すずりんの日記

動物好き&読書好き集まれ~!

続きます。

2012年07月13日 | ちょっとしたこと
昨日の話の続きなんですが、

私が思わず、友人のAさんに対して

あなたは何のために
生きてるんですか!!


と激怒してしまった、その時の
Aさんの答えは、

「娘のため」

というものでした。

Aさんは、数年前に離婚し、
その時に、成人していた娘に
こう言いました。

「今まで、とっくにうちの家庭は
崩壊していたけど、それを、
我慢して離婚せずにやってきたのは、
あなた(娘)のためだった。
だけどあなたが成人して、
私たちは離婚することにした」と。

それを聞いた娘は、こう言いました。

「私たちの家庭が形だけになっていたのは、
それを一番近くで見ていたんだから、
とっくにわかってた。
だけど、離婚しないで今まで
やってきたのは、それなりに、
あなたたちが選択してきたこと。
それがたとえ不本意であっても。

だけどそれを、娘の私のせいに
するなんて、すごく迷惑。

私のために我慢してきた、なんて
言って、私が喜ぶとでも思ったの?」


私は、Aさんの言葉を聞いて、
その時の、その娘さんの言葉を
思い出しました。

そして、思い知りました。

Aさんが、その時と
何も変わってないことを。

その頃からずっと、
Aさんの口癖は、

「いいなぁ、すずりんさんは。

パソコンができて、元気に働けて。
私があと20歳若かったら、
この病気が無かったら、
夫がもっと良い人だったら、
私がもっとお金持ちだったら、

私の人生はもっと楽しいものに
なっていたはずなのに。

娘にとっても、
良い母親になれたはずなのに・・・」


Aさんは、その時からそう言い続けて、
後悔し続けて、他人を羨み続けて、

そしてそれを言い訳にして、
誰でもない、自分自身で、
自分に不幸のレッテルを
貼り続けて、何1つ、
壁を打ち破らず、正面から
戦いを挑まずにきました。

だから、何も変えられずに
今に至ってしまった。

パソコンだって、あの時に
始めていれば、何か覚えることも
できたでしょうにね。

今のAさんにとっては、
どんなひどい災害で家族を失った人も、
病気で余命幾ばくも無い人も、
自分の不幸にはかなわないと
信じて疑わないんでしょう。

私は、苦労が多いこと=不幸ではないし、
Aさんのことは、全く可哀想とも
思いません。

可哀想なのは、前進しないことです。

コメント
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