1977年(昭和52年)12月25日、
喜劇王チャールズ・チャップリンが死去しました。
その時私は、小学生。
その頃はよく、チャップリンやヒッチコックなどの
白黒の映画をテレビで放映していて、
私はチャップリンの映画が好きでした。
でも、チャップリンは昔の人、というイメージだったので、
チャップリンが亡くなった、というニュースを聞いた時には、
「チャップリンって、生きてた人だったんだ」
ということにショックを受けた記憶があります。
当時、森光子さんが出ていた「三時のあなた」の追悼企画を見て、
初めてチャップリンという人の生涯を知りました。
その時、生涯「喜劇」を通して人々の希望だった
チャップリンという人と、
人々を恐怖に陥れた、ナチスの代名詞のヒトラーとが、
産まれたのが4日違いで同じ時代を生きたのだということも知り、
その皮肉な縁の不思議を考えさせられました。
そして、教科書で習った「歴史」としての
第2次世界大戦や、それらの戦争を扇動したナチスという思想が、
決して過去のものではなく、
いまだに私たちの傍に居て、息を潜めているんだ、
と思ったのを思い出しますね。
小説「雪の降る光景」第1章より
「私は、自分のベッドに横たわりながら、ヤヌスという、奇形の双頭神をふと思い出し、その、互いに反対の方向を向く2つの頭にそれぞれ、チャップリンと総統の面影を重ね合わせた。彼らは似ている。しかし、全く似ていない。」
もし良かったら、小説「雪の降る光景」、
カテゴリーから読んでみてくださいね
喜劇王チャールズ・チャップリンが死去しました。
その時私は、小学生。
その頃はよく、チャップリンやヒッチコックなどの
白黒の映画をテレビで放映していて、
私はチャップリンの映画が好きでした。
でも、チャップリンは昔の人、というイメージだったので、
チャップリンが亡くなった、というニュースを聞いた時には、
「チャップリンって、生きてた人だったんだ」
ということにショックを受けた記憶があります。
当時、森光子さんが出ていた「三時のあなた」の追悼企画を見て、
初めてチャップリンという人の生涯を知りました。
その時、生涯「喜劇」を通して人々の希望だった
チャップリンという人と、
人々を恐怖に陥れた、ナチスの代名詞のヒトラーとが、
産まれたのが4日違いで同じ時代を生きたのだということも知り、
その皮肉な縁の不思議を考えさせられました。
そして、教科書で習った「歴史」としての
第2次世界大戦や、それらの戦争を扇動したナチスという思想が、
決して過去のものではなく、
いまだに私たちの傍に居て、息を潜めているんだ、
と思ったのを思い出しますね。
小説「雪の降る光景」第1章より
「私は、自分のベッドに横たわりながら、ヤヌスという、奇形の双頭神をふと思い出し、その、互いに反対の方向を向く2つの頭にそれぞれ、チャップリンと総統の面影を重ね合わせた。彼らは似ている。しかし、全く似ていない。」
もし良かったら、小説「雪の降る光景」、
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