以前載せた、宮口幸治さんの本、
「ケーキの切れない非行少年たち」の
続編にあたる本です。
「普通の人」とか、「普通の考え」
とかって、何なんでしょうかね。
子どもが加害者になる事件が
起こるたびに、ニュース番組を
報道している大人が、
「大人の責任もありますよね」
と言っているのを見ると
すごく腹が立ちますね。
「大人の責任『も』ありますよね」
の『も』は、「ほとんど、罪を犯した
加害少年の能力の低さや
生まれ持った悪い気質のせいだけど、
多少は周りの大人の努力が
足りなかったかもしれない」って、
大人が大人を擁護している、
『も』でしょう?
『も』じゃなくて、
『が』じゃありませんか?
「大人に責任『が』ある」んですよ。
私も含めた、大人全員に、です。
子どもには罪は無いんです。
子どもたちが生きづらい社会を
作ってしまっている、
子どもたちに、「イジメはダメ」
と言いながら子どもたちの集団の
カーストの一番上にいて、
子どもたちを、大人のご機嫌とりに
させてしまっている、
そんな大人たちが、一番子どもたちを
護らなきゃいけない、教育の現場でも
たくさん居るんですよ。
ぜひ、たくさんの大人に
読んでもらいたい本の一冊です。
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