TOEFL iBTや英検CBTなど、コンピュータを利用した英語資格試験を受験する人は、早めに英文タイピングの練習をしておくことをおすすめします。海外の学校では、エッセイの課題をパソコンで作成することが日常的ですが、日本の学校では英文タイピングの機会はそう多くないと思います。時間に余裕があるときに、英文の「タッチタイピング」(手元を見ずにタイピングすること)を習得しておきましょう。
日本語タイピングに慣れている生徒でも、英文タイピングは苦手な場合があります。英文では、文頭や固有名詞のはじめを大文字にしなくてはなりませんので、左右にある「Shift」キーを押さえる動作が頻繁に入ります。また、よく使用するキーや字列も日本語とは異なるため、コンピュータテストの受験に支障がないスピードでタイピングするには、事前にある程度慣れておく必要があるのです。
もちろん自己流でもタッチタイピングはできるようになりますが、効率の良いタイピングをするためには、タイピングソフトを使ってホームポジションや、どのキーをどの指でタッチするか覚えることを推奨します。無料タイピングソフトやタイピングのオンラインテストが豊富にあるため、いくつか試して活用してみてください。指の動かし方は数日練習すれば十分覚えることができるでしょう。次に、TOEFLのオフィシャルテキストを用いて、問題文をタイプする練習をしてみましょう。タイピングソフトによっては、延々と簡単な単語を打ち込んだり、TOEFLとはかけ離れた英文をリピートするだけのものもありますので、実践的にTOEFLレベルのアカデミックな英文をタイプする練習をした方が良いでしょう。
ちなみに、TOEFL iBT テストで用いられるのは「QWERTY 配列」の標準キーボードです。ShiftキーやBackspaceキー、Deleteキーなどの位置や大きさが普段使っているキーボードと異なり戸惑う生徒もいるようです。そのため、TOEFLは一発勝負に望みをかけるのではなく、定期的に受験して慣れることが大事です。
(con)
SUNDAI GLOBAL CLUB
03-5259-3217
sgcinfo@sundai-kaigai.jp