鼻歌が意識しないうちに冬から春へ。
あかぎれで手先が痛かったときは「母さんのあかぎれ痛い」と「かあさんの歌」を口ずさんでいたのが、このごろ「椿咲く春なのに」とチョー・ヨンピルの「釜山港へ帰れ」になっている。家の庭にも赤・白両方の椿が咲いている。
日本はコロナウイルスの感染者を少なく見せるために大規模な検査に後ろ向きだが、すでに他の国で大量の感染者が出ていて、「オリンピックどころ」ではなくなっている。
イタリアでは緊縮財政のためにすでに医療体制が脆弱になっていて、そのために感染者が広がっているのだという。
アメリカもまた強欲な保険会社の儲けを優先して医療費が高いから普通の人は中々病院に行かない。
アメリカの目と鼻の先にキューバと言う国がある。キューバは革命以来アメリカの圧迫を受けながら今日まで持ちこたえて来た。その一番の決め手は医療と教育の無償化を進めた結果ではないかと今思うのだ。
アメリカは何とかキューバの体制転覆をはかろうとしてきたがことごとく失敗してきた。コロナウィルスの蔓延でその理由がはっきりした。
今「強欲資本主義」が終わろうとしている。アメリカでは国民皆保険を主張するサンダース氏が根強い支持を得ている。
日本は1960年代に国民皆保険制度が始まり人々はこの恩恵を受けて来た。この制度を守らなくてはならない。新自由主義のアメリカに売り渡してはならない。
侵略と軍事の時代は終わる。アメリカの時代は終わる。新ウィルスが終わらせるのだ。これぞ神の摂理でなくてなんであろう。