すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

ぎゅっ(バックナンバー)

2007-04-11 22:45:11 | じいとんばあ
    ぎゅっ

 何だかとても愛しくなって
 思わず ぎゅって抱きしめてしまう
 あなたは決まって 笑って抱きしめ返す
 まるで孫や子供にそうするように
 頭を撫でてくれる

 抱きしめられてるのは
 たぶん 私の方
 そんなあなたの真っ直ぐな思いに
 甘えているのは 私の方

 それでも やっぱり
 ぎゅってしてしまう
 あなたのために 何かしたい
 そして
 あなたのぬくもりが
 私を支えてくれている


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愛は地球を救う号

2007-04-11 00:29:21 | ひとりごと
 本日第一回目の訪問入浴を迎えた。ご存じの方もおいでとは思うが、一応説明したい。 訪問入浴は自宅の浴槽を使う場合と、訪問入浴車の浴槽を使う場合がある。立地条件や自宅の居住環境など様々な事情で変わるが、大体は後者である。
 訪問入浴車はその中に浴槽などがばらばらで積まれており、車そのものにお湯を入れて運び車で沸かすことが出来るのだ。そして、ばらばらの浴槽やホースや諸々をスタッフが自宅まで運び、自宅の部屋まで運んで組み立てる。(コマーシャルとかで見た人もいるだろうが、山道で車が入らない場所など、かなり重いこれらをうんせうんせと運ばなければならない)ベッドのそばにスペースがあれば、ベッドから「せーの」で、浴槽に入れる。専用のネット(ハンモックのようなもの)があり、その上に横たわる。ゆっくり湯船につかり、身体を洗い、シャワーで流す。排水は長いホースで屋外まで運んで捨てる。
 うちの「愛は地球を救う号」は、ホームに温泉が出ているため、運ぶのも「温泉水」である。だから、自宅にいながらにして温泉に入れるのだ。湯冷めがしにくく好評である。
 一人訪問入浴が終わると、一度会社に戻り、浴槽類をすべて洗浄し消毒する。お天気なら天日干ししてから、次にまたお湯を溜めて出発する。結構手間である。
 さて、我が家に今日「愛は地球を救う号」がやってきた。父の体調もよく、寝室の隣の部屋に浴槽をセットして入浴した。ナースによるバイタルチェックの後、いよいよ入浴。寝てはいるお風呂は初めてで、とまどいもあったようだが、スタッフの丁寧な応対と「温泉」の気持ちよさで、父の感想は上々だった。母も大変喜んでいた。スタッフも普通の入浴だけでなく、父は腹膜透析のチューブが入っており、その出口部の消毒とガーゼ交換もある。担当ナースは初めての経験(腹膜透析)だったようだが、手際よくこなしてくれた。
 母が用意したお茶類は「仕事ですので」と遠慮されたらしい。(ちなみに私が訪問入浴に行っていたころは、いただいていた。一応お断りするのだが、田舎は田舎の流儀があり)
 何にしても、好スタートだった。次回を家族共に楽しみにしている。
書いているうちに、昨日の話になっちゃった・・・。


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