すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

神に召されるタイミング

2010-02-25 22:38:04 | ひとりごと
 人間いつかは死ななければならない。以前ブログで紹介した「お鯉さん」のように100歳まで現役で、前日までお稽古をして朝目覚めないなんて大往生は、望んだって出来るものではない。
 勿論、不慮の事故で亡くなったり事件に巻き込まれたりで亡くなるのは無念だし、苦しい闘病をした人や生まれてすぐ亡くなる命もある。そう考えれば亡くなるタイミングを望むのは贅沢なことかもしれない。けれど・・・。
 昨日フィギュアのジョアニー・ロシェット選手の演技を観ながら、この晴れ舞台を観ることなく亡くなったお母様の無念さを思った。なんて精神力だろう。立っているのも辛いだろうに、見事にノーミスで71点を取った。糸が切れて泣き出す彼女が痛々しかった。亡くなってしまうことは避けられない。だがせめて娘の晴れ舞台を観たいと駆けつけていたのだから、せめて観てから逝かせてあげたかった。
 開会式前に練習で亡くなったリュージュの選手も、危険と隣り合わせの競技とはいえ、せめて本番の舞台で滑らせてあげたかった。
 贅沢なことだとは思うのだけど、どんな亡くなり方をしたって家族に納得はないのだけれど、sれでも・・・。

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コメント (2)
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