11月2日。ピンクの義弟が急に田舎に来る事になった。大阪の老人ホームを訪ねたのが、今年の7月の事だ。脳梗塞の後遺症があり、大正7年生まれという事もあり、法事などがあっても帰郷は難しいと思っていた。
何でも、以前戻った際に向かいの山に林道が抜けているのを覚えていて
「あの道を通って国見山まで行きたい。」
と言い出したらしい。
もっとも、林道は途中までであり国見山には行けないのだが、いくら家族が説明しても聞かなかったという。
そこで、本人が納得するところまで連れて行くことになったらしい。ついでに、親戚にもあったり墓参りもしたいとの事。朝早くに大阪を出て、田舎には泊まらず帰り道の途中で宿泊すると言う。
幸い私も休日だったので、キヨちゃんと二人でピンクの家に行った。すると、おじさんは思ったよりも早くに着いた。何でも寄り道していたら時間が過ぎ、林道を走ってからでは遅くなるので先に着たとの事だった。
久しぶりに会ったおじさんにも、彼のことを報告した。あの夏、実は彼とデートだったのだが、あの時点ではまだキヨちゃんにも内緒だったので、おじさんに話せるわけはなかった。
報告するとおじさんはとても喜んでくれて
「早く結婚して子供作れよ。」
と言った。
「さすがに、おっちゃん、すずも無理だよ。」
と笑った。
しばらくは私の実年齢を理解していたおじさんだったが、少しすると
「お前が大学行っているのは知ってるが、何年生になった?」
と言う。おじさんの時間は時々こうして迷走する。
その後、おじさんたちは向かいの山に行って、向こうから手を振るのだと言っていたが、結局はその後の道のりで時間が過ぎ、暗い山道を行く事はやめたらしい。
その代わり、またあの山に行くという目標が出来た。そして、私の結婚の際にも来てくれると言ってくれた。そう、元気で必ず来ていただきたい。精一杯皺を隠して、花嫁姿を見せるからね。
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何でも、以前戻った際に向かいの山に林道が抜けているのを覚えていて
「あの道を通って国見山まで行きたい。」
と言い出したらしい。
もっとも、林道は途中までであり国見山には行けないのだが、いくら家族が説明しても聞かなかったという。
そこで、本人が納得するところまで連れて行くことになったらしい。ついでに、親戚にもあったり墓参りもしたいとの事。朝早くに大阪を出て、田舎には泊まらず帰り道の途中で宿泊すると言う。
幸い私も休日だったので、キヨちゃんと二人でピンクの家に行った。すると、おじさんは思ったよりも早くに着いた。何でも寄り道していたら時間が過ぎ、林道を走ってからでは遅くなるので先に着たとの事だった。
久しぶりに会ったおじさんにも、彼のことを報告した。あの夏、実は彼とデートだったのだが、あの時点ではまだキヨちゃんにも内緒だったので、おじさんに話せるわけはなかった。
報告するとおじさんはとても喜んでくれて
「早く結婚して子供作れよ。」
と言った。
「さすがに、おっちゃん、すずも無理だよ。」
と笑った。
しばらくは私の実年齢を理解していたおじさんだったが、少しすると
「お前が大学行っているのは知ってるが、何年生になった?」
と言う。おじさんの時間は時々こうして迷走する。
その後、おじさんたちは向かいの山に行って、向こうから手を振るのだと言っていたが、結局はその後の道のりで時間が過ぎ、暗い山道を行く事はやめたらしい。
その代わり、またあの山に行くという目標が出来た。そして、私の結婚の際にも来てくれると言ってくれた。そう、元気で必ず来ていただきたい。精一杯皺を隠して、花嫁姿を見せるからね。
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