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この映画の主題歌を考えてみました
来ったぞー 来たぞ ドンゴン・チャン
キーンキンキンキッキッキーン テケテケテッテッテーン
ピーピプププペポ 広ちゃんも
以下略
いきなりのプレステ感丸出しのちゃちしょぼださいCGに、普通ならげんなりするはずなのに、ぷはははと笑ってしまった。
以降、エンディングまで世界に対抗できるようなCGはただの一つもなかった。(そのくせゴールデングローブ候補・・・カンフーハッスルも候補になってたから、同じ様な映画だと思われたのかもしれない)
CGがちゃちいと一蹴してもいいところだが、なんなんだろう、この胸を熱くさせるものは!!
この感覚は前に・・・そう「ローレライ」でも感じたさ。あれもかなりちゃちしょぼださいCGだったが、予算も技術も足りず必要なだけの期間もなくたって、とりあえず頭でイメージしたものは全部映像化しようという根性を感じるのだ。
牛の爆走もドンゴンの爆走も何もかも一々ださくてぼろくて、しかし燃える。
CG以外の演出も凄まじい。感動させたいシーンでバカみたいなCG、ついでに音楽のクラウス・バデルト(ハンス・ジマーの奴隷として音楽作りをさせられてきた男だが、そろそろ奴隷解放されたのか、単独で音楽担当)がまたバカみたいなビジュアルに超重厚な音楽つけるもんだから、笑わないことなど不可能。
コメディ映画などわざわざ作んなくてもいい。チェン・カイコーがちょいと本気&全力&真剣に撮れば大爆笑必至だ。
チェン・カイコーのベストは?と聞かれたら「表は『さらば我が愛』か『黄色い大地』、裏は『キリング・ミー・ソフトリー』」と答えるか、もっとはっきり「キリング・ミー・ソフトリー!!」と答えるイロもの好きな私にとって、PROMISEは最高に面白い笑いっぱなしの至福の時間を提供してくれる映画だった。
編集が凄かった。いや編集というより脚本かもしれない。
フェードアウトすると普通の映画の4~5シーン分が省略される。物語展開早い早い。
光明「よし、お前は傾城を探してこい」
昆崙「はい」
フェードアウト
普通の映画ならこの後、(1)昆崙が情報を集めて傾城の居場所を突き止め、(2)城への侵入を計画し、(3)偵察などもして、(4)そしていざ潜入、(5)敵に見つかりそうになったり、(6)見張りを声も立てさせずに殺したりして・・・(7)やっと傾城の檻にたどり着き、(8)彼女の救出を試みる・・・という展開になる。
この(1)~(8)をいかにスピーディに、それでいてかっこよく見せるかが監督とカメラマンの腕の見せ所である。マイケル・ベイなんかはちゃかちゃか早回しして、カメラが通気口やパイプの中を動き回ったりして間をもたせたりする。
チェン・カイコーはどうしただろう。恐ろしく斬新かつシンプルだった。彼のとった方法とは・・・
(1)~(7)を全部カットする!!!
バカな!!!???あり得ん!!!???とブラッカイマーやマイケル・ベイは(バカだから)驚愕したかもしんない
上記のシーンだけでなく、ほとんど全てのフェードアウトはめんどくさい数シーン全部省略の合図であった。
おかげでピーター・ジャクソンが撮れば3時間×3部作になりそうなストーリーが、チェン・カイコーマジックで2時間に収まったのである。「ロード・オブ・ザ・リング」をリメイクしてくれチェン・カイコー!!
