すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

灯篭無事に

2009-08-02 20:40:04 | ひとりごと
 盆灯篭の火入れ(火灯し)が無事に終わった。昨夜は早めに布団に入ったが気になってなかなか寝付けなかった。ようやくうつらうつらし始めたところへ、くろべえの障子パンチ連打の攻撃。無視していたがその音でせっかく寝ていたリュウが起きて「クンクン」言い始めた。まったく・・・。
 それらをクリアしたら、3時に醤油の匂いで目が覚めた。時間が時間なので火の消し忘れかと飛び起きた。どうやらキヨちゃんも気になって寝付けず、2時半から起きて煮しめを炊いていたのだ。おいおい・・・。
 それから4時半に私も起き、掃除を念入りにしてリュウのベッドやおもちゃごとリュウは庭へ。今日はお客が出入りするので、勝手口とはいえ犬がいるわけにいかず、食べ物もあるので毛がないようにいつも以上に気をつけて掃除した。
 さみしがり屋のリュウはそれからずっと泣き通し。庭が走れるしいいと思ったのだが、試しに裏口につないだら落ち着いた。うちの子はナイーブなインドア派だ。
 親戚のおばさんがみんなに配るお団子を作ってくれたので、箱詰めして手土産用にした。キヨちゃんはお昼用にそうめんを作る。父にはお料具。仏様用にお食事のお膳を作る。全部蓋がついているが、不思議と小さかったり大きかったりする。これをご住職が蓋をあけて箸をご飯に刺して、仏さまの方へ向けてくださる。
 ちなみにご住職の受け売りだが、盆灯篭とは初めて冥土から戻る仏さまの目印、まあ灯台のようなものかしら・・・である。お迎え火を焚くのも仏様が戻るようにだが、初めての人は帰り道が分からないので灯篭に火を入れて「我が家」の位置を知らせるのだそうだ。
 だから灯篭を用意し、ご住職がお札を貼って火をともす。(昨日の写真との違いわかるかな)帰る時も自分の家の灯篭の日を振り返りながら冥土へ旅立つのだそうだ。
 もちろん今は「火」も電気である。うちの場合ろうそく型の電球が入っている。乾電池式である。これからお盆の間ずっと火をともし続けるのだがご住職が
 「乾電池は持たないから、別の電球をコンセントからつなげるほうがいいですよ。」
と言われた。でもそれように売ってるのだから、そこそこは持つだろう・・・と思ったが甘かった。なんと4時間しかもたない。たまたま乾電池が古かったのかと思ったが、3回目の交換でさすがにまずいと思った。うちの乾電池がなくなるし、このペースでは追いつかない。買いに行く暇もない。
 そこで家にあった電気製品を分解し、電球をつないでみた。まあ何とかなるものだ。
 父ちゃん、こんなんでごめんよ。ちゃんと帰ってきてな。


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コメント (4)
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