紙か電子か…英語の学習を始める方によく質問されることが多いこの話。そう、辞書についてです。電子辞書の方が持ち運びも楽で、コンパクトなのに単語数が沢山入っているものを選ぶことができ便利。発音を確認できる機能なども付いていて効率的に学習ができるということで人気です。一方、紙の辞書はか嵩張る、重い、単語を引くのに時間がかかる…と最近は敬遠されがちです。
IT化という時代の流れもあるかも知れませんが、紙の辞書の魅力も知って欲しいのでご紹介したいと思います。
紙の辞書で単語を引くという事は、スペルを意識しないといけません。アルファベットを何度も何度もA~Zまで頭の中で往復し、その単語のスペルを考えながら目当ての単語を探していきます。その作業を繰り返すと正しいスペルが頭に記憶されていく訳です。正しいスペルを覚えると、発音とスペルの規則性も見出しやすくなり学習に相乗効果が生まれます。電子辞書の場合は、アルファベットを何文字か打つだけで目当ての単語が見つかるためその効果は期待できません。
とは言え、重い紙の辞書を常に持ち歩くのも大変だと思いますので、出先では電子辞書、家では紙の辞書と使い分けてはいかがでしょうか。紙だと書き込むことが出来たり、付箋を貼ることができますので、「あれ、この単語初めてだと思ったのにハイライトされてる!もう今後こそ絶対に覚えよう。」などと意識することができます。ヨレヨレになるまで書き込んで、自分だけの単語帳のようになった辞書は一生ものです。
最初は単語を引くのが億劫になるかも知れませんが、慣れると以外と使いやすいものです。紙の辞書を持っていない方は是非試してみてください。
(mtzw)