そんな感じで、ひょっとして本年度ベスト1じゃないか??などと、明らかに間違った感想を抱きながら見ていたのだが・・・・
終盤だれた。
男女4人の泥試合。しゃべってばっかでアクションもそんなに無く。
序盤に合戦シーンとか用意し、中盤に虐殺シーンとか準備したなら、クライマックスはさらにさらにスケールアップさせてくれなくちゃ
ただでさえ凄い映像(ある意味)見せつけられまくって、もっと刺激を!!もっと刺激を!!!ってモードになってんのに、あんなクライマックスで満足できるわけないだろ
そんなこんなで、スピードスケート1500mの選手たちのように、前半世界記録ペース、終盤でまさかの失速で、気がつくとメダルはおろか10位入賞も厳しいタイム・・・・なんてことを思い出してしまう、ちょっと残念な映画だった。
俳優について
広之
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・・・胴上げ気分良さそう。ところで昆虫の目は赤い色を識別できないので、あの鎧の花が本物で花粉やにおいをバラまいてるんでないかぎり、虫は寄ってきません。そんなことはさておき、あんなド派手な衣装 JACでも「宇宙からのメッセージ」でも付けたことなかったでしょうね。
ドンゴン
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・・・若き日のユンファに似てる。顔だけでなく演技も。目が血走って、つば飛ばしまくってる様な感じが・・・今度走るときは「キーン」と叫んでください。挨拶は「んちゃ」
セシリア・・・腕が邪魔。キリング・ミー・ソフトリーみたく外国で撮ればあの辺のシーン、もっと楽しくなったろうに
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ニコちゃん大王・ツェー・・・また、こいつが笑いを誘う。一体どこまで本気でキャラ設定したのだろうか。昔なんかのアニメで見た様なキザ美形悪役。女を檻で飼うところ、キリング・ミー・ソフトリーっぽい(くどい)。
*******
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来ったぞー 来たぞ ドンゴン・チャン
キーンキンキンキッキッキーン テケテケテッテッテーン
ピーピプププペポ 広ちゃんも
以下略
いきなりのプレステ感丸出しのちゃちしょぼださいCGに、普通ならげんなりするはずなのに、ぷはははと笑ってしまった。
以降、エンディングまで世界に対抗できるようなCGはただの一つもなかった。(そのくせゴールデングローブ候補・・・カンフーハッスルも候補になってたから、同じ様な映画だと思われたのかもしれない)
CGがちゃちいと一蹴してもいいところだが、なんなんだろう、この胸を熱くさせるものは!!
この感覚は前に・・・そう「ローレライ」でも感じたさ。あれもかなりちゃちしょぼださいCGだったが、予算も技術も足りず必要なだけの期間もなくたって、とりあえず頭でイメージしたものは全部映像化しようという根性を感じるのだ。
牛の爆走もドンゴンの爆走も何もかも一々ださくてぼろくて、しかし燃える。
CG以外の演出も凄まじい。感動させたいシーンでバカみたいなCG、ついでに音楽のクラウス・バデルト(ハンス・ジマーの奴隷として音楽作りをさせられてきた男だが、そろそろ奴隷解放されたのか、単独で音楽担当)がまたバカみたいなビジュアルに超重厚な音楽つけるもんだから、笑わないことなど不可能。
コメディ映画などわざわざ作んなくてもいい。チェン・カイコーがちょいと本気&全力&真剣に撮れば大爆笑必至だ。
チェン・カイコーのベストは?と聞かれたら「表は『さらば我が愛』か『黄色い大地』、裏は『キリング・ミー・ソフトリー』」と答えるか、もっとはっきり「キリング・ミー・ソフトリー!!」と答えるイロもの好きな私にとって、PROMISEは最高に面白い笑いっぱなしの至福の時間を提供してくれる映画だった。
編集が凄かった。いや編集というより脚本かもしれない。
フェードアウトすると普通の映画の4~5シーン分が省略される。物語展開早い早い。
光明「よし、お前は傾城を探してこい」
昆崙「はい」
フェードアウト
普通の映画ならこの後、(1)昆崙が情報を集めて傾城の居場所を突き止め、(2)城への侵入を計画し、(3)偵察などもして、(4)そしていざ潜入、(5)敵に見つかりそうになったり、(6)見張りを声も立てさせずに殺したりして・・・(7)やっと傾城の檻にたどり着き、(8)彼女の救出を試みる・・・という展開になる。
この(1)~(8)をいかにスピーディに、それでいてかっこよく見せるかが監督とカメラマンの腕の見せ所である。マイケル・ベイなんかはちゃかちゃか早回しして、カメラが通気口やパイプの中を動き回ったりして間をもたせたりする。
チェン・カイコーはどうしただろう。恐ろしく斬新かつシンプルだった。彼のとった方法とは・・・
(1)~(7)を全部カットする!!!
