昨日、親友ナースと年若い友人と3人でお出かけした。二~三ヶ月に1度の観劇である。お芝居は面白く、ランチも美味しかった。そこまでは良かったのだが・・・。
昼過ぎから何だか嫌~な感じの頭痛がしていた。
「頭痛い・・・。」
「何か(霊)乗っとんちゃうん?」
「そうかも~。」
などと言っている内は、まだどうということもなかったのだ。けれど、そのうちどんどん肩と頭が重くなってきた。次第に無口になっていく。
「ことうないん(大丈夫なの)?薬飲む?」
こんな事まで仲良しでなくてもいいのだが、彼女たちも頭痛持ちで誰かは常備薬を持っている。しかし、残念ながら私は頭痛のひどいときは、薬を飲むと必ず嘔吐する。だから飲めないのだ。
「あかんわ。絶対吐く・・・。」
それから車での帰り道、3カ所のパーキングなどでトイレタイム。ひたすら吐いた。吐いてしまえば、かなり楽になったが、それでもくらくらしていた。
「どうする?帰りに病院寄って点滴してもらう?」
親友ナースはそう言ってくれたが、断った。
「いかん。父ちゃん心配する。わけなく遅くなるって言えんし、言うたら母ちゃんも心配するけん。」
「ほう?ほんなら帰るけど、なんかあったら電話しないよ。」
そんな私が吐いている間に、友人たちは私の勤務の交代要員を探してくれていた。実は今日は4時半起きの予定だったのだ。さすがに無理だろうと、日勤と交替できるように段取りしてくれた。
家について、キヨちゃんにばれないようにこっそりと着替え、トイレに向かった。
そこへ気配に気づいたキヨちゃんがやってきた。嫌な予感がした。気配で気づくと言うことは寝ていない、何かあるということだ。
「もんとん?(帰ってる?」
「うん。ごめん、寝よるか思うて声かけなんだ。」
「父ちゃん、夕方せこかってな(体調悪くて)。顔が真っ黒になって・・・。」
「え!ほれいかんでえ!何か詰まったん?」
「いや、ほんなんでない。熱もないし、血圧も普通やし、血糖値も悪うない。脈は速かったけど・・・。しばらくしたら、顔色もんたけん。」
「ほんな時は電話せな。」
「ほなって、びっくりして飛ばしたら、車で事故するかもしれんでえ。お前まで怪我したら、母ちゃん心細うておれんなる・・・。」
父の寝室に行くと、落ち着いている様子で安心した。声を掛けると
「ことうないぞ。遅かったな・・。」
と言った。
「何かあったら起こして。」
体調の悪さと、心配でなかなか寝付けなかった。幸い父も変わりなく、私も何とか仕事には行けた。
職業柄病気は出来ない。そして、自宅で介護をするものはもっと病気は出来ない。とはいえ、人間だから病気する。出来るだけ元気でいることが条件だ。支えてくれる周りの人や家族の協力がない人は、きっとこんな些細なことで自分を追いつめてしまうのだろう。
今夜、私の不調を知らないキヨちゃんは、大好物のカレーを作って待ってくれていた。心と胃にちょっと重いカレーだった。
ここをクリックしてお立ち寄りください。
昼過ぎから何だか嫌~な感じの頭痛がしていた。
「頭痛い・・・。」
「何か(霊)乗っとんちゃうん?」
「そうかも~。」
などと言っている内は、まだどうということもなかったのだ。けれど、そのうちどんどん肩と頭が重くなってきた。次第に無口になっていく。
「ことうないん(大丈夫なの)?薬飲む?」
こんな事まで仲良しでなくてもいいのだが、彼女たちも頭痛持ちで誰かは常備薬を持っている。しかし、残念ながら私は頭痛のひどいときは、薬を飲むと必ず嘔吐する。だから飲めないのだ。
「あかんわ。絶対吐く・・・。」
それから車での帰り道、3カ所のパーキングなどでトイレタイム。ひたすら吐いた。吐いてしまえば、かなり楽になったが、それでもくらくらしていた。
「どうする?帰りに病院寄って点滴してもらう?」
親友ナースはそう言ってくれたが、断った。
「いかん。父ちゃん心配する。わけなく遅くなるって言えんし、言うたら母ちゃんも心配するけん。」
「ほう?ほんなら帰るけど、なんかあったら電話しないよ。」
そんな私が吐いている間に、友人たちは私の勤務の交代要員を探してくれていた。実は今日は4時半起きの予定だったのだ。さすがに無理だろうと、日勤と交替できるように段取りしてくれた。
家について、キヨちゃんにばれないようにこっそりと着替え、トイレに向かった。
そこへ気配に気づいたキヨちゃんがやってきた。嫌な予感がした。気配で気づくと言うことは寝ていない、何かあるということだ。
「もんとん?(帰ってる?」
「うん。ごめん、寝よるか思うて声かけなんだ。」
「父ちゃん、夕方せこかってな(体調悪くて)。顔が真っ黒になって・・・。」
「え!ほれいかんでえ!何か詰まったん?」
「いや、ほんなんでない。熱もないし、血圧も普通やし、血糖値も悪うない。脈は速かったけど・・・。しばらくしたら、顔色もんたけん。」
「ほんな時は電話せな。」
「ほなって、びっくりして飛ばしたら、車で事故するかもしれんでえ。お前まで怪我したら、母ちゃん心細うておれんなる・・・。」
父の寝室に行くと、落ち着いている様子で安心した。声を掛けると
「ことうないぞ。遅かったな・・。」
と言った。
「何かあったら起こして。」
体調の悪さと、心配でなかなか寝付けなかった。幸い父も変わりなく、私も何とか仕事には行けた。
職業柄病気は出来ない。そして、自宅で介護をするものはもっと病気は出来ない。とはいえ、人間だから病気する。出来るだけ元気でいることが条件だ。支えてくれる周りの人や家族の協力がない人は、きっとこんな些細なことで自分を追いつめてしまうのだろう。
今夜、私の不調を知らないキヨちゃんは、大好物のカレーを作って待ってくれていた。心と胃にちょっと重いカレーだった。
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