こんにちは、駿台マニラ校です。
グローバル化が進む社会において、多くの情報に接し、様々な考え方を知ることはますます重要になってきたと言えるでしょう。
手軽に多様な考え方や価値観に触れることができる手段として乱読が挙げられますが、子供本人や親が本を選ぶとなると、好みや傾向が出てきてしまいます。でも、国語の読解テキストを1冊やれば、小説、随筆、論説文と、小説の登場人物の言動などを含めて、さまざまな考えに触れることができます。
更に、問題を解いて解説を読む・聞くことによって、文章の内容について正確に理解できるようになります。本は自由に読んでよい、とよく言われますが、そこに紡がれている言葉の意味や機能を理解せずに自分勝手に読んでしまえば、筆者の伝えたい内容を誤解したり、抱く感想はまったく的外れなものになってしまったりします。
以上のように、読解問題を解き進めることは、いろいろな考えに触れることができる良い機会と考えるわけですが、中でも入試問題は、その学校の先生が最も力を入れて作成するものなので、使用される文章の内容は、子供はもちろん、大人でもハッとさせられるようなものが多いです。もちろん、文章はすべて教育者の観点から選ばれていること、多くは著者が日本人であることなど、内容の多様性に限界はあり、また、文章は一部分しか使われていませんが、それでも、多くの考え方や価値観に触れられることは確かです。
読解問題を読み解くことは、国語の得点力を上げる以上の意味があります。多くの問題に取り組んで視野を広げましょう!
駿台マニラ校 T.M