疲れました。しかし、やりきった感のある心地よい疲れです。
2000年代の映画ベストを広くブロガーから募集しよう・・・とは、2008年ごろから構想していました。
来るべき00年代ベスト企画の心の準備運動のために90年代ベスト映画という記事をブログにアップしたりもしました。
(その記事→90年代の私的映画ランキング(90年代総括))
そうして2年かけてルールや募集期間などの検討を続け、「年間マイベストテン」を映画好きブロガーのみなさんが発表する年末年始の時期にあわせて「ブロガーによる00年代映画ベストテン」という企画を立ち上げたのです。
基本的には「来るものはこばまず」でしたが、そうはいっても、当ブログは人気ブログランキング上位常連のようなブログでもなく、記事で「00年代ベストテン募集」と言っただけでは投稿してくれる方はほとんどおりません。
そこで、普段私がよく覗かせてもらっているブログを中心に、コメントにて00年代ベストテンのエントリーをお願いして回りました。
したがって、集計結果は「私がよく利用する映画ブログ」が中心となり、ある程度、趣味嗜好は似通った者たちによるベストになっていると思います。
エントリー数は、映画秘宝誌のゼロ年代ベストが50名のライターによる選出だったので、努力目標を「50」と設定していましたが、やはり個人の力には限界があり総エントリーは「37」でした。ですが個人レベルでは頑張った方だと自己満足しています。
00年代のベスト募集を始めて、感じたことは、ここ10年間ほどの鑑賞作品を記録に残していたり、振り返る資料をもっていたりする人というのは意外に少ないということでした。何年も前の映画は覚えていないからとエントリーを辞退される方も少なからずおりました。逆に言えばここ10年間の鑑賞映画を記録に残していたり、資料を広げて振り返ってみたりできる人というのは、本当に映画が好きで好きでたまらない人たちなんだろうなぁ・・・と思います。
そうした筋金入りの映画好きたちによる2000年代ベストですが、結果として映画秘宝誌の「ゼロ年代ベスト」よりは、キネマ旬報との親和性の高そうな結果となりました。
秘宝で高評価の「少林サッカー」「デス・プルーフ in グラインドハウス」ははるか圏外。「宇宙戦争」「トゥモロー・ワールド」「アポカリプト」は1票も入らず(個人的にはどれも好きな映画ですが)。
対して、キネ旬1位獲得作は邦洋ベスト20作中8作品。キネ旬3位以内まで枠を広げれば13作品。キネ旬テン落ち作品は「時をかける少女」のみ。(「アバター」はキネ旬ベストテンでは2010年度の対象作品)
ブロガーによる00年代ベスト入選作はどれも超有名な人気作で意外性には乏しいですが、自信をもってお勧めできる映画ばかりです。
そんな中でもギリシャの巨匠テオ・アンゲロプロスの「エレニの旅」がランクインするネット系の2000年代ベストはここくらいだろう、とひそかな個性を強調したいと思います。
ともかく2000年代という10年間の映画をふりかえるという壮大な企画はコンプリートしました。楽しんだり懐かしんだりしていただけたら幸いですし、何より皆さんのベスト作品の中で観ていないものをチェックしてみたり、もう一度見返してみたりなどしていただけるなら、それが映画にとって一番幸せなことかと思います。
なお、この企画の文中において、誤記・誤認識・計算違いなどがあれば、その全責任は私にあります。
------
最後に、この企画に快く賛同いただいた33名のブロガーの皆様に心からの感謝を述べさせていただきます。
誰よりも私が皆様の投稿を見ながらこの10年間の映画と、映画とともに生きた人生をふり返り楽しむことができました。
今後ともブログでのお付き合いをさせていただければ幸いです。
なお、文中の寸評はエントリー投稿のコメントおよびトラックバック先記事の文章より引用しました。
最後に注意とお願いですが、同名タイトル、類似タイトルの作品も多いため、投稿者の意図しない作品に点数がついている場合もあるかもしれません。公開年と監督名を付記した投票全作品リストを付けてありますので(「外国映画 投票全作品リストのある記事」、「日本映画 投票全作品リストのある記事」)、投稿作品と私の認識にズレがあった場合ご指摘いただけましたら、修正したいと思います。
本当にありがとうございました。
-------
それではこの企画の締めは、当ブログの名前にも使われているあの男が2000年代で唯一見せた2丁拳銃シーンで・・・
それではまた10年後に「ブロガーによる2010年代の映画ベストテン」でお会いしましょう!!
