すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

介護~お勧めの本

2010-09-05 21:18:59 | ひとりごと
 先月だったか、取っている新聞に載っていたエッセイが目に留まった。それはお舅さんを明るく介護しているもので、文章が面白かった。
 そう思っていると、うちの所長が
 「ずいぶん前に買った本だけど、すずちゃん読む?新聞にも載ったし。」
と本を貸してくれた。
 田辺鶴瑛さんの「ふまじめ介護」である。講談師の田辺さんは、実に今までに3人の介護を体験している。その経験を基に今介護をテーマにした講談をしているらしい。
 すばらしいな・・・と思ったのは、実に正直に書かれていることである。私も介護についてこうしてブログを立ち上げていても、言えない本音は山ほどあり、また「ええかっこしい」の部分もある。
 ところが、この方はいいことも嫌なことも実に正直に書かれている。きれいごとだけでは決して介護は出来ない。その事を知っているからこそ書けるのだろう。
 しかも、決して暗くない。下手をすると「不謹慎」と言われそうな切り口もあるが、その潔さに感銘を覚えた。
 わずかながら在宅介護の経験もあり、介護の仕事を生業としているが、読んでいて恥じ入ることが多かった。そして改めて再確認をさせていただいたこともあった。
 とても読みやすく楽しい本になっているので、是非お勧めしたい。

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コメント (3)
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