すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

それでも好きなフィギュアスケートだから・・・

2011-05-01 22:24:57 | ひとりごと
 世界フィギュアが終わった。今回は不思議なことが多かった。アイスダンスとエキシビション以外では禁止されているボーカル入りの曲は減点対象だが、私が見る限り男女2選手で使われており、減点も無かったらしい。前にも書いた減点すべきところでの加点も何かの手違いにしては痛すぎる。
 最近すっきりしないことが多すぎる。仕事でもそれ以外でも、間違った事がまかり通りすぎだ。だからこそスポーツくらいはクリアでいて欲しい。お相撲だって早く始まってくれないと、お年よりはすごく楽しみにしているのだ。
 色んなことがあるのだろう。国であったり、スポンサーであったり、マスコミであったり。でも割りを食うのはいつだって選手自身だ。持ち上げられたり、こき下ろされたり。
 こういう時、NHKはいいなと思うことがある。あまり装飾もなくシンプルにリアルタイムで試合を流してくれる。先入観なく見られるのがいい。
 過去にフィギュアが6点で採点されていた頃、ジャッジは国の名前で出ていた。冷戦時代、当たり前のようにアメリカの選手にソビエトは低い点をつけたし、その逆も当たり前だった。だからなのか一番高い点と一番低い点はカウントされないシステムだった。
 そんな国の事情で振り回される選手が気の毒だったし、子供心に嫌だなあと思っていたが、今思えば逆に潔かったのかもしれない。だれがどう採点したのか分からない匿名性に隠れて、今のジャッジは気持ち悪い。ネットでの酷過ぎる書き込みも同じだ。
 今回、気になることや気持ちの悪い事は多いけれど、だからと言ってキム・ヨナ選手に対して罵倒する書き込みは、同じ日本人として恥ずかしいと感じる。彼女のスケーティング・スキルが素晴らしい事は事実だ。人間だもの好き嫌いもあるだろう。実際私だって、贔屓の選手はいるし、好みでないスケーターもいる。でも、でも・・・。
 やっぱりそれでも私はフィギュアスケートが好きだ。だから、どうか公正であって欲しい。そして、間違った事を間違っていると発言する以上の悪態は控えて欲しい。何より、選手たちは決して言い訳しない。靴の壊れた高橋選手だって
 「自分のミスです。」
と言い切った。これを言うのは辛かったと思う。でもかっこいいなと思った。
 エキシビション。真央ちゃんのいない舞台は寂しかった。乗り越えて、もう少し太って帰ってくれることを待っていよう。安藤美姫選手のアンコールの「レクイエム」にはやられた・・・。迂闊にも泣いてしまった。
 がんばろう日本。ひとつになろう日本。これは日本人だけがひとつになって頑張ればいいのじゃないはずだ。

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コメント (2)
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