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虚像と実像

2011年07月24日 | 全般・イベント

今日、テレビのアナログ放送が終了となりました。
某テレビでは、デジタル放送スタート!とアナウンサーが強調していましたが、デジタル放送は2006年12月までに全国で開始されていますから、大間違いです。(地上波)アナログ放送が一部を除き終了・・・が正解です。細かいことですが、ちよっとしたことから、本質がずれることもありますので、テレビのアナウンサーには正しく伝えてもらいたいと感じました。正しく伝えるとは、相手に正しく認識させるということですから、たとえ正確なことを付け加えていても、キャッチフレーズ的な表現が誤解を与えてはいけません。今回はショーアップ的な意図的表現であるとは思いますが。
テレビが言うから本当!という時代から、テレビが言うけど本当かなという時代に、テレビの社会的立場もこの数十年で変化していることをあらためて感じました。
 
もう一つ、テレビが言うけど本当かな、を思わせることに、リアルタイムでなくなったことがあげられます。ご存知のように技術的な理由から2~4秒程度のずれが発生します。アナログ時代はテレビは同時に同じ映像を映していましたが、アナログ・デジタル混在では「ずれ」を感じることが出来ました。その時に、虚像?との疑いが浮かびました。実際にこの数秒のずれをスポーツ観戦の場で強く感じます。結果の出る前のワンセグ映像にワクワクしながらも、目の前の実像では結果が出ているのです。
 
また、デジタルははっきりと細かいところまで映し出す力をみせますが、加工しやすい特性もあります。いろいろな情報が容易に大量に提供される現代において、真偽を見極め取捨選択する力がますます要求されています。(Nas)


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