会員登録している教育関係のサイトで、
プレゼントの抽選で当選して
この本が送られて来ました。
インクルーシブって、「包括的な」
という意味だ、と大学の勉強で
知ったんですが、
本当は、インクルーシブ教育を
実現させるために必要なものの1つが、
特別支援教育だと思うんですよね。
それが、なんだか、特別支援教育が、
障がいのある子を健常者の子と
分けるためのものになってしまっている
のが、悲しいですよね。
1つのクラスに数人いる、
障がいのある子が、この集団の
中にいる意味はなんだろう、
と、よく思います。
障がいのある子が集団に慣れることも
もちろん必要だと思いますが、
集団である子どもたちが、
普通に、クラスメイトとして、
「何か困ってない?」
「何か手伝えること無い?」と
声をかけることを学ぶチャンスを、
大人が率先して手を出してしまって、
潰してしまっているように見えます。
大人があまりに先に先に
手を出してしまうと、
周りの子どもたちは、
「この子には先生がいるから
自分は声をかけなくても良いんだ」
と思って、無視するように
なってしまうし、障がいのある子も、
「自分は出来なくて当然」
「自分は、誰かに助けてもらわないと
何も出来ない存在だ」と思って、
自分から声を上げずに、
大人が助けてくれるのを
待つようになってしまうんですよね。
お互いに、障がいがあっても無くても、
同じクラスメイトとして
いろんな思い出を作って、
その思い出の1ページに
一緒に写っていることが、
どれだけ素晴らしい体験になるか。
学校は、教員は、
算数や国語で難しい計算や漢字を
教えるのが目的じゃなく、
それらを通して、お互いが、
共に学び共に生きる存在であり、
誰一人として独りっきりで
生きることはできない
ということを、大人も一緒に
学ぶ中で成長していくためにあるのだと
いうことを、毎日噛み締めて
いかなければいけない。
私は、そう思います。
興味のある方は、ぜひ一読を。