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あみものと手仕事と旅の記録

初海外美容室(2)

2006-04-21 22:35:42 | すいかの芽
ドアを押して店に入り、「髪を切りたいんですが…」と言うと、女性店員が振り向きました。が、彼女は”彼”でした…(95%の確率で…ただしsex changing processのどの段階にいるかは不明)。そしてわたしを担当するらしいもうひとりの店員は、見た目男性ですが、120%女性には興味がないタイプ。

その彼に「ちょーっとだけ待ってくださいな」と言われ、雑誌を読んで順番を待ち(全然ちょっとじゃなかった。15分は待ちました)、髪を切ってもらう間にも、やたら背の高い”見た目女の子”が入ってきて店員としゃべり始め、美容室は女2人と性別カテゴライズ不可能3人という、まさにジェンダーフリーな空間となりました?! ←ちょっと意味が違う
肝心の出来上がりは、というと大満足と言っていいくらいでした
理髪用語もいくつか教えてもらって、お値段200バーツ やったー

ただ、すること全てが、ものすごぉーーーーーく、雑、でした。
洗髪は冷水で、耳にシャンプーが入るのも構わず、柔和な物腰からは想像つかないくらい強い力でゴシゴシ洗われて、聞かれたのは「痛くないですか?」…。「かゆいところないですか」でも「熱くないですか/冷たくないですか」でもなく、「痛くないですか」。ところ変われば品変わる、とはこのことかしらん?!
洗髪後は、髪の毛を絞って水気を切っただけでカットし始めたもんだから、まさに”水もしたたるいい女”になってしまいました 
でも、いつものことですが、結果オーライ 
後で見つけた店よりも、お値段ちょっと高めでしたが、当面はここに通おうかなと思っています

 *写真は昨日食事に行ったレストラン。雨が降りそうだったのだけど、店員さんが「大丈夫ですよ」というので外に座って、食べ始めたとたんに降り出してあわてて席を移動しました。最近、ちょこちょこ雨が降るようになりました。暑さもピークを過ぎたようです。

初海外美容室(1)

2006-04-21 13:20:53 | すいかの芽
外国に住んでいる日本人のあいだで、些細に見えるけど結構困ること、のひとつが”髪の毛をどこで切るか”だと思います。これは、欧米を中心に数カ国に年単位で暮らしたことがある、作家・村上春樹もエッセイ本のなかで話題のひとつとして取り上げています(彼は、一見フツーの短髪なのだけど、それでも気になるらしい)。

この1ヶ月のあいだにわたしの髪は、ここの乾いた空気にやられてボロボロに痛んでしまいました。また、髪の毛を伸ばしているのですが、もともと量が多いので適当な間隔ですいてやらないといけません。伸ばすならそのままにしておけばよいようなものの、何が問題かというと「この髪~、まとまらんっ!もういやっ」とストレス要因になってきたことです。そんなわけで、「これ以上悪くなることはあるまい」と覚悟を決めて、タイの美容室に行くことにしました。さて、しかし…

「髪が痛んでいるので、すいてください」と、タイ語ではなんと言うのか?!
家の中にあるタイ語の資料(ありとあらゆるものが教材です)のなかで、一番可能性が近そうなシャンプーとリンスの説明書きを読んだものの ”頭皮に潤いを与えれば、髪も元気になります”…違う 
もうこれは直接行って自分の希望を伝えるしかない、と思い出かけました。

料金の高そうな表通りを避け(どうせ失敗するなら、出費はなるべく抑えたい)、裏通りをつらつら歩いて1件目 店先に誰もいないので「すみませんー、髪を切りたいんですが…」というと、中学生くらいの女の子が出てきて「いま、美容師がいません」(…なのに、なぜ店を開けているのか不思議なんだけど、タイではこういうことが結構ある)。

しばらく歩いて見つけた2軒目はガラス張りのちょこっとオシャレな感じ。店員らしきひとがいて、ちゃんと働いています(この”ちゃんと働いている”が重要。店員かと思ったら、隣の店からヒマつぶしに来てるだけ、とかいうことがあるので)。料金表に「たぶん、”すく”ってこれよね」という単語を見つけ、思い切って入ることにしました。
さて、すいかの初の海外美容室体験、どうなるでしょうか~?!

 *写真はプルメリアの花。スパやマッサージ屋などの店先の水盤に散らして
 あったりして、こころが和みます。