセプトですし、開発中の「ザクⅡ(MS-06)」の仮想機として「ブグ(MS-04)」を利用するのは、現実的てすよね。

「ザクⅠ(MS-05)の欠点を改善したザクⅡ(MS-06)」については、こちらの書籍が詳しいです。

『マスターアーカイブ モビルスーツ MS-06 ザクII (マスターアーカイブシリーズ)GA Graphic・著』

しかし、この開発スケジュールで問題となるのが「UC.0078初頭 スミス海の虐殺(雨の海開戦)」です。
また、「スミス海の虐殺(雨の海開戦)」には「ファーストガンダム」との矛盾点もあります。
これについては次回とします。
次回更新は明日です。
「君は生き延びる事ができるか」 (故・永井一郎氏っぽく。)

『モビルスーツ ヴァッフ』(MS始祖・開発時期)【設定】

2021-04-14 00:01:00 | 機動戦士ガンダム ジ オリジン
今日は「ファーストガンダム」と「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の整合性を図った場合の、『ヴァッフ』の開発時期について、です。

『ヴァッフ』については『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式HP』のコメント



『モビルスーツ ヴァッフ(YMS-03)』(公式HPより抜粋)
『宇宙世紀0074年において、試作実験機であるモビルワーカー01式 最後期型では最大の懸念事項であった動力用融合炉の小型化が実現できずにいた。その結果、兵器開発の最高権限を持つギレン・ザビによってモビルスーツ(以下MSと表記)開発計画は中止の危機に直面する。そうした状況を打破し、モビルスーツ開発計画の継続を決定づけたのが、トレノフ・Y・ミノフスキー博士が提案した試作機YMS-03 ヴァッフの存在であった。YMS-03 ヴァッフは、ミノフスキー粒子を用いた技術を採用することで、動力用融合炉の小型化と流体パルスシステムを応用した駆動性能の向上を実現。その結果、宇宙空間での自在な機動性を獲得し、宇宙戦闘用の艦船や誘導兵器を凌駕する機動兵器としての可能性を提示した。
事実上MSの始祖的な存在となるYMS-03 ヴァッフは、ごく少数が試作機として生産されるが、その後、時をおかずに、より実戦的な後継機体の開発も行われていたため、兵器として制式採用されることはなかった。
機体名称となっている“ヴァッフ”は、“武器=武具”を指している。』

以上のコメントから、『YMS-04 ヴァッフ』はミノフスキー博士がギレンに『動力用融合炉の小型化が問題』解決として提示した『小型熱核反応炉』と同時に提案された事になってます。
そして、『MS-04 ブグ』は『YMS-03 ヴァッフ』試作機の完成後に、時をおかずに開発開始された事がわかります。

実際に、「ファーストガンダム」と「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の年表を並べてみます。



まず、

「UC.0074年2月 ザクⅠ試作機「YMS-05」ロールアウト。」

とあります。
これは、(昨日13日)の記事の検証で
「プロトタイプザクの後継として、「商業ベース」での作業用MSとしてザクⅠを完成」
させたものと判断しました。

なので、「ザクⅠ(YMS-05)」は「商業用一般作業モビルスーツ」開発していたものなので、「ヴァッフ(YMS-04)」や「ブグ(MS-04)」のような「軍事用として独自に隔離して開発」された兵器の後では無くとも良い事になります。

但し次の、

「UC.0074年8月 ザクⅠ実戦型「MS-05A」ロールアウト。総製造数は27機。」

は問題です。
「ザクⅠ実戦型」とある点からも、同じ「ザクⅠ」でも、これは「軍事用モビルスーツ」です。


(※『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』より、「ザクⅠ(シャア専用)」。
この機体も「ザクⅠ」初期生産型(MS-05A)となってます。 )

「ファーストガンダム」と「オリジン」設定を共存させるなら、型式番号「YMS-04 ヴァッフ」や「MS-05 ブグ」が、同じ軍事用モビルスーツである型式番号「MS-05A ザクⅠ」より兵器として開発された時期は早い事にならなければなりません。
具体的には、「YMS-04 ヴァッフ」や「MS-05 ブグ」のロールアウト時期は、「UC.0074年8月 ザクⅠ実戦型「MS-05A」ロールアウト」より以前となります。