バカな!!!???あり得ん!!!???とブラッカイマーやマイケル・ベイは(バカだから)驚愕したかもしんない
上記のシーンだけでなく、ほとんど全てのフェードアウトはめんどくさい数シーン全部省略の合図であった。
おかげでピーター・ジャクソンが撮れば3時間×3部作になりそうなストーリーが、チェン・カイコーマジックで2時間に収まったのである。「ロード・オブ・ザ・リング」をリメイクしてくれチェン・カイコー!!
そんな感じで、ひょっとして本年度ベスト1じゃないか??などと、明らかに間違った感想を抱きながら見ていたのだが・・・・
終盤だれた。
男女4人の泥試合。しゃべってばっかでアクションもそんなに無く。
序盤に合戦シーンとか用意し、中盤に虐殺シーンとか準備したなら、クライマックスはさらにさらにスケールアップさせてくれなくちゃ
ただでさえ凄い映像(ある意味)見せつけられまくって、もっと刺激を!!もっと刺激を!!!ってモードになってんのに、あんなクライマックスで満足できるわけないだろ
そんなこんなで、スピードスケート1500mの選手たちのように、前半世界記録ペース、終盤でまさかの失速で、気がつくとメダルはおろか10位入賞も厳しいタイム・・・・なんてことを思い出してしまう、ちょっと残念な映画だった。
俳優について
広之

・・・胴上げ気分良さそう。ところで昆虫の目は赤い色を識別できないので、あの鎧の花が本物で花粉やにおいをバラまいてるんでないかぎり、虫は寄ってきません。そんなことはさておき、あんなド派手な衣装 JACでも「宇宙からのメッセージ」でも付けたことなかったでしょうね。
ドンゴン

・・・若き日のユンファに似てる。顔だけでなく演技も。目が血走って、つば飛ばしまくってる様な感じが・・・今度走るときは「キーン」と叫んでください。挨拶は「んちゃ」
セシリア・・・腕が邪魔。キリング・ミー・ソフトリーみたく外国で撮ればあの辺のシーン、もっと楽しくなったろうに

ニコちゃん大王・ツェー・・・また、こいつが笑いを誘う。一体どこまで本気でキャラ設定したのだろうか。昔なんかのアニメで見た様なキザ美形悪役。女を檻で飼うところ、キリング・ミー・ソフトリーっぽい(くどい)。
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私も、後半の失速が残念でした。あの胴上げみたいなシーンがラストにあると、気持ちよく見終えれたのだが・・・。
このくらい小気味のいい壮大なる失敗作は、チャン・イーモーにもピーター・ジャクソンにも、もちろんマイケル・ベイやブラッカイマーにも撮れないでしょうね。
てなわけで、TBありがとうございました。
ユンファ呼ぶと、チャン・ドンゴンの役見て、なんで俺じゃないんだ!!とか怒るかもしれないので、あたりさわりのない人に頼みましょう。
多分ユンファならにこにこ笑ってOKだと思いますが
>にら様
間違って過去に一本傑作を作ってしまったばかりに、こういう凄まじい映画を撮ることができ、我々もそれを観れるという奇跡を実感しています
インパクトでは本年度のナンバー1(暫定)です!
紙芝居というか、絵巻物だからさ、連続性なんか、省略でいいんだよね。名場面が、まあ、何十個かあって、強引に切り替える。観客は、画面に釘付けになれば、よろしいってなもんでしょう。
この割り切り方が、ス・テ・キ(笑)