吉岡秀隆も、松岡錠二も、「え? 俺?」って顔してるのが面白かった。
作品賞でもオダギリジョーの「別の作品を予想してました」みたいな言葉
樹木希林の受賞は想定内だったけれど「日本アカデミー賞が名実ともに素晴らしい賞になっていけばいいと思います」みたいな地味に小馬鹿にしたスピーチが面白かった。
作品・監督・脚本・主男は「それボク」で決まりだろう、というか「それボク」以外がいくつとるかが楽しみだった今年の日アカであるが、大波乱の番狂わせ。
まあ、どこもかしこも「それボク」な今年の映画賞において、どこからも最優秀もらっていない「東京タワー」がとってしまうというのは変わってて面白いと言えば面白い。どこもかしこも「誰も知らない」だった年に唯一「半落ち」に最優秀与えたこともあったっけ・・・
ただTBS制作の「半落ち」やテレ東制作の「壬生義士伝」が他の賞の動向に反してとった年とは、今年は若干状況がことなる。
なんといっても「東京タワー」は日テレ制作だ。
「ALWAYS三丁目の夕日」がごっそり獲って「パッチギ!」がひとつも獲れなかった年は、まあメジャーとマイナーの差だろうってことで片付けられもするが、今年はメジャー同士の対決であった。
たしかに興行収入では「東京タワー」の方が「それボク」を上回っているが・・・
続三丁目 46億
東京タワー 19億
眉山 12億
それボク 11億
キサラギ 4億 (キネ旬2月下旬号より)
周防が日テレで作ったShall weダンス?には全部門与えて、フジで作ったらとたんにそっぽ向く
周防監督、会場までわざわざお越しいただきありがとうございました。お車代もらってさっさと帰って加瀬君とやけ酒呑んでくださいな。
やっぱ所詮は日本テレビアカデミー賞なんだろうか・・・
07年は東宝の一人勝ちだったから、東宝妬みで松竹作品に流れたのだろうか?
「眉山」とか「大奥」の仲間由紀恵を候補にする程度の賞だから、単純に見る目がないというだけなのだろうか?
本場のアカデミーで主演男優賞二回とるなんてそう簡単なことではない。
トム・ハンクス、ジャック・ニコルソン、ダスティン・ホフマン、マーロン・ブランド、スペンサー・トレイシーなどなど映画史を代表する様な名優たちばかりである。
日本アカデミー主演男優賞二回目受賞の吉岡秀隆さんは、上記の人たちと並びました。おめでとうございます。
(個人的には普通に好きな俳優だからバカにする気はないんだけど・・・)
********
最優秀作品賞
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(松竹・日テレ)
候補(優秀賞なんて書かないよ)
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(東宝・日テレ)
「キサラギ」(ミコット・エンド・バサラ、テレ東、東映ビデオほか)
「それでもボクはやってない」(東宝・フジテレビ)
「眉山」(東宝・フジテレビ)
最優秀アニメ作品賞
「鉄コン筋クリート」(つまんなかったけどなあ・・・「河童のクゥ」じゃないんだ)
監督賞
松岡錠二「東京タワー」(個人的には好きな監督さんで、「アカシアの道」とか大好きで、だから受賞のスビーチしてる姿を観られたのは良かったのだけど)
外国映画賞
「硫黄島からの手紙」(去年「父親たちの星条旗」、 一昨年「ミリオンダラーベイビー」だったから、イーストウッド三連覇です。)
候補
「ドリームガールズ」
「バベル」
「ヘアスプレー」
「ボーン・アルティメイタム」
*******
その他の賞とか候補とかは公式サイトを観てください。
すげー唖然
去年の米アカデミーの「ディパーテッド」の時くらい脱力
毎回日テレ作品が獲るわけでもないし、キネ旬や毎日や映芸や秘宝や、米アカデミーより予想が難しいな。日アカは
他の賞の動向が全く通用せん
よくキネ旬ベストと一般映画ファンには温度差があるなどと言われるが、日アカと一般ファンの間にも相当温度差があるように感じる。
ま、それはそれで、他のどこからも賞をもらえなかった作品を讃える残念賞的スタンスで独自の路を歩むのもいいかもしれない。
*****
式の進行について・・・
例によって候補者ステージに挙げてだらだらつまらないインタビュー・・・やめてほしい。
インタビュアーも意図不明な質問が多すぎて返答に困る場面がたびたび。去年の南キャン山ちゃんのインタビューもひどかったけど、まだ後々それをネタにできるだけ芸人にやらせる方がマシだった。
ヤラセでも何でもいいから、事前にインタビュー内容の打ち合わせして放送台本どおりの受答えしてくれた方がなんぼかマシ。
毎年、日アカの司会は前年度の最優秀主演女優賞の女優がつとめているのだけど、来年は樹木希林さんが司会ですか?
