日本アカデミーのノミネート(じゃなくて優秀賞というんだっけ)が発表されていた。
松子、大和、海猿、フラ、一分・・・と予想していたのだけど、結果は以下のように・・・
優秀作品賞
明日の記憶 (東映ほか)
男たちの大和 YAMATO (東映・角川・テレ朝ほか)
THE 有頂天ホテル (東宝・フジテレビ)
武士の一分 (松竹・テレ朝ほか)
フラガール (シネカノンほか)
映画会社バランスでは、
東映2:東宝1:松竹1:マイナー(シネカノン)1
テレビ局バランスでは
テレ朝2:フジ1:日テレ0:TBS0
もっとも「明日の記憶」は読売新聞が制作に絡んでるから日テレとみなしてもいいかもしれないけど
テレビ局バランスと映画会社バランス考えての私の予想だったけど、そうそう杓子定規には決まらないものだ。
例によってどうでもよさげなノミネーションだけど、この中なら断然「フラガール」に頑張って欲しい
最優秀は希望込みで「フラガール」と予想しておく。
優秀アニメーション作品賞
あらしのよるに (TBS、東宝ほか)
ゲド戦記 (東宝、ジブリ、日テレほか)
時をかける少女 (角川)
ブレイブ ストーリー (フジテレビ、ワーナーほか)
名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム) (東宝、日テレほか)
今年から作られた賞のようだ。作品賞で候補落ちしたTBSと日テレがここで雪辱をはらしている?世評では「時かけ」が圧倒的だけど、観た人間の絶対数の差で「ゲド」じゃないかなあ?
監督賞
佐藤 純彌 「男たちの大和 YAMATO」
中島 哲也 「嫌われ松子の一生」
三谷 幸喜 「THE 有頂天ホテル」
山田 洋次 「武士の一分」
李 相日 「フラガール」
で、これ以降の賞は松子と記憶と大和が候補枠を奪い合う。松子と予想していた私のヨミもまんざら的外れでもなかった。なんとなく佐藤 純彌あたりのベテランに最優秀与えるんじゃないかな?
脚本賞
砂本量・三浦有為子 「明日の記憶」
中島 哲也 「嫌われ松子の一生」
三谷 幸喜 「THE 有頂天ホテル」
山田洋次・平松恵美子・山本一郎 「武士の一分」
李 相日・羽原 大介 「フラガール」
アメリカみたいにオリジナルと脚色に分けて表彰してほしい。
「フラガール」作品賞という前提で予想を組み立てると、監督賞はキャリアのない人よりベテランに行くとして、以降の賞は例年の傾向で作品賞受賞作の大量受賞となると思うので、最優秀「フラガール」と予想しておく。
主演男優賞
オダギリ ジョー 「ゆれる」
妻夫木 聡 「涙そうそう」
寺尾 聰 「博士の愛した数式」
役所 広司 「THE 有頂天ホテル」
渡辺 謙 「明日の記憶」
主演女優賞
檀 れい 「武士の一分」
長澤 まさみ 「涙そうそう 」
中谷 美紀 「嫌われ松子の一生」
樋口 可南子 「明日の記憶」
松雪 泰子 「フラガール」
助演男優賞
大沢 たかお 「地下鉄(メトロ)に乗って」
香川 照之 「ゆれる」
笹野 高史 「武士の一分」
佐藤 浩市 「THE 有頂天ホテル」
松山 ケンイチ 「デスノート 前編」
助演女優賞
蒼井 優 「男たちの大和 YAMATO」
蒼井 優 「フラガール」
富司 純子 「フラガール」
もたい まさこ 「かもめ食堂」
桃井 かおり 「武士の一分」