しかし、ここで問題となるのは、コミック版「ククルスドアンの島(2巻)」の記述です。

これについては、「YMS-04 ヴァッフ」より「MS-05 ブグ」に絡む矛盾になるので、次回としたいと思います。

次回「ブグ MS-05」、ニュータイプの修羅場が見れるぞ!(ジュドーっぽく)


『プロトタイプザク』(MS-04設定相違)【設定】

2021-04-13 00:01:00 | 機動戦士ガンダム ジ オリジン
今日は、モビルスーツ『MS-04』の、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN(映像版)」と「ファーストガンダム」での設定相違についての記事です。

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN(映像版)」では、「モビルスーツ『MS-04』」として『ブグ』が設定されました。



一方、「ファーストガンダム(M-MSV)」では、、「モビルスーツ『MS-04』」として『プロトタイプザク』が設定されています。



同じ「型式番号のモビルスーツ(以下、MS)」が、2つ存在してしまっています。
この点について、カトキハジメ氏が以下のように語っています。
「ブグは、従来のプロトタイプザクにあたるMSで、(パラレル扱いの)オリジンで新たに設定されたものです。」
逆説的に「オリジン」をパラレル扱いしない場合、「プロトタイプザク」は消えてしまう事になります。

そんなの嫌だ!

だって、コミック「デベロッパーズ」も無かった事になってしまうじゃないですか!



※「デベロッパーズ(カドカワ)山崎峰水氏・著」。MS-04開発については生き生きと描いたコミックです。

で、「ブグ」「プロトタイプザク」両方を共存できないか、考えてみました。

まず、「ファーストガンダム(デベロッパーズ含む)」と「オリジン」の年表を並べてみます。



「デベロッパーズ」では、
「UC.0073年4月 MS-04に搭載予定の「小型熱核反応炉」の安全性問題から、下請けの「ホシオカ」にジオニック社が開発の一部を委託」
「オリジン」では、
「UC.0074年   MW-02の重量問題を、ミノフスキー博士考案の「小型熱核反応炉」により、改善。
MS開発本格稼動。YMS-03(ヴァッフ)、MS-04(ブグ)へと開発が進む。」
となっており、時期や開発MSが相違してます。

これはもう、「デベロッパーズ(M-MSV発祥)」の「プロトタイプザク」と、オリジンの「ブグ」は違うMSと考えるべきです。(カトキ先生ゴメンナサイ)
では何故「型式番号「MS-04」が同じなのに、違うMSが発生」するのか。
それは、「デベロッパーズ」のラストに登場する「MS-05 ザクⅠ」に鍵があります。
「デベロッパーズ」の「MS-05 ザクⅠ」は、

「UC.0074年2月 作業用MSとしてザクⅠを発表」

とあります。

つまり、

①「プロトタイプザク」や「(発表当初の表面上の)ザクⅠ」は、対マスコミ(対・地球連邦政府)の情報として、あくまで「商業用に開発された作業MS」。
②「YMS-03 ヴァッフ」や「MS-04 ブグ」は、「軍事用MS」として極秘裏に「ジオニック社内部限定で開発・テスト」された兵器。


(※「モビルスーツYMS-03 ヴァッフ」オリジンで登場。「小型熱核反応炉」実用により開発された機体。試作機の生産にとどまり、すぐに「ブグ」の開発に移行した。)

なんだと思います。
こう考えると「小型熱核反応炉」の提案時期が相違する(デベロッパーズではUC.0073年4月、オリジンでは翌年)のも、頷けます。
あくまで「商業用」の重量問題と、「軍事用兵器」の重量問題では、「小型熱核反応炉」に求められるスペックが全然違うハズです。
「大きさ・重さ」の規格も、「軍事兵器」にはより高いスペックが要求されるでしょうし、「出力」に関しては桁外れな能力が必要でしょう。
つまり「商業用の基準」で「小型熱核反応炉」を実用化成功したのが、「UC.0073年1月」。
「軍事用の基準」で「小型熱核反応炉」を実用化成功したのが、「UC.0074年」。

「軍事用」の「小型熱核反応炉」開発はMS兵器開発上の大問題で、「オリジン」ではミノフスキー博士自らが解決策をプレゼンしたのではないでしょうか。

ただ、「デベロッパーズ」で開発された「プロトタイプザク」は(コミックの描写からも)、ジオニック社の想像を遥かに超える性能だった為、実際の兵器となる「ブグ(もしくはヴァッフ)」にも転用・フィードバックされたと言えそうです。

