うっかりミス。

先日、職場で、ある人の連絡ミスが発覚。

もう済んだことだし、明らかにミスをした人物も
確定していたし、今さらどうもこうもなかったんですが、
今後、同じことが起こらないように、と思って、
一応、本人に、連絡が来ていなかったことを伝え、
どういう経緯でこういう結果になったかを聞きました。

その人は、常に自分は悪くなかったことを
言葉の端々に散りばめながら話してくれ、
最後にこう、言い放ちました。

「ま、ミスは、誰にでもあるよね。」


あのさ、


あのさ、そうだよ、そのとおりだよ。
ミスは誰にでもあるよ。
一生懸命やって、努力して、ぽっかり忘れてた、
ってこと、確かにあるよ。
むしろ、そうやって、必死な時ほど、
周りの何かを見落としてるってことがあるよね。
だけど、その時に、「ミスは誰にでもあるよ」って
言えるのは、ミスをした本人じゃなくて、
そういう一生懸命さを見ていた、
周囲の人間の方なんじゃないの？

本人が、本当に申し訳ない、って感じてこそ、
周りの人が、気にすんな、誰でもミスをするよ、
って言ってくれるんじゃないのか？

自分のミスを棚に上げて言う言葉じゃねぇだろーが！！



・・・と、何気ないこの一言で、
腹の中で、丸一日、激昂していた私。

こんな私を、旧友は、
「親しくなればなるほど、厳しくなるよね。」
と、広い心で微笑ってくれます。


私も、私の親か祖父母ほどの年齢になっても
自分のことを棚に上げてすいませんの一言も
言えないような大人にならないように気をつけます