ちょうど雨が降り出したので、雨にまつわる慣用句をChat GPTで調べてみました。
『雨降って地固まる』『雨垂れ石を穿つ』…など、よく知られたものを挙げてきました。ただ、その中に『雨ニモマケズ、風ニモマケズ』も慣用句として出されてきました。あくまでこれは詩のタイトルで慣用句やことわざの類ではないような気がしますが…、AIはそう判断するのでしょうか。確かにどんな困難にも負けない強靭な意思を意味してはいます。
さらに『雨ニモマケズ、風ニモマケズ』と入力して検索すると、本来の宮沢賢治ではなく坂口安吾の詩だと紹介されます。何をどう間違ったのかと思った後、そのまま坂口安吾、とだけまた入力するとなぜか中国語で略歴を紹介する文が出てきます。主要作品に『ヴィヨンの妻』(太宰治)、『万延元年のフットボール』(大江健三郎)、『真夏の方程式』(東野圭吾)などが挙げられています。どういう共通点からの混在なのかは興味深いですが、昨今話題になっているChatGPTの精度はまだまだ怪しい部分が多そうです。
積極的に活用はしていくべきものではありますが、まだあくまで補助的なもので、細かい事項はしっかり確認する必要があると再認識しました。このブログのネタはある意味で提供してもらいましたが…。
コロンバス校
D.A.