「日本とあなたのいた国の違いは?」と言う質問が面接で聞かれることが少なくありません。面接官である教授は受験生である帰国生の現地での生活や経験を聞きたいと思うものです。インターネット等で調べれば理解できる違いではなく、受験者自身の目で見て、感じた違いを具体的なエピソードの中で述べることが大事です。
また、違いを発見することは、大学の学びで重要な「問題発見」にも繋がります。問題とされることの多くに何らかの「違い」が含まれていて、その差異を見つけることが問題の本質を探り当てるポイントの1つとなるからです。(同質であることが問題という場合も少なからずありますが)面接官はその違いを発見する力自体にも注目していることでしょう。
今年受験の方は、あと5ヶ月もすると入試がやってきます。現地の学校に通うことのできる期間はもっと少なくなるでしょう。最終試験で忙しくなる前の今こそ、日本と海外の違いに注目し、差異を発見する力に磨きをかけるときなのかもしれません。
そしてその発見した違いを、まずは面接練習で披露してほしいと思います。我々カウンセラーは、皆さん独自のお話を聞けることを楽しみにしております。
(tks)