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古文に対する苦手意識のなくし方

2021年09月27日 | 【海外校 ヨーロッパ地区】

 こんにちは、駿台ミュンヘン校のF.C.です。今日は、「古文」との付き合い方、向き合い方についてお話いたします。

 同じ日本語でありながら、「古文」と聞いて眉をしかめる人は少なくありません。同じ言葉、もしくは似たような言葉を使っている、そもそもほぼ読める…はずなのにも関わらず、頭に入らない、苦手意識がある。それはなぜでしょうか。一つの大きな原因として、古文に対して自分に合った学習法が見つかっていないから、ということが挙げられます。皆さん、古文をどのような教科だと認識しているのでしょうか。多くの人が、国語科だと答えるに違いありません。実際、学校の授業もそのように組まれています。教科として見るなら、国語の一部と言っていいでしょう。しかし、学習法が国語のそれと一致するかどうかは、人それぞれです。

 文系には大きく分けて、英語、社会、国語の教科があり、皆、得意科目も学習法も異なります。

 英語が得意な人は、古文は外国語と思えばいいのです。第三外国語を勉強するつもりで、喋れるようになるつもりで学習するのです。流れるように美しく読めるまで声に出して繰り返し読む。とにかく音読重視。気づけば、古文が好きになっています!

 社会が得意な人は、古文は暗記科目と思えばいいのです。歴史と同じように、少しの時代背景を知ることで深みが増しますが、基本は暗記。単語と文法を丸暗記。気づけば、古文が好きになっています!

 そして、国語を得意とする人は(おそらく、古語を苦手と思う人は少ないと推察しますが)、逆翻訳をしてみましょう。「古文→現代語訳」ではなく「現代文→古語訳」の作文です。初めは簡単な三行日記を書いて、それを古文にしてみます。残念ながら、英語と違い和英辞典のようなものはありませんが、古語辞典、古語単語帳やインターネットを駆使して、なんとか伝えたい意味の古語を見つけます。そういった手間をかけることで知らなかった単語も記憶に残りますし、気づけば古文が大好きになっています!

 というわけで、今回は「古文」に対する意識改革のススメをお話しました。これはあくまでも、苦手意識を払拭するための試みであって、高得点を保証するものではないこと、また、授業で説明された習得事項は頭に入れる前提であることはご承知おきください。効率の良い点の取り方は、またの機会にお話できたらと思います。

 どの教科においても言えることではありますが、まずは、得意にならずとも苦手でなくなることが最初の大きな一歩です。嫌々取りかかれば暗記・理解に繋がるまで時間がかかります。ポジティブな気持ちで取り組むことは、学習時間の時短にも繋がります。

 最後に、理系脳の人は、古文はパズルと思いましょう。品詞分解し、前後の単語の意味や用法から次の品詞は何がくるのか、訳はどうなのか、法則はそこにあるか等考えます。気づけば…。

ミュンヘン校では、現代でトリビア化した古典常識などを交えつつ、受験対策の古典集中講座をオンラインで定期的に行う予定です。

お問い合わせは、muenchen@sundai-kaigai.jpまで。

駿台ミュンヘン校F.C.


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