文責 Blog 「自主映画制作工房Stud!o Yunfat 映評のページ」管理人 しん
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ブロガーによる00年代映画ベストテン TOPページへ
ブロガーによる00年代 日本映画ベストテンへ
ブロガーによる00年代 外国映画ベストテンへ
投稿ルールと、投稿内容詳細のページへ
ブロガーによる00年代ベスト映画 分析ページへ
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自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房 スタジオゆんふぁのHP
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そこで、普段私がよく覗かせてもらっているブログを中心に、コメントにて00年代ベストテンのエントリーをお願いして回りました。
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エントリー数は、映画秘宝誌のゼロ年代ベストが50名のライターによる選出だったので、努力目標を「50」と設定していましたが、やはり個人の力には限界があり総エントリーは「37」でした。ですが個人レベルでは頑張った方だと自己満足しています。
00年代のベスト募集を始めて、感じたことは、ここ10年間ほどの鑑賞作品を記録に残していたり、振り返る資料をもっていたりする人というのは意外に少ないということでした。何年も前の映画は覚えていないからとエントリーを辞退される方も少なからずおりました。逆に言えばここ10年間の鑑賞映画を記録に残していたり、資料を広げて振り返ってみたりできる人というのは、本当に映画が好きで好きでたまらない人たちなんだろうなぁ・・・と思います。
そうした筋金入りの映画好きたちによる2000年代ベストですが、結果として映画秘宝誌の「ゼロ年代ベスト」よりは、キネマ旬報との親和性の高そうな結果となりました。
秘宝で高評価の「少林サッカー」「デス・プルーフ in グラインドハウス」ははるか圏外。「宇宙戦争」「トゥモロー・ワールド」「アポカリプト」は1票も入らず(個人的にはどれも好きな映画ですが)。
対して、キネ旬1位獲得作は邦洋ベスト20作中8作品。キネ旬3位以内まで枠を広げれば13作品。キネ旬テン落ち作品は「時をかける少女」のみ。(「アバター」はキネ旬ベストテンでは2010年度の対象作品)
ブロガーによる00年代ベスト入選作はどれも超有名な人気作で意外性には乏しいですが、自信をもってお勧めできる映画ばかりです。
そんな中でもギリシャの巨匠テオ・アンゲロプロスの「エレニの旅」がランクインするネット系の2000年代ベストはここくらいだろう、とひそかな個性を強調したいと思います。
ともかく2000年代という10年間の映画をふりかえるという壮大な企画はコンプリートしました。楽しんだり懐かしんだりしていただけたら幸いですし、何より皆さんのベスト作品の中で観ていないものをチェックしてみたり、もう一度見返してみたりなどしていただけるなら、それが映画にとって一番幸せなことかと思います。
なお、この企画の文中において、誤記・誤認識・計算違いなどがあれば、その全責任は私にあります。
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最後に、この企画に快く賛同いただいた33名のブロガーの皆様に心からの感謝を述べさせていただきます。
誰よりも私が皆様の投稿を見ながらこの10年間の映画と、映画とともに生きた人生をふり返り楽しむことができました。
今後ともブログでのお付き合いをさせていただければ幸いです。
なお、文中の寸評はエントリー投稿のコメントおよびトラックバック先記事の文章より引用しました。
最後に注意とお願いですが、同名タイトル、類似タイトルの作品も多いため、投稿者の意図しない作品に点数がついている場合もあるかもしれません。公開年と監督名を付記した投票全作品リストを付けてありますので(「外国映画 投票全作品リストのある記事」、「日本映画 投票全作品リストのある記事」)、投稿作品と私の認識にズレがあった場合ご指摘いただけましたら、修正したいと思います。
本当にありがとうございました。
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集計編集作業ご苦労様でした。
人気Blogでも50件集めるのは厳しいところですからね。
これだけの集計作業も実際にやられていると相当大変ですからね。
確かにこの10年間を振り返ると言われてしまうとBlogで記録を残していないと余程の映画でない限りすぐには思い出せない事も少なくないですからね。それでも思い出せるのはそれだけ印象的だったからですね。
趣味嗜好は似通った者たちによるベストというのはありますね。投票者の多くは私もお世話になる方が多かったので自然とそうなるのかなと思います。
という私は他の方よりも映画を観ている方じゃないのでここ5年の鑑賞が多かったというのが現実だったりします。
そんな私は色々な誘いで映画関連のお仕事(無給ですが)をするようになっていますが、募集する上で色々な情報とアイディアがないと厳しいですね。
それだけ企画を実行する力は必要ですし、誰かがやる事で何かが変わる事もありますからね。
また色々な映画でお付き合いさせて頂きますのでよろしくお願いいたします。