その方がよっぽど面白そうか・・・
*****
その他の映画賞一覧は→こちらから
作品賞でもオダギリジョーの「別の作品を予想してました」みたいな言葉
樹木希林の受賞は想定内だったけれど「日本アカデミー賞が名実ともに素晴らしい賞になっていけばいいと思います」みたいな地味に小馬鹿にしたスピーチが面白かった。
作品・監督・脚本・主男は「それボク」で決まりだろう、というか「それボク」以外がいくつとるかが楽しみだった今年の日アカであるが、大波乱の番狂わせ。
まあ、どこもかしこも「それボク」な今年の映画賞において、どこからも最優秀もらっていない「東京タワー」がとってしまうというのは変わってて面白いと言えば面白い。どこもかしこも「誰も知らない」だった年に唯一「半落ち」に最優秀与えたこともあったっけ・・・
ただTBS制作の「半落ち」やテレ東制作の「壬生義士伝」が他の賞の動向に反してとった年とは、今年は若干状況がことなる。
なんといっても「東京タワー」は日テレ制作だ。
「ALWAYS三丁目の夕日」がごっそり獲って「パッチギ!」がひとつも獲れなかった年は、まあメジャーとマイナーの差だろうってことで片付けられもするが、今年はメジャー同士の対決であった。
たしかに興行収入では「東京タワー」の方が「それボク」を上回っているが・・・
続三丁目 46億
東京タワー 19億
眉山 12億
それボク 11億
キサラギ 4億 (キネ旬2月下旬号より)
周防が日テレで作ったShall weダンス?には全部門与えて、フジで作ったらとたんにそっぽ向く
周防監督、会場までわざわざお越しいただきありがとうございました。お車代もらってさっさと帰って加瀬君とやけ酒呑んでくださいな。
やっぱ所詮は日本テレビアカデミー賞なんだろうか・・・
07年は東宝の一人勝ちだったから、東宝妬みで松竹作品に流れたのだろうか?
「眉山」とか「大奥」の仲間由紀恵を候補にする程度の賞だから、単純に見る目がないというだけなのだろうか?
