Do you really dream of jumping sheep?
(ども 火星人です。レイシストお断り)
Martian Official Weblog



この話はずっと書こうと思っていたのですが・・
春ごろ、高須克弥が「コロナは空気感染する」と言ったらデマ屋のEARLが「デマを飛ばすのはやめてください」と突っ込んだんですね。
その当時、EARLのデマはまだあまりひどいものではなかったし、高須克弥はすでにコロナでヘイトデマを垂れ流していたので(通常運転ですよ)、EARLの勝利かと思ったら、EARLが謝ってました。
別に高須克弥の正しさが証明されたわけではなくて、高須の取り巻きが異常な嫌がらせをしたからなんですが、そこで謝るのが間違ってます。
というか医クラの自浄作用のなさがはっきりわかる瞬間でもありました。
正しさより力関係。

ただ、その時点でエアロゾル感染についてはすでに指摘されていたんですよね。
しかし、その時はどうも医クラにおけるエアロゾル感染と空気感染は厳密な定義による違いがありそうだとその医クラたちの様子からは見えたので、テキトーに流していましたが、その後を見る限り、どうやらそれほど厳密な定義の違いはないようですね。

微妙なタイトルの記事が出ていますね。
間隔2mが基本
新型コロナ「間隔2mが基本。できない際はマスクでリスク低減を」神戸大大学院・岩田教授
2mが基本なのはいいとして、「できない際はマスク」かよ。
ぼくらは普通マスクして2m離れます。
ここも気になりますね。
なぜか? 新型コロナは大人を中心とした感染症で、10代以下の子どもたちは感染しにくい。
いや、子供は「症状が出にくい→なかなか検査を受けない→見つかりにくい」のであって、検査をバンバンしたところは、凄い数が出ていますけど。
というか、これ後の文と文脈的につながってないようですが。
そしてこれ。
コロナの場合、経路のほとんどは飛沫(ひまつ)という鼻や口から飛び出す水しぶき。これは2メートルの距離があれば全て落ちる。
「水しぶき」は落ちるでしょうね。だいたいは2m以内で。すべてではないと思います。
それにそれは「水しぶき」のみ。

坂本大先生も似たようなことを言っていたし、いくつか医者が書いているらしきサイトを見ましたが、どうもあの界隈では水分にウイルスが入っていて、その状態は飛沫といい、5μm以上では重いからすぐに落下すると思っている節があります。
この5μmという数字ですが、結核の飛沫核感染で肺に直接入りやすいサイズが5μm以下ということらしいですね。(それより大きくても肺に入らないということではなく、入りやすいかどうか)
しかし残念ながら水のエアロゾルは5μm以上の大きさでも空中に浮きます。
医クラの皆さんはご存じないかもしれませんが、昼間に空を見上げるとたいていというものがありまして、あれは水蒸気ではなく、水や氷でできています。
あの「重くてすぐに落下する」はずの水で。
大きさは3~10μmほどでしょうか。
普通に浮いています。まあ、一応氷の方が浮くサイズは少し大きめだとは思います。かすかに比重が小さいのと形がいろいろ(結晶ですからね)なので浮きやすいだろうと。
水は表面張力があるのでおおよそ丸くなりますし。

その昔池上彰が「プルトニウムは重いから遠くまでは飛んで行かない」と言っていたのを思いだしました。
それはともかく、こういった粒子は基本的には空気の流れに沿って動くと思います。

イタチを使ったエアロゾル感染の実験。
イタチ実験
下のイタチは感染していて、この形で1メートル以上離れた上のイタチに感染するかを実験したところ、感染しましたと。
この状態では「飛沫」は上に行きません。(行けません)
パイプにはゆっくりとした空気の流れはあったそうです。

要するに空気の流れの問題でしょう。2m離れているからマスクしなくても大丈夫とは言えないし、みんなで一緒に至近距離で飯食ってたら空気の流れに関係なく危ないですよね。扇子なんかでは防げないと思います。
もちろんマウスガードとかでも。まあ、効果は「ゼロではない」というレベルじゃないですかね、その辺は。
そのあたりを考えた換気がうまくできるところで、そこそこ離れて食べるなら、まあ、だいたい大丈夫かもしれませんが。
あ、換気については病院は日ごろから(コロナ前から)考えてますよね。(でも防げてはいないか)

全然違う話ですが、
コロナ潜伏「10日以上」症例
コロナ潜伏「10日以上」症例 名古屋市発表 「まれなケース」観察期間維持
もちろんこれはごく一部の例です。
ごく一部の例をもとにベイズ推定を使ってテキトーな数字は出しません(キリッ

ポゴさん。
Ravel - Gaspar de la Nuit


ブログランキング・にほんブログ村へ



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )