すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

芸術品

2011-04-04 22:22:21 | ひとりごと
 先日以前担当していたお宅を訪ねた。担当様はもうお亡くなりになっているのだが、その方の奥様の認定調査だった。奥様はまだまだお元気で、安心した。
 その家のご家族とも久しぶりにおじいちゃんの話などをしていたが、帰り際お嫁さんが
 「子供の頃はこういう手作りのおもちゃが当たり前だったんよ。懐かしくて兄にねだって作ってもらったの。」
と木で出来た人形を見せてもらった。
 U字型に曲げた木に糸を2本通して、そこに人形が付いている。曲げた木をつまんだり離したりすると、人形が鉄棒をするように動く。(動画で観てね)とてもいい出来だった。動画を撮りながらだったので、うまく動かせなかったのが残念。
 そういえば、私も子供の頃はじいちゃんに手作りのおもちゃを作ってもらっていた。細い竹で鉄砲を作り、この辺りでは「群青の実」と呼ばれている草の実をつめて飛ばした。また男の子は自分で竹とんぼなどを作っていたものだ。
 懐かしいなあ・・・と思っていたら、今度は息子さんが手作りの「箸立て」と「爪楊枝たて」を出してきた。竹を薄くそいで、間にこれも薄くそいだ竹ひごを編みこんである。細かい作業である。
 「作ってはみんなにあげよる。」
と私にくださったのだ。
 本当はいただきものなどしてはいけないのだろうが、せっかくの芸術的な作品をお断りするのも失礼かと、遠慮なくいただいてきた。


 デイサービスに来て是非教えてくださいとお願いしてきた。難しいだろうけれど、造りたいと思う人もいるはずだ。素敵でしょ?

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コメント (5)
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