本場のアカデミーで主演男優賞二回とるなんてそう簡単なことではない。
トム・ハンクス、ジャック・ニコルソン、ダスティン・ホフマン、マーロン・ブランド、スペンサー・トレイシーなどなど映画史を代表する様な名優たちばかりである。
日本アカデミー主演男優賞二回目受賞の吉岡秀隆さんは、上記の人たちと並びました。おめでとうございます。
(個人的には普通に好きな俳優だからバカにする気はないんだけど・・・)
********
最優秀作品賞
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(松竹・日テレ)
候補(優秀賞なんて書かないよ)
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(東宝・日テレ)
「キサラギ」(ミコット・エンド・バサラ、テレ東、東映ビデオほか)
「それでもボクはやってない」(東宝・フジテレビ)
「眉山」(東宝・フジテレビ)
最優秀アニメ作品賞
「鉄コン筋クリート」(つまんなかったけどなあ・・・「河童のクゥ」じゃないんだ)
監督賞
松岡錠二「東京タワー」(個人的には好きな監督さんで、「アカシアの道」とか大好きで、だから受賞のスビーチしてる姿を観られたのは良かったのだけど)
外国映画賞
「硫黄島からの手紙」(去年「父親たちの星条旗」、 一昨年「ミリオンダラーベイビー」だったから、イーストウッド三連覇です。)
候補
「ドリームガールズ」
「バベル」
「ヘアスプレー」
「ボーン・アルティメイタム」
*******
その他の賞とか候補とかは公式サイトを観てください。
すげー唖然
去年の米アカデミーの「ディパーテッド」の時くらい脱力
毎回日テレ作品が獲るわけでもないし、キネ旬や毎日や映芸や秘宝や、米アカデミーより予想が難しいな。日アカは
他の賞の動向が全く通用せん
よくキネ旬ベストと一般映画ファンには温度差があるなどと言われるが、日アカと一般ファンの間にも相当温度差があるように感じる。
ま、それはそれで、他のどこからも賞をもらえなかった作品を讃える残念賞的スタンスで独自の路を歩むのもいいかもしれない。
*****
式の進行について・・・
例によって候補者ステージに挙げてだらだらつまらないインタビュー・・・やめてほしい。
インタビュアーも意図不明な質問が多すぎて返答に困る場面がたびたび。去年の南キャン山ちゃんのインタビューもひどかったけど、まだ後々それをネタにできるだけ芸人にやらせる方がマシだった。
ヤラセでも何でもいいから、事前にインタビュー内容の打ち合わせして放送台本どおりの受答えしてくれた方がなんぼかマシ。
毎年、日アカの司会は前年度の最優秀主演女優賞の女優がつとめているのだけど、来年は樹木希林さんが司会ですか?
その方がよっぽど面白そうか・・・
*****
その他の映画賞一覧は→こちらから
毎回意外な受賞で だんだんこの不完全燃焼が面白くなってきています(爆・笑)
>毎年、日アカの司会は前年度の最優秀主演女優賞の女優がつとめているのだけど、来年は樹木希林さんが司会ですか?
そうですね~来年が期待できそうですね~^^
>「大奥」の仲間由紀恵を候補
フジの映画ですが仲間由紀恵さん 4月から「ごくせん」でドラマ始まりますから 華添えての 参加かな~
なんて 勝手に思っています(笑)何だか大人の事情があるのね^^っと
ついつい斜に構えてみてしまいますね~^^;
>よくキネ旬ベストと一般映画ファンには温度差があるなどと言われるが、日アカと一般ファンの間にも相当温度差があるように感じる。
ですよね~
たけしの東スポ映画賞よりギャグセンスでは上かも(笑)。
>07年は東宝の一人勝ちだったから、
>東宝妬みで松竹作品に流れたのだろうか?
東宝映画が多いので、
東宝社員の票が分散したという説もあるようですね。
>吉岡秀隆さんは、上記の人たちと並びました
吉岡秀隆はむしろ気の毒でしたね。
今年貰ったトロフィーは見ていられなくて、
物置かどこかに隠してしまうのではないでしょうか。
>他のどこからも賞をもらえなかった作品を讃える
>残念賞的スタンスで独自の路を歩むのもいいかもしれない
そうですね。
日アカだけテレビ中継するのは疑問はありますが、
大手作品限定のエンターテインメント専門映画賞が
1つくらいあってもいいかも知れません。
>来年は樹木希林さんが司会ですか?
あれだけ皮肉を言いまくって、
本当に司会やるんですかね?