実際、ジオニック社が評価しUC.0074年12月に実施された公開コンペにも勝ち抜いた「プロトタイプザク」は相当な性能だったと言えます。
おそらく、そのまま「小型熱核反応炉」を兵器基準のものに変更するだけで、軍事転用も可能なレベルだったのかも知れません。


(っていうか武装設定まであるから、小型熱核反応炉」を兵器基準のものに変更して実際に軍事転用の試作機として数機製造してたのでしょうね。)

そして、これら2種の「MS-04」を、「商業用」として成功した「MS-05 ザクⅠ」に、「軍事用の小型熱核反応炉を積載」し「統合」したと考えるとすっきりします。
そうして軍事用として量産されたのが、

「UC.0074年8月 ザクⅠ実戦型「MS-05A」ロールアウト。総製造数は27機。」

の記録なのでしょう。

さて、以上の事をまとめると、
・「ブグ」は、「UC.0074年8月」以前に開発。
・但し、開発は「秘匿」としていたため、「表」向きの「MS-04」は、「商業ベース」での「プロトタイプザク」。(少なくともUC.0077年6月迄は「ブグ」は秘匿とされ、「表」に出ていない。)

余談ですが、世間的には「MS-04 = プロトタイプザク」(一般商業用として世間の目に留まっていた)の為、後世にも情報として残るのは「プロトタイプザク」が主流だったと考えられます。
もしかしたら、「ブグ」が秘匿性が高かった為に、この時期のランバ・ラルの乗機として知れ渡っているのが、「ブグ」ではなく「ザクⅠ」なのかもしれません。


(※ガンプラMG「ザクⅠランバ・ラル専用機」。この機体とオリジンについは、別の記事で書きたいと思います。)


次回はもうひとつの「MS-04 ブグ(オリジン)」の話の前に、その前身となる「ヴァッフ MS-03(オリジン)」について整理していきます。
更新は明日です。
『君はまだ、本当のガンダムを知らない。』(逆シャア予告っぽく。)


『モビルワーカー』(モビルスーツ開発・誕生の設定相違)【設定】

2021-04-12 00:01:00 | 機動戦士ガンダム
この記事からご覧の方、ゴメンサナイ。
4月10日からスタートした連続テーマ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN(映像版)」と「ファーストガンダム」との設定相違点についてを記事にしています。
(この記事の開始・骨子については「2011.4.10」記事を、この記事を書いている理由や主旨については、「2018.6.20」「2018.9.30」記事をご参照ください。)

今日は「モビルスーツ開発・誕生の設定相違」について、です。

「モビルスーツの開発」に欠かせないコミックはこちら!




『デベロッパーズ―機動戦士ガンダムBefore One Year War (角川コミックス・エース)山崎峰水氏・著』です。
2003年11月1日に発売されたコミックですが、「モビルスーツの開発」を実にほのぼのと豊かに描いています。
で、このコミックには巻末に「年表」が付属しています。(あとで紹介します。)

さて、「モビルスーツの開発」として見逃せない書籍には、こちらもあります。




『マスターアーカイブ モビルスーツ MS-06 ザクII (マスターアーカイブシリーズ)GA Graphic・著』です。
2017年3月17日に発売されたムック本で、CGや瀧川虚至氏のデザイン画が豊富!
ガンプラ好きな方は、制作意欲に火がつくんじゃないでしょうか?
で、このムック本にも「モビルスーツ開発」が時系列に記事になっています。

それらを年表としてまとめると、コチラ!




左側がムック本情報。右側が「デベロッパーズ」年表抜粋。

ちょっと「「機動戦士ガンダム THE ORIGIN(映像版)」と「ファーストガンダム」との設定相違点」のテーマから外れますが、今回は「デベロッパーズ」と「マスターアーカイブ モビルスーツ MS-06 ザクII (以下、「ムック本」と表記)」の記述相違を解説していきます。

まず、「ムック本(抜粋・要約)」では、
『UC.0073年10月 コンペ開催。
MIP社「MIP-X0(航空機型)」とジオニック社「ZI-XA3(人型)」の2機の試作機が競合。』
『ジオニック社「ZI-XA3(人型)クラブマン」を採用し、モビルスーツと呼称し型式番号「MS-01」付与。』
その後、採用により予算確保できたため、
『制御機構の内臓に成功した「MS-02」開発。
「MS-03」で28t増の重量問題発生。
ZAS社が「小型熱核反応炉」実用化し問題解決。
「MS-04(18m級)」開発へ。』
『「小型熱核反応炉」の安全性の問題から、「MS-04」開発の一部を「ホシオカ」に委託。』
とあります。