演技部門はいろいろバラエティに富んでいて面白い。基本的に評価に値しないと思っている日アカだが、それでも他の賞よりいいと思えるところが二点あって、「作品、俳優、監督、脚本以外のスタッフにも賞を与えるところ」と「人物でなく作品で選ぶところ」である。特に後者は重要で、だから蒼井優のダブルノミネートなんかも起こりうるし、中谷美紀の対象作品名がに「7月24日通りのクリスマス」が並記されるようなこともない。
「ゆれる」のジョーさんに香川さん、「かもめ食堂」のもたいさんとか候補になってるのは単純にうれしい。最優秀はないだろうが
日テレの押しが弱かったのか、デスノートの竜也の名前がない。分相応といえばそうだけど、授賞式で「勝った・・・」とか呟いて欲しかった
キムタクはジャニーズの意向で主演賞辞退。辞退するのは勝手だけど、辞退します、はいわかりました・・・ってのも賞の権威としてどうだろう?アメリカのアカデミーは「オスカー像を受け取らないのは勝手だがアカデミー会員による選出を覆すことはできない」・・・というスタンスである。
最優秀予想は以下のようにしておく
主男 渡辺謙
主女 中谷美紀
助男 笹野高史
助女 蒼井優(フラ)
音楽賞
大島 ミチル 「明日の記憶」
ガブリエル・ロベルト/渋谷 毅 「嫌われ松子の一生」
冨田 勲 「武士の一分」
久石 譲 「男たちの大和 YAMATO」
本間 勇輔 「THE 有頂天ホテル」
フラが候補になってないのは、ジェイクシマブクロが授賞式に出席できないからだろう。受賞式に来られない人には賞をあげない・・・日アカが守り続ける伝統である。(式にこなかった大竹しのぶに与えたこともあったけど)
撮影賞
阿藤 正一 「嫌われ松子の一生」
阪本 善尚 「男たちの大和 YAMATO」
長沼 六男 「武士の一分」
山本 英夫 「THE 有頂天ホテル」
山本 英夫 「フラガール」
照明賞
木村 太朗 「嫌われ松子の一生」
大久保 武志 「男たちの大和 YAMATO」
中須 岳士 「武士の一分」
小野 晃 「THE 有頂天ホテル」
小野 晃 「フラガール」
美術賞
桑島 十和子 「嫌われ松子の一生」
種田 陽平 「THE 有頂天ホテル」
種田 陽平 「フラガール」
出川 三男 「武士の一分」
松宮敏之・近藤成之 「男たちの大和 YAMATO」
録音賞
岸田 和美 「武士の一分」
志満順一・太斉唯夫 「嫌われ松子の一生」
白取 貢 「フラガール」
瀬川 徹夫 「THE 有頂天ホテル」
松陰信彦・瀬川徹夫 「男たちの大和 YAMATO」
編集賞
石井 巌 「武士の一分」
今井 剛 「フラガール」
上野 聡一 「THE 有頂天ホテル」
小池 義幸 「嫌われ松子の一生」
米田 武朗 「男たちの大和 YAMATO」
スタッフにも賞を与えるのがいいところだと、さっき書いたけど、毎年の傾向だが、同じ作品名ばかりがズラっと並ぶ。他に観てないのかよ!!とか思ってしまう。
なんで毎年、こんな風になるのかと言えば、恐らく、投票システムの問題ではないかと思う。
全部門、優秀賞も最優秀賞も全員投票で決めるのである。日本アカデミーの会員ってだいたい映画業界の人間ということになると思うが、一大勢力となっているのは、東宝・松竹・東映の全社員。だからメジャー作品が圧倒的に強いのだけど、しかし録音とか編集の優劣を専門外の人がどれくらい判るのだろうか?よくわかんないから、面白かったあの映画のスタッフに投票しちゃえってノリだったりしないだろうか?
アメリカのアカデミー賞は脚本賞なら脚本部会が、撮影賞なら撮影部会が・・・といわば専門の人たちが選んでいるのである。
日アカもせめて優秀賞くらいは専門の部会が選ぶ様にしたほうがいいんじゃないだろうか?
