バリトンの歌声伊藤久男

菅の所信表明、信毎の見出しは「棒読み総理」
いずれにしてもこれを聞いた人々の感想はこれに尽きる。

『エール』戦時歌謡＝軍歌の歌手の戦後
ドラマでは佐藤久志の伊藤久男、勝って来るぞと勇ましくではじまる「露営の歌」、ああ、あの顔で、あの声での「暁に祈る」
作詞や作曲者は知らなくても歌った歌手のイメージは強烈だ。戦争が終わったら何食わぬ顔で平和の歌を歌うというわけにはいかなかったようで苦しむ姿が描かれる。そうだったの？
子供の頃ラジオののど自慢の出場者がよく歌った曲が伊藤久男の「イヨマンテの夜」。アイヌの熊祭りを勇壮に歌い上げた曲だ。
確かこのドラマでは池田の名で登場する菊田一夫のドラマ「君の名は」関連の歌だと思うが。
私は伊藤久男のLPを持っているが昭和24年の歌だ。作詞は菊田一夫。作曲は古関裕而
「君の名は」は佐田啓二・岸恵子の映画が先だったのか。その後ラジオドラマになり、「女湯がこの放送時間にはからっぽになる」と言われた。
ラジオ歌謡の「山の煙」、「アザミの歌」もこのLPに入っている。伊藤久男が最初に歌ったのかどうか知らないがとてもいい。
但し今はステレオが故障しているので聞いたのは大分前だが。
久志役の山崎育三郎が「長崎の鐘」を歌ったが、私には藤山一郎より育三郎の方が好きだ。感情がこもっている。
藤山一郎は自分の声に酔っていて「どうだ、こんなに僕はいい声なんだよ」という思いが強すぎる。