ちなみに来年の最優秀主演女優賞は吉永小百合だと、
今から既に決定しているそうですね(笑)。
>仲間由紀恵さん 4月から「ごくせん」でドラマ始まりますから
「ごくせん」は日テレの社運がかかる最重要ドラマなので、
そういう可能性もありますね。
いかがわしいサイトへのリンクのついたコメがあったので、削除しようと思いましたが、内容がバカらしくて笑えるので、サラシの意味もこめて、リンク除いてコピペしました。(オリジナルは削除しました)
*******(以下、オリジナルのコメントより引用)****
おじゃましまーす。
おもしろくて初めから読みふけっちゃいました。
オレもブログ始めようと思うので参考にしたいです。
内容は、最近感動したことなんですけど、
この前のバレンタインデーに
うまれてはじめてチョコもらいました!!(27年目にして初)
感動して、うまく気持ち表現できずに
「ありがとう」
ってぶっきらぼうな感じで言ってしまって…
でもその後、一つ食べた瞬間に言葉あふれてきて、
「おいしい」「ありがとう」を連呼しちゃってて。
最後にそのとき言うつもりじゃなかったのに
「つきあってほしい」
って言葉がもれて
その時の女の子が、今僕の彼女としてとなりにいます。
ブログを読ませていただきながらラブラブです。
すみません、初コメでこんな自分勝手な事かいてて
また一緒に遊びに来ます★
ちなみにオレ達のちょっと変わったキューピットは▼でした。
始まりが人と違うから合わない人に無理かもだけど、僕たちには最高の場所です
******(引用おわり)*****
・・・感動的なくらい日本アカデミーの内容に触れていません。
俺たちのちょっと変わったキューピッドは樹木希林でしたっていうくらいのナイスな機転の利かし方を見せて欲しいです。
「この前のバレンタイン」って3日前。
付き合って三日目でラブラブだったらこんなブログを「初めから読みふけ」る前に、他にやることあるんじゃないでしょうか?
私もだんだん日アカってネタ的には面白い賞だよなあ・・・と思い始めています。鵜呑みは論外としても、真剣に批判するのもアホ臭いというか、笑い要素が満載なことに気付いてきました。
仲間由紀恵は日テレの事情というより東映の組織票かな・・・じゃ来年は和央ようか?
>モトさま
吉岡秀隆のトロフィーはこっそり加瀬くんにゆずるかもしれません。
あるいは「俺は日本アカデミー二回も獲った名優だぞ」と天狗になって山田洋次や倍賞千恵子に叱られる・・・とかしてくれたら楽しいです。
来年の主演男優賞は松山ケンイチかな?
「L」で
昨年、「フラガール」に最優秀賞与えて、ちょっとは見直されたかと思ったら、又逆戻りですね。
それで、過去の最優秀作品を並べて見たら、面白い傾向を発見しました。
2004年「壬生義士伝」(松竹=TV東京)
2005年「半落ち」(東映=TBS)
2006年「ALWAYS 三丁目の夕日」(東宝=日テレ)
2007年「フラガール」(シネカノン)
2008年「東京タワー」(松竹=日テレ)
全部、“泣ける映画”なんですね。それも、号泣に近い。
「それボク」が落選したのは、泣けなかった…のも原因じゃないでしょうか。
それと、「フラガール」はインディーズとは言え、興収は14億円と、「それボク」より客入ってます。
ついでに、大手会社配給に限ると、松竹→東映→東宝→松竹…というローテーションで回ってるようです。
これらから判断して、日アカで最優秀作品賞を取る条件は、
①泣ける映画、②興行収入が12億円以上のヒット作、③大手映画会社作品は、上記ローテーションで回す
…という法則が成り立っていると言えます。
となると、今年は東映の番ですね。それで泣ける映画なら間違いなし。
…という具合に予測が可能ではないかと。
たしかにいい分析だと思います
「HANA-BI」が「愛を乞う人」に負けた年もありましたしね
もっとも個人的には「壬生」も「半落ち」も「三丁目」も全く泣けませんでしたが、まあ一般的評価としてね・・・
けども「雨あがる」や「もののけ姫」が泣ける映画かというと、そうでもないし、マイナーで売り上げ5億未満(推定)の「午後の遺言状」がとったこともあるしで、なかなか予想屋泣かせであることは変わりないと思います。
でもま、泣き=名作だと思ってるやつが多そうなのは確かですね・・・