以下勘で最優秀予想
音楽 大和
撮影 フラ
照明 フラ
美術 フラ
録音 大和
編集 松子
外国作品賞
「クラッシュ」
「ダ・ヴィンチ・コード」
「父親たちの星条旗」
「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」
「ホテル・ルワンダ」
ダ・ヴィンチとかパイレーツとかさすが日アカ!!って感じの選出である。そんな中「ホテル・ルワンダ」は快挙といってよいだろう。いっそ最優秀も勢いでとってくれないかな・・・と思うけど、予想は無難に「星条旗」としておく
新人賞
須賀 健太 「花田少年史 幽霊と秘密のトンネル」
塚地 武雅 「間宮兄弟」
速水 もこみち 「ラフ」
松山 ケンイチ 「男たちの大和 YAMATO」
蒼井 優 「フラガール」
檀 れい 「武士の一分」
山崎 静代 「フラガール」
YUI 「タイヨウのうた」
最優秀はない部門
公式HPより・・・「新人俳優賞は劇場映画に出演し、印象を与えた俳優(原則として映画初出演ではなくとも、主演、助演クラスの大役を演じたのが初めてという意味)男女3~5名ずつを決定します」
なるほど、「花とアリス」の蒼井優は大役でないとみなされたか、印象をあたえなかったということらしい。「フラ」より前に公開の「大和」での役も印象的ではなかったということか・・・と意地悪な見方をついしてしまうが、まあこれからが期待の新人俳優に賞を与えましょうってくらいのものだからいいや。
ちなみに「誰も知らない」でカンヌ主演男優賞の柳楽優弥くんはその年の日アカの新人賞を受賞していない(おそらく「星になった少年」のロケのため授賞式に出席できなかったから。式に出席しない無礼者には賞をあげない・・・日アカの貫く基本スタイルだから仕方ない)。彼が新人賞をとるにはカンヌ主演賞以上の印象を与えねばならない。ハリウッドでアカデミー賞くらいとらなきゃ日アカの新人賞はもらえないだろう。他の新人俳優にくらべ恐ろしくハードルの高くなった彼。「シュガー&スパイス」くらいで新人賞もらえないのも当然だ。
会長特別賞
故 伊福部 昭 <音楽>
故 今村 昌平 <監督>
故 田村 高廣 <俳優>
故 丹波 哲郎 <俳優>
故 永山 武臣 <松竹>
受賞自体には文句ないけど、日アカのよくないところはこういう賞を生前に与えないこと
岡田茂賞
株式会社ロボット
協会特別賞
鈴木 和幸 <映画美術特殊工作>
*******
私の最優秀予想をまとめると
作品 「フラ」
監督 佐藤 純彌「大和」
脚本 「フラ」
主男 渡辺謙 「明日」
主女 中谷美紀 「松子」
助男 笹野高史 「一分」
助女 蒼井優 「フラ」
音楽 「大和」
撮影 「フラ」
照明 「フラ」
美術 「フラ」
録音 「大和」
編集 「松子」
外国 「星条旗」
「フラ」をキーにしてあとはけっこうバランスよく散らした予想となった。
さて、結果はどうなることやら
*******
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松子、大和、海猿、フラ、一分・・・と予想していたのだけど、結果は以下のように・・・
優秀作品賞
明日の記憶 (東映ほか)
男たちの大和 YAMATO (東映・角川・テレ朝ほか)
THE 有頂天ホテル (東宝・フジテレビ)
武士の一分 (松竹・テレ朝ほか)
フラガール (シネカノンほか)
映画会社バランスでは、
東映2:東宝1:松竹1:マイナー(シネカノン)1
テレビ局バランスでは
テレ朝2:フジ1:日テレ0:TBS0
もっとも「明日の記憶」は読売新聞が制作に絡んでるから日テレとみなしてもいいかもしれないけど
テレビ局バランスと映画会社バランス考えての私の予想だったけど、そうそう杓子定規には決まらないものだ。
例によってどうでもよさげなノミネーションだけど、この中なら断然「フラガール」に頑張って欲しい
最優秀は希望込みで「フラガール」と予想しておく。
優秀アニメーション作品賞
あらしのよるに (TBS、東宝ほか)
ゲド戦記 (東宝、ジブリ、日テレほか)
時をかける少女 (角川)
ブレイブ ストーリー (フジテレビ、ワーナーほか)
名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム) (東宝、日テレほか)
今年から作られた賞のようだ。作品賞で候補落ちしたTBSと日テレがここで雪辱をはらしている?世評では「時かけ」が圧倒的だけど、観た人間の絶対数の差で「ゲド」じゃないかなあ?
監督賞
佐藤 純彌 「男たちの大和 YAMATO」
中島 哲也 「嫌われ松子の一生」
三谷 幸喜 「THE 有頂天ホテル」
山田 洋次 「武士の一分」
李 相日 「フラガール」
で、これ以降の賞は松子と記憶と大和が候補枠を奪い合う。松子と予想していた私のヨミもまんざら的外れでもなかった。なんとなく佐藤 純彌あたりのベテランに最優秀与えるんじゃないかな?
