父に「おんぶにだっこ」菅の長男。
石原慎太郎の息子達が父と叔父の名に乗っかって生きているのと同様、菅の息子も同じだ。
40代の息子は20代の頃は国会議員の父の秘書。そして今は東北新社と言う広告代理店の総務担当か何かで総務省に顔が効く。これぞ絵にかいたような「利害関係者」。縁故採用だ。議員の息子、とりわけ時の総理の息子として生きている。
このような例は世の中にあまたある。しかし民間企業の町工場や個人商店、農業などは親族が後継になってくれなければ事業が続けられない。
しかし少なくとも株式を公開している企業にあってはその任にふさわしい者がトップに就く。そうしなければ従業員に責任を持つことができない。
しかし議員の場合は親の選挙区をそのまま受け継ぐというのは問題だ。先頃亡くなった立憲民主党の羽田雄一郎氏もいわば世襲政治家一家の流れにいて議員に当選していたわけで、今回弟の次郎氏が補選に出るが、羽田家の名前を利用することになるのだが、選挙と言う洗礼は受けなければならない。
政治家一家の血筋を有難がる選挙民の方も考え直さなくてはならない。税金を使う議員に出来の悪い世襲議員を国会に送らないよう心すべき。