対して「デベロッパーズ」では、
『UC.0073年4月 ジオニック社、ホシオカと接触。ホシオカでも「MS-04」開発が決定。』
『UC.0073年8月 ホシオカ、ジオニック社に試作型MS-04納入。』
とあります。

「ムック本」では、
『UC.0073年10月に、ジオニック社「MS-01」に決定。その後「MS-04」開発の一部を「ホシオカ」に委託。』
「デベロッパーズ」では
『UC.0073年4月に、ホシオカでも「MS-04」開発が決定』
と時期が相違するのです。

これは、「デベロッパーズ」が正解と考えます。

実は、商業誌『ガンダム vs ザク 大解剖(サンエイムック)』で、



『UC.0073.1 公国軍、新型兵器1号機完成。モビルスーツと呼称。』
となっているんです。

つまり、「ムック本」の
『UC.0073年10月に、ジオニック社「MS-01」に決定。』
は誤植で、
『『UC.0073年10月』⇒『『UC.0073年1月』
が正しいんじゃないでしょうか?

これだと、その後「MS-02」「MS-03」開発し、
『UC.0073年4月に、ホシオカでも「MS-04」開発が決定』
と時系列に整合性が出ます。

今日は以上です。
内容的に「ムック本の誤植」を指摘しただけでしたね。
薄っぺらい内容でガッカリさせてしましましたが、次回はいよいよ「プロトタイプザク VS ブグ(MS-04)」と、「オリジン版とファースト版「MS-04」相違問題」について書いていきます。
明日13日更新!
「君は、刻の涙をみる」(Zっぽく)

「コントリズム」(ダイクン関係でのオリジン設定時期の相違)【設定】

2021-04-11 23:03:00 | 機動戦士ガンダム ジ オリジン
この記事からご覧の方、ゴメンサナイ。
昨日の記事の続きになります。
昨日からスタートした連続テーマ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN(映像版)」と「ファーストガンダム」との設定相違点についてを記事にしています。
(この記事の開始・骨子については「2011.4.10」記事を、この記事を書いている理由や主旨については、「2018.6.20」「2018.9.30」記事をご参照ください。)

今回は「ジオン・ダイクンの設定相違」について、解説と相違する部分の私見での妥協点を記事にします。

このテーマの年表をピックアップすると・・・。(前回の表は全体を載せた都合、小さくて見えにくかったし、再掲です。)



商業誌『ガンダム vs ザク 大解剖(サンエイムック)』



によると、『UC.0052 ジオン・ダイクンがコントリズム実践』となってます。

これに対し、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式HP』では、
『U.C.0057。
 宇宙移民が始まって半世紀が過ぎた頃、ムンゾに反連邦の論旨で注目を集める活動家が現れる。のちのムンゾ自治共和国の議長となる、ジオン・ズム・ダイクンだ。』
ってなってます。

5年相違するんですよね。
ただ、後述にありますが『UC.0058 サイド3独立宣言。ジオン共和国樹立』とありますが、さすがに『U.C.0057』から、たった1年で『独立宣言』し『共和国樹立』までは早過ぎな気がします。
なので、『UC.0052』からコントリズム提唱し活動してきたジオン・ダイクンが、『UC.0057』にようやく活動家として「ジオン・ダイクン」個人名で連邦に対してもマークされ始めた・・・というところじゃないでしょうか?
この解釈だと、『ファースト』と『オリジン』どちらの設定も立てる事になります。
個人的にどうでも良い部分ですけど。


続いて、
商業誌『ガンダム vs ザク 大解剖(サンエイムック)』では、
『UC.0058 サイド3独立宣言。ジオン共和国樹立。』
となってますが、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式HP』では、
『ムンゾ自治共和国』
となってます。

独立宣言して樹立した当初の「国名」が違ってるんですよね。

これに関しては『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の設定を優先し、改変すべきでしょう。
ジオン創生を映像化しているのは後発の『オリジン』ですし、この当たりの『オリジン』設定の妥当性は説得力があります。
どのみち「オリジン」世界でも、『UC.0071』には『ジオン自治共和国』になりますし。

という訳で、今日はここまで。

容量もあるんで、続きは次回で。
次回は『モビルスーツ開発・誕生の設定相違』について、です。
明日12日更新!
見て下さい!(Vガン風に。)