脚本賞
砂本量・三浦有為子 「明日の記憶」
中島 哲也 「嫌われ松子の一生」
三谷 幸喜 「THE 有頂天ホテル」
山田洋次・平松恵美子・山本一郎 「武士の一分」
李 相日・羽原 大介 「フラガール」
アメリカみたいにオリジナルと脚色に分けて表彰してほしい。
「フラガール」作品賞という前提で予想を組み立てると、監督賞はキャリアのない人よりベテランに行くとして、以降の賞は例年の傾向で作品賞受賞作の大量受賞となると思うので、最優秀「フラガール」と予想しておく。
主演男優賞
オダギリ ジョー 「ゆれる」
妻夫木 聡 「涙そうそう」
寺尾 聰 「博士の愛した数式」
役所 広司 「THE 有頂天ホテル」
渡辺 謙 「明日の記憶」
主演女優賞
檀 れい 「武士の一分」
長澤 まさみ 「涙そうそう 」
中谷 美紀 「嫌われ松子の一生」
樋口 可南子 「明日の記憶」
松雪 泰子 「フラガール」
助演男優賞
大沢 たかお 「地下鉄(メトロ)に乗って」
香川 照之 「ゆれる」
笹野 高史 「武士の一分」
佐藤 浩市 「THE 有頂天ホテル」
松山 ケンイチ 「デスノート 前編」
助演女優賞
蒼井 優 「男たちの大和 YAMATO」
蒼井 優 「フラガール」
富司 純子 「フラガール」
もたい まさこ 「かもめ食堂」
桃井 かおり 「武士の一分」
演技部門はいろいろバラエティに富んでいて面白い。基本的に評価に値しないと思っている日アカだが、それでも他の賞よりいいと思えるところが二点あって、「作品、俳優、監督、脚本以外のスタッフにも賞を与えるところ」と「人物でなく作品で選ぶところ」である。特に後者は重要で、だから蒼井優のダブルノミネートなんかも起こりうるし、中谷美紀の対象作品名がに「7月24日通りのクリスマス」が並記されるようなこともない。
「ゆれる」のジョーさんに香川さん、「かもめ食堂」のもたいさんとか候補になってるのは単純にうれしい。最優秀はないだろうが
日テレの押しが弱かったのか、デスノートの竜也の名前がない。分相応といえばそうだけど、授賞式で「勝った・・・」とか呟いて欲しかった
キムタクはジャニーズの意向で主演賞辞退。辞退するのは勝手だけど、辞退します、はいわかりました・・・ってのも賞の権威としてどうだろう?アメリカのアカデミーは「オスカー像を受け取らないのは勝手だがアカデミー会員による選出を覆すことはできない」・・・というスタンスである。
最優秀予想は以下のようにしておく
主男 渡辺謙
主女 中谷美紀
助男 笹野高史
助女 蒼井優(フラ)
音楽賞
大島 ミチル 「明日の記憶」
ガブリエル・ロベルト/渋谷 毅 「嫌われ松子の一生」
冨田 勲 「武士の一分」
久石 譲 「男たちの大和 YAMATO」
本間 勇輔 「THE 有頂天ホテル」
フラが候補になってないのは、ジェイクシマブクロが授賞式に出席できないからだろう。受賞式に来られない人には賞をあげない・・・日アカが守り続ける伝統である。(式にこなかった大竹しのぶに与えたこともあったけど)
撮影賞
阿藤 正一 「嫌われ松子の一生」
阪本 善尚 「男たちの大和 YAMATO」
長沼 六男 「武士の一分」
山本 英夫 「THE 有頂天ホテル」
山本 英夫 「フラガール」
照明賞
木村 太朗 「嫌われ松子の一生」
大久保 武志 「男たちの大和 YAMATO」
中須 岳士 「武士の一分」
小野 晃 「THE 有頂天ホテル」
小野 晃 「フラガール」
美術賞
桑島 十和子 「嫌われ松子の一生」
種田 陽平 「THE 有頂天ホテル」
種田 陽平 「フラガール」
出川 三男 「武士の一分」
松宮敏之・近藤成之 「男たちの大和 YAMATO」
録音賞
岸田 和美 「武士の一分」
志満順一・太斉唯夫 「嫌われ松子の一生」
白取 貢 「フラガール」
瀬川 徹夫 「THE 有頂天ホテル」
松陰信彦・瀬川徹夫 「男たちの大和 YAMATO」
編集賞
石井 巌 「武士の一分」
今井 剛 「フラガール」
上野 聡一 「THE 有頂天ホテル」
小池 義幸 「嫌われ松子の一生」
米田 武朗 「男たちの大和 YAMATO」
スタッフにも賞を与えるのがいいところだと、さっき書いたけど、毎年の傾向だが、同じ作品名ばかりがズラっと並ぶ。他に観てないのかよ!!とか思ってしまう。
なんで毎年、こんな風になるのかと言えば、恐らく、投票システムの問題ではないかと思う。
全部門、優秀賞も最優秀賞も全員投票で決めるのである。日本アカデミーの会員ってだいたい映画業界の人間ということになると思うが、一大勢力となっているのは、東宝・松竹・東映の全社員。だからメジャー作品が圧倒的に強いのだけど、しかし録音とか編集の優劣を専門外の人がどれくらい判るのだろうか?よくわかんないから、面白かったあの映画のスタッフに投票しちゃえってノリだったりしないだろうか?
