
もうもう、くっそ超絶ハイパーリアルガチに面白い!! こんなクライミングが好きなだけのやつがノリと勢いだけで適当に作ったみたいな映画がなんでこんなにスーパー面白くなるんだよ おい、韓国、お前らのとこの映画界やべーよ
毒ガステロが発生し地上は毒ガスが溜まる たまたま高層ビルで母の古希祝いパーティをしていた主人公の筋肉男、特技クライミングと、そのパーティ会場で働くお客様係のヒロイン(主人公の元カノでクライミング仲間)は、ガスから逃れるため屋上を目指すが、屋上に通じるドアは鍵がかかっている。
ビルの窓を破って壁伝いに屋上へと向かうしかない なんとか屋上に脱した主人公たちだが救助のヘリは定員オーバーで主人公とヒロインだけが残される。
二人は10分程度しか効き目のないガスマスクをつけて一旦地上に降り、さらに高いビルを目指す
そんな、クライミングスキルをもった男女2人が地上に立ち込める毒ガスから逃れてより高いビルの上へ上へと 上へ逃げろというそんだけのシンプルなプロット
落ちる、やべー、あー危なかっただけの面白さが最強泣かせようとか、感動させようとか、そんなもんいらねってよくわかる
ヒロインは接客担当の職業柄か、冷静でよく気がきく クライミングは筋肉だけで行けるものではなく、ルートを見極めるクレバーさが要るという。
また体が柔らかいこともメリットなので意外と男性より女性の方が上達早かったりもするらしい。
だから主人公がヒロインにクライミングで負けてい流という設定がなんとなく説得力ある そして主人公は筋肉と情熱だけで進むクライマーであり、みんなにやめろと言われても、他に手があるか、考えてる暇あるかと果敢に危険なクライミングに突き進む。
彼はすごくアホだが、憎めないし、結局は情熱が活路を見出す
一応は恋愛映画のフォーマットに則っているのだけど、恋愛映画を恋愛映画としてでなく、冒険活劇として描くことで、恋愛パートの感動が増幅されることを見事に示した爽快な傑作
傑作の多い2019年の年間ベストをなんにしようかと悩む
「バーニング」をテンに入れる俺ってだっせー?
EXITをテンに入れる俺ってかっけー?
とかちょっと思う
いやいや、もう少し冷静に考えよう どう考えてもプログラムピクチャーなんだよ。でも、抗えないこのバカみたいな面白さ!
「127時間」見たときも思ったけどロープの使い方を知るものはいざと言う時の生存率があがる。せめてもやい結びくらいできるようにならないと そんなことも思わせてくれた映画
ヒロインかわいいなって思ってたら少女時代か。 主人公の筋肉バカっぽさも最高 久々にクライミングジム行きたい
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「EXIT」
監督・脚本:イ・サングン
出演:チョ・ジョンソク、ユナ
2020年11月 新宿武蔵野館にて鑑賞