日本では受験シーズンに雪が重なると色々大変です。
交通機関に影響が出て試験会場にたどりつけないかもしれない。滑ってケガをしてしまうかもしれない。ベストな状態で試験を受けたい受験生にとってはあまり嬉しい現象ではありません。
地方によりますが、アメリカの五大湖周辺は非常に雪の多い地帯です。今も雪が降っています。気温は夜だと氷点下10℃以下です。日本の豪雪地帯よりはましですが、車に雪が積もってその雪かきをするのが冬の日課です。とにかく生活の上では厄介な存在です。
『止まない雪はない』(?)という言葉はないですが、そんな厳しい冬も過ぎてやがて春が来ます。そのイメージからすると、やはり日本の受験は冬が一番合っているのではないでしょうか。
欧米のような9月入学導入の議論もされていますが、やはり厳しい冬に様々な困難を乗り越えて結果を手にし、喜びの春につながっていく一連の受験の流れ。じっと地中で力をためて、芽を出そうと準備する生物の営みに近しいものがあります。これは日本人の伝統的な季節感とぴったり合うと思います。これが秋入学だと受験の時期が夏になります。なんだかしっくりこないです。
今は大変なことが多いかもしれませんが、その先には希望の春が待っています。受験生のみなさんはしっかり冬を乗り切って、それぞれ満足のいく結果を残してください。
駿台コロンバス校 D.A.