アメリカのアカデミー賞は脚本賞なら脚本部会が、撮影賞なら撮影部会が・・・といわば専門の人たちが選んでいるのである。
日アカもせめて優秀賞くらいは専門の部会が選ぶ様にしたほうがいいんじゃないだろうか?
以下勘で最優秀予想
音楽 大和
撮影 フラ
照明 フラ
美術 フラ
録音 大和
編集 松子
外国作品賞
「クラッシュ」
「ダ・ヴィンチ・コード」
「父親たちの星条旗」
「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」
「ホテル・ルワンダ」
ダ・ヴィンチとかパイレーツとかさすが日アカ!!って感じの選出である。そんな中「ホテル・ルワンダ」は快挙といってよいだろう。いっそ最優秀も勢いでとってくれないかな・・・と思うけど、予想は無難に「星条旗」としておく
新人賞
須賀 健太 「花田少年史 幽霊と秘密のトンネル」
塚地 武雅 「間宮兄弟」
速水 もこみち 「ラフ」
松山 ケンイチ 「男たちの大和 YAMATO」
蒼井 優 「フラガール」
檀 れい 「武士の一分」
山崎 静代 「フラガール」
YUI 「タイヨウのうた」
最優秀はない部門
公式HPより・・・「新人俳優賞は劇場映画に出演し、印象を与えた俳優(原則として映画初出演ではなくとも、主演、助演クラスの大役を演じたのが初めてという意味)男女3~5名ずつを決定します」
なるほど、「花とアリス」の蒼井優は大役でないとみなされたか、印象をあたえなかったということらしい。「フラ」より前に公開の「大和」での役も印象的ではなかったということか・・・と意地悪な見方をついしてしまうが、まあこれからが期待の新人俳優に賞を与えましょうってくらいのものだからいいや。
ちなみに「誰も知らない」でカンヌ主演男優賞の柳楽優弥くんはその年の日アカの新人賞を受賞していない(おそらく「星になった少年」のロケのため授賞式に出席できなかったから。式に出席しない無礼者には賞をあげない・・・日アカの貫く基本スタイルだから仕方ない)。彼が新人賞をとるにはカンヌ主演賞以上の印象を与えねばならない。ハリウッドでアカデミー賞くらいとらなきゃ日アカの新人賞はもらえないだろう。他の新人俳優にくらべ恐ろしくハードルの高くなった彼。「シュガー&スパイス」くらいで新人賞もらえないのも当然だ。
会長特別賞
故 伊福部 昭 <音楽>
故 今村 昌平 <監督>
故 田村 高廣 <俳優>
故 丹波 哲郎 <俳優>
故 永山 武臣 <松竹>
受賞自体には文句ないけど、日アカのよくないところはこういう賞を生前に与えないこと
岡田茂賞
株式会社ロボット
協会特別賞
鈴木 和幸 <映画美術特殊工作>
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私の最優秀予想をまとめると
作品 「フラ」
監督 佐藤 純彌「大和」
脚本 「フラ」
主男 渡辺謙 「明日」
主女 中谷美紀 「松子」
助男 笹野高史 「一分」
助女 蒼井優 「フラ」
音楽 「大和」
撮影 「フラ」
照明 「フラ」
美術 「フラ」
録音 「大和」
編集 「松子」
外国 「星条旗」
「フラ」をキーにしてあとはけっこうバランスよく散らした予想となった。
さて、結果はどうなることやら
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その他の2006年度映画賞→2006年度国内映画賞一覧
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